スウェーデンのM君から、日本の高齢化、少子化、人口減少についての意見を求められています。これをどう答えるか、その話をすると移民の話もすることになるだろうし・・・と、ちょっと考え中。
「この問題日本だけの問題ではないんですよね。ちょっと、時間をくださいね。少し関係するけど、こんな記事でも読んでいてください。」と言って、日本の介護ロボットの記事を一つ送りました。(このリンクは、他の意見交換メンバーにもコピー送信で送りました。)
The Verge (2015.4.28)
This cuddly Japanese robot bear could be the future of elderly care
http://www.theverge.com/2015/4/28/8507049/robear-robot-bear-japan-elderly
この介護ロボット、ソフトなロボットという点は良いのですが、これを熊の顔にするセンスって、よく看護師さんが大人の患者に向かって、子供に向かって話すような対応をするのと同じでしょうか。
それとも二昔前までのマタニティウェアーに熊やウサギの模様が付いていたり、妙にファンシーなものがあったのと同じ感覚?
(「ロボットに介護されるなんてまっぴらだわ。A big no no!
でも、この可愛いロボットは、子供の障害者施設や、子供病棟には良いんじゃない?」
とベゴーニャさん。)
介護用ロボットと呼ばれるものは、海外でも開発していると思いますが、可愛い動物の顔はないでしょうね。(アメリカで、『可愛い(昆虫型等)兵器』は開発しています。)
熊の顔のロボットの発想は、ちょっと、ソニーのロボット犬AIBOを思い出してしまいました。
AIBOは、2014年春にソニーがメンテナンスサービスを止めたようで、お葬式を出す飼い主(?)もいたとか。
GIZMODO (2015年2月27日)
AIBOにもお葬式を。千葉県で19匹の合同葬儀
http://www.gizmodo.jp/2015/02/aibo19.html
メンテナンスは、有志の元ソニーのエンジニアたちが続けていますが、これも部品が手に入る限り。
SONYは「死なない犬」と言ってAIBOを売り出しておきながら、メンテナンスを中止するのは倫理的にどうなんでしょう。
AIBOは日本国外にもファンがいたそうですが、流石にお葬式を出す人がいたのは、日本だけではないかと思います。
そしてまた、ロボットの犬の他、話かける人形、タマゴッチ、そして熊の顔の介護ロボット、この発想って日本独特のものかもしれませんね。
(私が小学生の頃、担任の先生が手塚治や石ノ森正太郎の漫画をクラスにおいておいてくれました。このなかに、母を無くした女の子に父親がロボットの母親を娘にプレゼントする話がありました。(おそらく、手塚治の作品)これが将来現実になったりして・・・。)