高山で見るナナカマド(七竈)の真っ赤な紅葉は素晴らしい。でもその紅葉が見たくて庭に植えると、これは期待外れで、高山で見た鮮やかな紅葉は見ることができない。
東京薬科大学に行く途中にあったナナカマドは、珍しく街路樹として植えてあったが、オレンジ色からやや赤い葉もあるが、平地としてはまあまあの色である。都会のナナカマドということで、背景にあえて高層マンションを入れて撮って見た。
山地の林内に生える7~10mのバラ科の落葉高木。
葉は羽状複葉で互生し、小葉は長楕円形または披針で重鋸歯がある。枝先に複散房状の花序を出し、白色の5弁花を多数付ける。
名前の由来:7回竈に入れても燃えないということからこの名がついた。
花期:5~6月。
(多摩丘陵)
【山野草の索引(樹木)へ】