私の日本人ペンフレンドサチエさんに紹介してもらった、ドイツ人女性のお名前は、Sonjaさんと言います。
彼女の名前はドイツでは「ソンヤとソーニャの中間の発音」が正しいのだと思うのですが、(https://www.youtube.com/watch?v=7xrZY7dIPuU )
私は彼女のカタカナ表記は「ソニア」を使っています。
これは、覚えやすいのと、「ソ―ニャ」は「ソニア」ともほぼ近いこと、「Sonja」のスペルの名前を持つノルウェー王妃が「ソニア王妃」と一般的に使われていることなどからです。
そんな話をサチエさんとメールでしていたので、最後に彼女に私の2013年に書いたブログ記事のリンクを送りました。
外国人の友人の名前と発音についてあれこれ
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/1854def199e673a33b4b03fcadaefd7e
Aline, Anthony, Begona, Birgit, Burkhard, Elisa, Emanwel, Fabio, Juha, Julie, Julian, Jocelyn, Kai, Liana, Luigi, Massimo, Maria, Sophie, Peter, Timothy, Thomas, Reinhold, Roberta, Ronald, Vanessa, Venetka, Vincenzo・・・
以上、アルファベットを使う国の友人達の名前です。
こうした名前は、たとえばPeterという同じスペルであっても、ピーター、ペーター、ペテロと読み方が変わるので、メールを取り交わすだけでは、どう発音するのかがわかりません。
この中の名前、Juhaはフィンランドの友人の名前なのですが、フィンランド語を知らない私は、彼の名前を、「ジューハさん?」と訝っていましたが、実のところこれは「ユーハさん」となります。
フランス人の友人のAlineさんは、日本語を独学していて、ときどき日本語で自分の名前を「アリーネ」と書いてきていたので、「あれ?フランス語読みだったら、アリーヌさんにならないのかしら?」と思いながらも、「フランスであっても、名前やその他固有名詞の読み方は、必ずしもフランス風でなくても構わないのか・・・」と思い、何も言いませんでした。
(最近彼女は、「アリーヌ」と書くようになったので、先の「アリーネ」は単なる間違いだったのでしょう。彼女、もしかしたら「ネ(ne)」を「ヌ」と発音していたかな・・・・。) ※ややこしくなるので横線の部分を削除してよんでください。2017年1月23日
さて、私の名前のYukariですが、「この名前のイントネーションや、rの発音はともかく、外国人に読み間違えられることはないだろう」と思ってきたのですが、昨年秋にイタリアにいったとき、リアーナさんと彼女のパートナーのファビオさん、ルイジさん(正しくは「ルイージ」)が私のことを、
「ユガーリ」と呼んでいることに気が付きました。
(2008年にリアーナさんとファビオさんに会ったときは、「ユカーリ」と読んでいたはずなんですが・・・。)
「私の名前は「ユカリ」という発音。「ガ」ではなく「カ」なの。
日本では痩せている人を「ガリ」と言うことはあるし、確かに私は痩せてはいるんだけど・・。」
と苦笑しながら訂正。
このとき一緒にいたマッシモさんこと日本語堪能のスマレ先生が、私にイタリア語読みの濁点がローマ字読みどおり(逆?)でない場合があることを説明してくれました。
これはイタリアだけでなく、たとえばスペインのZaraは日本では「ザラ」だけど、本国では「サラ」と読みますね。
ドイツ語でもSophieはソフィーではなく、ゾフィーになったり。
名前の発音ではなく意味ですが、ドイツ人のカイさんから、
「Kaiという発音は、日本語ではどういう意味があるか?」
と聞かれたことがありました。
私は彼に、
「日本語は漢字等によって、同じ発音であっても意味が違うのですが、「カイ」という発音には、貝、海、櫂と、海に関するものが揃っていますね。」
と返答。
この話をしたあと、カイさんは、
「確か、ハワイの言葉でも、Kaiは海関係の意味があったと思うけど・・・面白いね。」
と。
実はこの話をドイツ語のわかる日本人の友人Tにしたところ、
「確かドイツ語でKaiは『波止場』という意味があったような・・・」
と教えてくれました。(当然、カイさんもこれは知っていたのでしょう。)
さて、名前の意味ですが、自分の名前について、今までも外国人から聞かれることが数回ありました。
私はそのたびに、
「日本語は、漢字によって意味が違うのだけど、私の名前はひらがなだけで漢字がありません。でも、「ゆかり」には、relationship の意味があるんですよ。大好きな名前です。」
と答えています。
それにしても名前の意味というのは外国人にとって興味があるのか、自己紹介と同時に自分の名前や苗字の意味を説明してくれた外国人がわりと多いのは、漢字がないだけに彼らは説明しやすいのか。
日本人では、どの漢字を使うかの説明をしても、あまり意味について話題にすることはないように思えます。
さて、最後にオマケを:
日本人の女性の名前について、意味を紹介する外国のサイトがありましたので、興味がある方はどうぞ。
http://www.names-meanings.net/names/female-japanese
「いつの時代の名前を書いているんだろう?」「これは男性名では?」という勘違いもありますが、楽しいです。(漢字と意味があっていないものもありますが、これもご愛嬌。)
なお、この時のブログを改めて読むと、「ドイツでShopieが「ゾフィー」になるなら、なぜSonjaの「ソ」が「ゾ」にならないのだろう」という新しい疑問が沸いてきます。
(サチエさんはSkypeでソニアさんと会話しているので、彼女のお名前の「ソ」が「ゾ」にならないことは確認しています。
私の知っているドイツ人の20代の若者の名前のスペルはJuliaですが、彼女は「ユリア」ではなく「ジュリア」と英語圏風。
Sonjaも、読み方いろいろなのか・・・。)
ついでに言うと、私のスロベニアの友人のお名前「Tomaz」は私は「トマズ」と書いていますが、本当はどう発音するのかわかりません。(「トマス」「トマシュ」?)
スウェーデンの友人のお名前「Morgan」を私は「モーガン」と書いていますが、こちらは本当は「モルガン」と書く方がより正確だと思います。
追記:カテゴリーも今回は「友人・知人」に変えました。