Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

長崎原爆被害者のオランダ人元捕虜に日本が慰謝料支払い

2016年03月03日 | 戦争・紛争

BBC (2016年3月2日)
日本政府、長崎原爆投下時の戦争捕虜に慰謝料支払いへ
http://www.bbc.com/japanese/35704235 

日本政府は、第2次世界大戦で長崎が原子爆弾が投下された際に、近くで拘留されていたオランダ人元捕虜ウィリー・ブッヘルさん(95)に慰謝料110万円を支払う。 

在間秀和弁護団長によると、被爆した元捕虜が補償を求めた訴訟で和解金を受け取るのは初めて。 

ブッヘルさんは昨年5月、国外居住を理由に被爆者援護の対象外とされ精神的苦痛を受けたとして、慰謝料などを国に求める訴訟を長崎地裁に起こした。 

(後略) 

ウィリー・ブッフェル氏には同情はしますし、金額も110万円ですが、これは本来、米国に請求するものではないでしょうか。 米国は、地上に「連合国軍の捕虜」がいるのを知っている上で、原爆を投下したのですから。

(私は、非戦闘員の民間人を殺戮すること自体が『戦争犯罪』だと思ってはいますが、それでも日本政府が戦争を始めたということから、長崎在住者である日本人および在日外国人の責任を日本政府が負うことについて異論はありません。
しかし、日本は「長崎に原爆投下される情報を知っていながら捕虜を長崎に留めた」わけではないので、連合国軍の捕虜の原爆被害については日本の罪になるとは思えません。
(捕虜に対して日本が負うのは「日本人による捕虜殺害、虐待、強制労働等」に対しての慰謝料のみ。)) 

当時の捕虜、もしくは日本につれてこられて被ばくした本人、子孫たちから裁判を起こされても、日本は慰謝料を払い続けるのでしょうか。

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