Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

英語のできない政治家達が国際化を叫ぶ

2010年12月27日 | 国際・政治

これは嘘か誠かわかりませんが、沖縄サミットのとき、当時の首相、森氏がクリントン大統領を出迎えたときの話から:

クリントン大統領を出迎えた森首相、握手を求めながら、

Who are you?

これは森首相のジョークだと思ったクリントン大統領は、

I’m Hillary’s husband.”と切り返し。

これに対し、森氏はすかさず、“Me, too.”

(森首相は“How are you?(「ご機嫌いかが?」)”と言おうとして、“Who are you?(「君だれ?」)”と言い間違え、それに気がつかないまま、英会話教室によくある順番のようにクリントン大統領が“I’m fine, thank you. And you?(元気です。ありがとう。あなたは?)”と言ったと思い込み、“Me, too.(「私も元気です」のつもりで「私もヒラリーの夫です」)”と答えてしまった-ということらしいです。)

まあ流石にこれは作り話だと思いますが、それは置いておいても、相変わらず日本の首相や大臣に英語がお粗末な人が多いのは確かなようです。

前の鳩山氏の英語は流暢だったようですが、菅首相は英語が苦手。

首相ではないですが、今年の初めのダボス会議でのフォーラムに出席した仙谷氏、各国の要人のほとんどが英語で発言するなか、彼は借りてきた猫のように縮こまり、ぼそぼそした日本語で発言しているのが印象的でした。

また、前外務大臣の岡田氏はともかく、現在の外務大臣の前原氏も英語が苦手のようです。

自民党にしても、民主党と50100歩。

「官僚主導でなく、政治家主導で」など勇ましく言ったところで、外交に関しては、『英語を自在に扱い、外国の情報を現地語でも仕入れているし、海外の要人ともネットワークを持っている外務省(+経済産業省等)、JBIC、JICAといった国際的仕事をしている人達』におんぶに抱っこでもしてもらわないことには、内向き政治家は実際なにもできないのです。

(現政府はJBICの前田匡史氏を内閣参与にして「前田氏は英語もできるし、海外の人脈もすごい」と頼りきっているようですが、これは自分達が何も出来ないことを明かしているようなもので、大変恥かしいと思います。これでは海外から舐められても仕方ないでしょう。)

現在、国際化を掲げてる政府ですが、まずは自分達が『国際的』そして『自立』して欲しいものです。

会社に入社するのは英語能力が求められるのが当たり前の時代、日本を引っ張っていく首相や大臣には少なくとも英語能力試験を導入して欲しいと思います。

もちろん英語のテストができ、喋ることができたとしても、海外でも通用する社交性、それから国際的視野を身につけていないのならば、意味はありませんが。

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