
巨木大好きな私。香川に戻ったらぜひ見物したい巨木があった。その木は島に立っている。義姉より「ウバゆりの季節が最高」と聞き、去年ウバゆりの開花情報が三豊市観光交流局のWebサイトに載るのをチェックしてたらば、「ウバゆりは見頃を過ぎました」と投稿された。なぜに見頃に投稿しなかったんだ〜!と愚痴っていたのを義姉は覚えていたようで、義父の法事の時に誘われた。それが4月10日でした。
目的地が島なので、まずは船の出発時刻を確認。8時30分発宮下港とあった。ちなみに、目的地の志々島へは須田港発粟島経由志々島行きという別の航路もある。出発の港が別なので注意なのだ。
ところで、近頃香川県は瀬戸の島々推しのようで、今月4月号の「みんなの県政THEかがわ」には志々島が表紙&冒頭特集だった。みんな綺麗なものが見たいと思う。船が混むのではないか?と事前に義姉に訴えておいたのが功を奏した。というのも、待ち合わせが宮下港だったのだけど、向かってる途中で先に到着した義姉より「お客さんが一杯で残り二人しか乗れないって」と電話が来た。幸い義姉は既に現場にいるので、私たちの乗船を取ってくれたので無事に乗れたけども。気候のいい時期に志々島に行こう!と思う人は、早めに到着するのをお勧めします。ちなみに、臨時駐車場が周辺にいくつもあるので、車が停められないという事態は幸いない。
8時過ぎに宮下港に到着。なるほど乗船希望の客が多い。どうも団体がいるらしい。ちなみに、粟島汽船の最大乗員は70名ほど。まあ、志々島は本来の住民はわずか10名ほどなので、70名でも過剰なんだろうけどね。船は積み残し客が出た模様。義姉のおかげで無事に乗船出来てよかったよ。
乗船時間15分適度で志々島に到着。では早速〜と行きたいところだけども。トイレに行きたい。なぜって、観光客が使えるトイレは港の近くの1箇所にしかないのだ。

島の古い街並み。ここは営業してるのだろうか?

なんかあった。休憩処くすくすという施設前に並ぶカカシと漁具で作られた何か?アンパンマンが描いてある。
トイレは1箇所だけども。1個しかない。わかり易く言えば、女性用は和式便器が1個だけ。並ぶ。本当は乗船前にトイレに行けるハズだったんだ。港に隣接するマリンウェーブで借りるつもりだったんだ。無理だったんだ〜。
お待たせ!ではスタートです。

おおう!すぐに急な石段が。頭の上にはまだ桜が咲いていた。今年の桜は近所の公園でちらっと見ただけなので、とても嬉しい。義姉が浮かれてる私を撮影してくれた。

うん、急坂。こんなことだろうと、3月26日にギックリ腰を発症したばかりなので、念のために杖を持参して大正解だった。ちなみに、杖を持ってない人は、登り坂に差し掛かる前にレンタルの杖があるので借りるのをお勧めします。上の画像からしばらくはまだ石段でしたが。その後は土の上り坂になりますよ。
石段は右に90度曲がる。

そこで見つけた可憐な野花。これはタツナミソウではなかろうか?相模原時代、相模原中央緑地(別名:木漏れ日の森)で初めて見た。その時はもう盛りが過ぎており、綺麗なタツナミソウを見たいなと思い叶わなかったんだよねえ。まさか志々島で見えるとは!感動するな。
ところで、タツナミソウは坂道の左に生えてます。しゃがんでないの。斜面が急なので、左は目線。右は崖という状態です。

ゼーハーと息が上がる私に義姉が休憩を取ってくれた。ちなみに急坂にベンチが置いてあり、ありがたく使わせていただいだ。眺めは最高。
ところで、上の画像左下あたりに墓石がありますよね?実は島民方のお墓なのですが。
船着場近くに珍しいものが並んでた。

急な坂道をしばらく。5叉路に出た。右へ行くと天空のお花畑。まっすぐ降ると樹齢1200年の大楠。左へ行くと楠の倉展望台。ちょっと左後ろに細い上り坂があって、これを登ると横尾の辻という見晴らしスポットだそうで。
どれから行く?と聞かれても〜。「展望台から大楠は見えますか?」と義姉に尋ねれば。「見えない。けど瀬戸大橋は見える」とのこと。ならば!展望台から。

展望台に向かう途中で視界が開けていて。十分綺麗。
ちなみにこの辺りはもうすぐすると紫陽花が綺麗なとこらしい。訪問した4月10日は既に見頃過ぎの水仙が並んでた。

あ。白花たんぽぽ。坂が急だと足元にあるはずの野草が見やすいなあ。

展望台に到着。うまくやれば、窓が額縁で写せそう。

上の画像は明度を調節してあります。だって、裸眼では見えた瀬戸大橋が画像では写ってても見えづらかったのだもの。水平線あたりにうっすら瀬戸大橋がかかってるのだけれど分かります〜?あ。ちなみに、手前にちらほら咲いてるのはマーガレットです。見頃までもう少し。
さて出発。実は5叉路まで戻らずとも、展望台の裏には大楠に降りれる細い道があるのです。けどここは急坂です。困る人向けにロープが貼ってあるで、伝い歩きで降りましょう。私は右手に持つ杖を使いノロノロ歩きで降りました。こんなこともあろうか?と。足指は液バンで固めてギックリ腰からまもない腰から太ももにかけて温湿布を貼り付けてきたのですよ。備えあれば憂いなし!というの。違う気もするけども。やり過ぎか?と足指にカットバンを巻いてこなかったのを後悔する程の土の坂道です。
そして!元から手作りの坂道と思われる道の両側はイノシシが掘り返した跡と思われる荒地になってた。どうも最近海を泳いできた個体が志々島を荒らしてるらしい。はよ捕まえなきゃ!被害が拡大するわ。
坂道をぼやきつつ慎重に降りる。足元にキランソウらしき群落が広がってるのだけれど。危なくてしゃがめん!泣く泣く撮影を見送る。
あ!ようやく!念願の〜!!!!

明日は大楠を紹介します。これが見たかったのだ。
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