トロント発の金星物語が発端だった。「今月今夜のこの月を見て!上弦の月の右斜め上に金星が見えます。これはオスマントルコがローマを滅ぼした時出ていた形と同じで、イスラム諸国の国旗にはその象徴として付いています」とあった。知人の考古学者が、退職パーティ先で参加者を外(-15度)に連れ出し解説したという。
重ねて小メンバーにも追信された。「昨夜見た月は雪の上でしたが、あの夜ハーモニカ伴奏で歌った”月の沙漠”も思い出しましたよ。砂ではなく沙なんだと解説しましたよね」 一日遅れのメンバーの返信の後「イスタンブール、札幌、トロントはほぼ同緯度にあるけど、東京は5度ぐらい低いから、トルコの国旗とはズレていた?昨夜は戦いの後疲れた兵士達も同じ月を見ていたカナとロマンチックな気分になって・・」とあった。
一日遅れのメールは犬の散歩時いつも明星を見てると言い、最近読んだ本との関連性を語っていた。スッカリ前回同様皆で集まって語ってる気分になって、殺していたつもりがニヤニヤ笑いが出てとか、多忙な女史は、子供の頃もらい湯の帰り母と夜空を仰いだ。夜空は大好きでよく見るという。程なくSkypeで顔を見ながらのお喋りになるといいね!と賑やかに空を駆け巡ってのお喋りは広がった。