Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

パリのテロに寄せられたメッセージ-「宗教はいらない」というシャルリエブド漫画家こそ宗教的

2015年11月15日 | 海外ニュース・できごと

ハフィントンポスト(2015年11月15日)
【フランス同時多発テロ】シャルリー・エブドの漫画家「これ以上、宗教はいらない」(画像)
http://www.huffingtonpost.jp/2015/11/15/charlie-hebdo-cartoonist-instagram_n_8567374.html?utm_hp_ref=japan
 

ハフィントンポストは、このシャルリエブドの漫画家(作家、映画監督が本業?)のメッセージを、どういうつもりで取り上げたのでしょうか? 

テロが起きたのは、宗教が原因なのでしょうか? 

私には、彼らがイスラム教だからではなく、欧米が中東やアフリカで無垢な人達を「正義」という言葉を使って殺したり、武器を与えたり、テロ集団を養成したり、国を破壊することをしてきたことが、その原因だと思えます。
 (「(原理主義的)宗教は争いの元になる」と私も思っていますが、「イスラムテロ」と呼ばれているものの実体は、宗教を超えたものだと思います。)

「もうこれ以上宗教はいらない。僕らが信じるのは音楽! キス! 人生! シャンパン! そして喜び!」 

イスラム教徒だって、「人生を楽しみたい、家族や友人を愛す」という気持ちは同じはずです。
そして、イスラム教徒の多くが、今回のテロを起こしたテロリストを憎悪し、犠牲者や家族に対してやりきれない思いを抱えていると思います。 

逆にこのシャルリエブドの漫画家のメッセージからは、テロ犠牲者に対する哀悼の意は感じられません。むしろテロ起爆剤になることを楽しんでいるようにさえ思います。

(シリア難民の子供の死をおちょくる漫画を使うシャルリエブドで漫画を描き続けていれば、感覚は麻痺しているでしょうね。
溺死難民幼児を笑いものにするシャルリエブドの非道・フランスはモラルハラスメント大国?
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/d65258a5e5b2dd9399bcbc8aa1d8e6fc) 

実は、この漫画家のメッセージは、アルジャジーラでも紹介されていました。 

Aljazeera(2015.11.15)
TerrorismHasNoReligion trends after Paris attacks
http://www.aljazeera.com/news/2015/11/terrorismhasnoreligion-paris-attacks-151114163311930.html 

イギリス、アメリカ、インド、各国の映画関係者、作家、サイクリニスト、さまざまな人からのメッセージには、 

“Do not allow your hearts to be filled with hate & fear. If you post something hateful you become the problem not the solution.” 

“Don't allow this horrific act allow you to be drawn into the loss of your humanity or tolerance. That is the intended outcome.” 

“Barack Obama calls Paris incidents 'attack on all of humanity' Not the case with the dozens killed by ISIS in Beirut two days ago?” 

“To people blaming refugees for attacks in Paris tonight. Do you not realise these are the people the refugees are trying to run away from..?” 

“Im sorry to everyone in Paris who has to go through what happened and I'm sorry to every Muslim who has to deal with the stigma caused by it” 

“There are 1.5 BILLION Muslims in the world. If Islam truly believes in this sort of violence, we would all already be killed by now.” 

などがあります。 

なかには、「アメリカにイスラム教徒をいれるな!」というメッセージも一つありますが、それは私には残念に思えても、これは意見としてはあっても仕方がないと思います。 

それと比べても、このシャルリエブドの漫画家のメッセージは、異質さが際立ちます。(彼のメッセージにこそ、原理主義的宗教と同じ匂いを感じます。) 

friends from the whole world,
Thank you for #pray for Paris,
But we don’t need more religion!
our faith goes to music! Kisses! Life!
Champagne and Joy!
#Paris about Life”

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オランド大統領はテロ計画を把握していたのではないか?

2015年11月15日 | 海外ニュース・できごと

パリの同時多発テロについて、被害者やご家族、と友人のことを考えると、陰謀論的な話はすべきではないのでしょうが、それでも気になったことを一言。 

テロが起きた場所が、サンドニ、パリ10区や11区といった、移民〜庶民的な場所を狙ったのはなぜでしょうか。 

競技場やコンサートホールには、その地域にの住民以外も集まるといっても、もしISが組織的なテロを起こすとしたら、むしろもう少しメジャーな場所を狙うのではないか、と思ってしまうのです。

こうした地域は警備が手薄ということもあるし、サンドニの競技場にオランド大統領がいた、ということも、あるのかもしれません。 

しかし、警備が手薄なのはこの地域だけではないし、サッカーを観戦していたオランド大統領には何もかすりもしなかったです。  

Global Research(2015.11.14)
The Paris Terrorist Attacks, “9/11 French-Style”, “Le 11 septembre à la française”
http://www.globalresearch.ca/the-paris-terrorist-attacks-911-french-style-le-11-septembre-a-la-francaise/5488896

には

France’s president Francois Hollande no doubt was aware of the October warnings. He had been briefed by his intelligence advisers.

と書いてありますが、私はオランド大統領が今回のテロの計画を事前にキャッチしてたということも、あり得ると思います。
(事件が自作自演とは思わないものの、何かひっかかる。

そして、オランド政権がテロを呼び寄せているのはもう明らかじゃないでしょうか。

これはフランスに限らずですが、「テロに屈しない」と勇ましく言ってテロが収まるのならいくらでも言えばよいですが、それが逆効果となっています。

それよりも、「テロを起こさないようにするにはどうすればよいか」と考えることが、どうしてできないのでしょう。何度悲劇を繰り返すのか。

犠牲になった方々に哀悼の意を捧げます。

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