「県展(埼玉県美術展覧会)に行ってみた」のつづきです。
県展を観終わった私は、埼玉県立近代美術館の隣にある音楽噴水の周りのベンチで一服しようと考えました。
左の写真は、音楽噴水内にある西野康造:作《風の中で》です。
この野外彫刻、確か、何年か前、誰かに破壊されて、再建されたんですよね。一体、何が面白くなくて(面白くて?)そんなことをやらかすんでしょうね。サイテーです。
このアルトサックスの彫刻、私、大好きでして、北浦和公園に来るたび、公園の入口にあるエミリオ・グレコの彫刻「ゆあみ」よりも、このサックスを観て、「来たぞ」と思うのでした。
さて、音楽噴水の傍らで一服していますと、噴水池の中で、一群の生物が休憩をとっているのを見つけました。
この季節になるとあちこちに出現して、見た人を微笑ませてくれるカルガモの母子です。
噴水の吹き出し口らしき部品3個の上に、母親、一群のヒナ、あぶれたヒナの3グループに分かれてご休憩です。
別の角度からもう一枚。
なんだか、この一羽だけ別の場所に陣どったヒナ、共感します。
きょうだいたちと同じ場所に乗れないことはないけれど、かなり窮屈。それよりは、一人(一羽)でのんびりしてた方がいいぜというこのヒナの感覚、かなり来てます。
予想どおり、この仔、みそっかすになっているわけではなく、母親が泳ぎだすと、
「おわぁっ 休憩はおしまいか」とばかりに、伸びをして、
きょうだいたちに合流です。
「伸び」をしている格好がかわいらしいので、アップでご披露。
「うぐぅ~、休んだ、休んだ…」とでも言っているようで、ちとオヤヂくさいかも…
カルガモ母子のご健勝を祈りつつ、北浦和公園をあとにして、徒歩でさいたま市役所に向かいました。
今回は、国道17号線ではなく、住宅街をタラタラと歩いて行きました。17号線はクルマで何百回も通っているわけで、ここは永六輔さんの名言「横丁を曲がればそれも旅なんです」ばりに、初めての道をボチボチ行ってみようっつう次第。
中央区(旧与野市)と浦和区(旧浦和市)が錯綜する感じで区域は変わりますが、道はまっすぐで、閑静な住宅地を抜けていきます。
途中、マンションの建築現場らしき囲いと、おきまりの「○○(マンション・デベロッパー)は住民の意志を無視するな」といったマンション建設反対の幟やら看板が掲げられた一帯がありました。この幟やら看板を見て疑問に思った点が一つ、二つ。
まず、このたぐいの幟やら看板のたぐい自体が、地域の雰囲気を壊していること。
もう一つ、マンション建設に反対する理由に「日照、風害」が挙げられているのは理解可能にしても、「教育環境の破壊」的な文言が入っていたのは、いかがなものかです。
新住民は、地域の教育レベルを下げるっつう意味ですかね?ふ~ん、、、、です。
そんな盛り上がった地域を通り過ぎ、市役所に近づくと、風に乗って蒲焼きの香りが漂ってきました。
嗅覚は刺激されつつも、「うなぎ弁当は完売だろうな」と、頭はかなり冷静だったりして…。
で、会場についてみると、案の上、会場で裂いて、(蒸して?)、焼き上げた「うなぎ弁当」は完売(=整理券の配布終了)でした。そりゃそうでしょう。もう14:00なんですから…。
その一方で、NRE(日本レストランエンタプライズ)が出店していた屋台では、「うなぎ弁当」が山と積まれていました。
そりゃそうでしょう、多くの人が目の前で焼かれた蒲焼きを乗っけたできたての「うなぎ弁当」が食べたくて列をなしているわけで、駅弁の「うなぎ弁当」なら、いつだって食べられるんですから。
で、右の写真は会場で配られていた「うちわ」です。
裏を見ると、このうちわを持っていて、浦和PARCOのモバイル会員に新規登録すると、会場のさいたま市役所からJR駅東口の浦和パルコまで無料でタクシーで送ってくれるんだとか。
苦戦が伝えられる浦和PARCOの懸命さが伝わってきますなぁ。
この「うちわ」、かなりペナペナで、うちわ自体の役割を果たすことすら難しい感じ。
浦和PARCOには頑張ってほしいぞ
さて、「うなぎ弁当」が売り切れた「浦和うなぎまつり」は、吸引力激減で、一通り会場を歩き回った後、早々に退散いたしました。わたしゃぁ、何しに行ったんだろね…
さいたま市役所から、疲れた足をた~らた~と前に進め、浦和駅から京浜東北線に乗って帰ってきました。
で、自宅に帰り着くと、郵便受けに左の写真のようなうちわが入っていました。
ポスティング・サービスで入れられたのかと思いきや、メール便でした。
メール便なら、こんな妙な形でもOKなんですね(図柄が怪しげ…)。
こちらのうちわは「浦和うなぎまつり」のモノより若干厚めで、うちわの用をなしそうです。
そう言えば、今日、6月1日からCOOL BIZシーズンだ。
朝の身支度が若干簡単になるねぇ。うれしい
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