玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

ハナミズキが開花した

2007年04月14日 | ねったぼのつぶやき

 1週間の留守の間に上水の芽吹きは勢いづき、その下をお迎えに来た母親と一緒にピカピカの1年生がランドセルを揺らして下校している。妹や弟を乳母車に乗せた母親の歩調もユッタリとして、母親どうし語らう表情はイズレも晴れやかに見える。

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 木立の中からはウグイスの鳴き声が例年になく多く聞かれる。あまりの鳴き声に歩行中木立を仰ぎ見る人や、指さす人もいて昨日は指差す方向に小さな姿を見つけた。遠目で色、形までは見えない。警戒心が強く「声はすれども姿は見えず」で、別名春告鳥とも呼ばれている。

 庭先のアメリカ・ハナミズキも、白の花弁は蕾で固いがピンクの花弁は日毎に増える。この花は日本からアメリカに桜を贈ったお返しと聞いた。1つ年長の庭師は珍しいのでと言いつつ小さい苗木を植えた。手入れしていた彼が没して1年たち、アレから30年過ぎて大木になった。公園、街路樹、家庭で多く見掛けるようにもなった。秋の赤い結実も捨て難く2度楽しめる木である。 

コメント
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