中古は娘に譲り、娘の意を汲んだ車にしようと近場のトヨタに行った。ニッサンからトヨタへ。”車種変更は強力な値引き交渉になると”私は思った。娘は値切り交渉を若者特有の強引さでバンバンやり通した。先方は営業を越えて身についていると思える笑みを絶やさず丁寧に対応した。アレから3年経ち車検を迎えた。
バッテリーが上がったりで、車使用の頻度が下がった我が家の事情も承知だったせいか、見積りには軽自動車への買い替えプラン迄付け足してあった。車検日も近づき”走行距離も少ないし費用も抑えたい”と申し出ると、2回目の見積書を持って急遽訪問を受けた。買い替えは消え、極力抑えたプランで再度のチェックで不要の項もと指した。(川沿いの水仙)
最初から担当している〇〇氏は購入時と変わらぬ笑顔を称えていた。「ご免なさいね。娘も米国で派遣としてトヨタで通訳をしているの。厳しくて何時解雇されるか解らないそうよ」と伝えると「そうなんです。国内外で売れず厳しいんです」と玄関先で言う。「近くアメリカに行くし、少々の応援も必要だから」と返すと尤もと肯く。頑張りましょうも相応しくなく”堪えましょうね”と頷きあった。