Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

トリノから帰国

2012年10月11日 | 旅行

昨夜トリノから帰国しました。

私は昔から「旅行やイベントの感想文」が苦手なので、日本のペンフレンドたちに送ったメールを一部編集して貼り付けさせてもらいます。

(貼り付け始まり)

さちえさん、

ゆかりさん、

まきさん、

きょうこさん、 

連名宛で失礼します。

マインツ・トリノ・アオスタ旅行から昨日帰国しました。 

マインツは到着して翌朝町を散歩しただけだったのでほとんど印象に残っていませんが(しかも寒くて小雨がぱらついたりした)、トリノ、アオスタはお天気もよく、トリノ、ミラノの日本好きの友人達との時間は格別でしたが、その前にトリノの町の品のよさ-清潔さ、安全さ、人の感じのよさ(控えめ、親切)でこの町が大好きになりました。 

トリノに着いたのは5日(金)午後。翌日の6日(土)夕方からトリノのルイジさんと彼の従姉の19歳の息子、ミラノの17歳からのペンフレンドリアーナさんと彼女のパートナーファビオさんとホテルで待ちあわせ、夜まで街を散策した後、ルイジさんの自宅でルイジさんの日本語の先生スマレ先生とも合流してカレーパーティ。

カレーを作り、カレーライスとカレーうどんを作り上げたのが9時ごろだったので、ホテルに帰ってきたのは午前様でした。 

(ルイジさんには、肉、ジャガイモ、たまねぎ、人参だけを用意するようにお願いしたのですが、なんとカレールーや日本米までも現地の日本食材が含むお店で調達してしまっていました。 

お店の人は友人ルイジさんに、「7人でカレーを食べるなら、肉600gくらい、カレー粉二つ、お米2キロ、日本酒が必要」といってたくさんの買い物をさせてしまったのは、知ったかぶりだったのか・・・。)

7日(日)は、まきさんの元ペンフレンドのファビオさんとホテル近くのパスタ専門店で昼食をとり、おしゃべり。 

8日(月)は、トリノから電車で2時間のアオスタというモンブランが見える町に出かけました。 

トリノ自体は、小さな古き時代のパリという趣の町ですが、アオスタはフランス田舎町とよく似た雰囲気の町。ただし、ローマ遺跡が残っていたり、山に囲まれていてスイス風だったりするので、なんとも面白い雰囲気の町でした。 

アオスタからのこの帰りは、電車の乗り換えを間違えて困っていた中国人の青年(弟さんと妹さんがトリノ在住)を助けてトリノまで一緒に連れて帰るという、奇妙な体験もしました。 

トリノに住んでいる弟と妹さんを訪ねてきていた中国語しかできない彼と、約25年前の習った中国語と、漢字を使って会話をし、最後に食事に招いてまでくれるようになりました。

しかし、一番最初に私と夫が日本人と知って一瞬「まいったな・・」と言う表情をしたことは、彼が好青年だっただけに、せつなかったです。

そしてこの日の夜はお世話になったルイジさんを夕食に誘っていたのですが、急遽7日にご馳走になってしまっていたファビオさんも一緒にどうかと電話をして快諾してもらいました。 

ルイジさんとファビオさんは全くタイプが違うのに、「日本のポップカルチャー好き、日本語を勉強している」ということもあるし、政治などについても興味を持っているので、これはまた6日のカレーパーティよりも突っ込んだ話(といっても、片言英語でなんですが・・・)もできたりして、有意義な時間を過ごすことができました。(お礼に招待したのに、結局また二人にご馳走になってしまいました。)

と、トリノでの観光以外のことを書き連ねましたが、この町は美術館、博物館、王宮や聖堂と見所満載(トリノカードという、観光パスを使って、入館し放題。)、食べるものも美味しい町です。 

機会があったら、是非訪れてください。 

(後略)

ゆかり

(貼り付け終わり)

なお、今回の旅行で利用したトリノのホテルは、トリノ・アタホテル・コンコルドというトリノの中央駅から近い場所にあるホテルでしたが、ここは空港からタクシーで35ユーロ前後で着きますし、スタッフも感じがよく、お部屋もバスルームも清潔でよかったと思います。

(部屋の掃除の時間が遅かったり、毎日フェイスタオルが1枚足りないか、タオルの替え忘れがあったりということで4日間毎日メイドさんに連絡してタオルを持ってきてもらう羽目になったのですが、タオルを届けてくれるメイドさん達が皆感じがよく、ご愛嬌ということで・・・(「こういう場合もチップを渡すべきか」と考えたりしましたが、皆タオルを届けるとチップを渡す隙も与えず走り去ってしまいました。まあ、毎朝ベッドにわずかなチップは置いておきましたが。))

ホテルもそうですが、トリノは観光に力を入れだしている途中ということもあり、住民自体がすれていない気がします。

その分大きな美術館や博物館でも英語を理解する人が少ないのですが、なんとか相手のためになろうと苦心してくれたり、とびきりの笑顔を送ってくれたりと、今まで訪れたどの欧州の町より人が親切、暖かだったように思えます。

(ただし、ルイジさんやファビオさんによると、トリノでももちろん引ったくりやスリは多いといいますので、ご注意を。また、物乞いをする人(ジプシーっぽい人の割合は少ない)も少なくはありません。)

それから、トリノ空港は町からもそんなに遠くないし、こじんまりして清潔、小さい飛行場ですが飛行機からターミナルの移動もバスではなく通路。

北イタリアに来る場合、ミラノの空港を使うより、トリノ空港を使うのもよいのではないかと思います。

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