高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

オトコヨウゾメの実

2009-11-08 06:29:18 | 樹木
都立野山北・六道山公園で出会った綺麗な赤い実であるが、調べるとオトコヨウゾメ(男ようぞめ)であった。愛用の高尾山のハンドブックにも載っているが、まだ高尾で見たことはない。ガマズミ(莢迷)の仲間で実が垂れ下がるのは、このオトコヨウゾメだけである。ヨウゾメはガマズミの別名で、本種の果実は苦くて食べられないので、頭に男が付いたようである。つまり食えないのは男ということであろうか。
食えなくとも、画像が1枚ではさびしそうなので、きのう八王子市にある都立小宮公園に出かけた。この公園にオトコヨウゾメがあるのは、ネットで知っていたのだが、いくら探しても見つからない。ついに管理センターの職員に「男****は何処か」と聞くことになった。公園の隅にあった、でも目的の実はなく葉だけである。木が生えている場所がわかったので、来年の春はこの木に咲いた花を撮ろうと、自らを慰めながら帰ってきた。


(都立野山北・六道山公園のオトコヨウゾメの果実)

 
(都立小宮公園にあったオトコヨウゾメの葉)

男ようぞめ/スイカズラ科/ガマズミ属。
山野に生える落葉低木。
葉は広卵形~長楕円形で、粗い鋸歯がある。枝先から散房花序を出し白い花を付ける。果実は楕円形で秋に赤く熟す。
名前の由来:中部地方でガマズミをヨウゾメと呼ぶが、こちらは食べられないことで男が付いた。
花期5~6月。
(都立野山北・六道山公園)
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コメント (6)
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