新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

ふと思い立って浅草 #3

2020-10-21 21:11:04 | タウンウオッチング

「ふと思い立って浅草 #2」のつづきです。

浅草六区ブロードウェイWINS浅草前からた~らた~らへそぞろ歩くと、右側に、かの有名な浅草ロック座がありました。
いくらくらいするんだろか? と思ったら、6,000円だそうで、結構なお値段なのですな

一方、近くにある「落語定席」浅草演芸ホールのチケット3,000円ですから、落語ストリップ半額で楽しめるという次第で…

と、浅草演芸ホールの向かい側の角地に立つ建物「DENKIKAN」という名前がビビッと来ました

「DENKIKAN」って、かの名高い、日本最初の常設映画館「電気館」の流れか???

10年前の記事「江戸を感じた日曜日 (その5)」に、江戸東京博物館で撮った電気館の模型の写真をレタッチして載せましたっけ…

で、レタッチする前の写真がこちらです。

もう1枚、角度を変えて…。

「アントニーとクレオパトラ」上映中のようです。

「アントニーとクレオパトラ」といえば、チャールトン・ヘストンが監督&脚本&主演した1971年の作品を思い出しますが、こちらは、1913年のイタリア映画の方で、Wikipediaには、この作品が電気館で封切られた1914年3月11日の写真が載っています。

この写真が、江戸博の模型を制作する際に参考資料とされたのは間違いないと思われます。

それにしても、凄い人混み

帰宅してから江戸博図録「図表でみる江戸東京」で調べると、現在の「DENKIKAN」こと浅草電気館ビルは、この電気館と、隣にあった千代田館があった場所に建てられているようです。

   

せっかく浅草に行くんだから、浅草らしい昼食を ということで、出かける前から、どじょうを食べることに決めていました。

そして、事前にチェックしていたどじょう屋さんまで行ってみると、店の前に順番待ちの人たちが2グループほどいます。
12:15という時刻は昼食どきですからねぇ~。

そこで、時間つぶし旁々、まだ行ったことのなかった「かっぱ橋道具街」に行ってみることにしました。
とりたてて買いたい料理道具があったわけではありませんが、電気の秋葉原本の神保町美術の上野食品の築地場外市場…と、特定のジャンル集中する街の存在が、その巨大都市ぶりを証明する東京で、まだ「かっぱ橋道具街」に行ったことがないってのは、いかがなものか…ということ。

そして、「かっぱ橋道具街」に到着

ん? お休みの店が多い…
神保町の古書店と同じく、日曜日には休む店が多いのかもしれません

それでも、営業中のお店を覗くと、Deeeeeep

食器の店では、紐で括られた皿とか丼とか茶わんがドッサリと展示されているし、食品見本の店では、ロウ細工が店内を埋め尽くしているし、ブラシ専門店では、ブラシや刷毛類が壁や平台を埋め尽くしています

私は、テフロン加工のフライパン用のブラシ衝動買いしたのですが、それはさておいて、それぞれのお店が凄いだけで終わらないところが、「東京の専門店街」奥深さで、料理道具の専門店が、約800mにわたって軒を連ねていること

同業店ぎっちり狭い範囲(ぜんぜん狭くない)集中しながら、過当競争に陥ることなく共存共栄できる…

そんな専門店街が、成立して、存続できるところが、大都会・東京ならではだと、改めて思いました

次回は多くの店が営業しているときに来て、探検したいゾ と心に期しながら、そして、東京スカイツリーを眺めながら、もと来た道を戻りました。

もちろん、どじょう昼食をいただくためです。

ところが、どじょう料理屋さんに着くと、入店を待つ人が増えている…

考えてみれば、休日はランチタイムの最混み時間後ろにズレるわけで、12時ちょい過ぎより12:30過ぎの方が混んでいて当然です

行列が嫌い な私ですが、これでくじける(どじょうをあきらめる)のも面白くありません。

ということで、ウェイティングリストに名前を書き、店頭の灰皿周辺で加熱式タバコをプカプカしながら順番を待ちました。

そして、順番が来て、入店して、「どぜう鍋」「ご飯」をオーダー

お姐さんからマルでいいですか?」と聞かれて、ここは「はいと返答。
そして、そして、丸鍋が到着しました

コロナ禍のこのご時世、七味とか山椒小袋入りで、ネギ金属ボウル入りでしたが、ほぉ~、これがどじょうの丸鍋

実は、私、実家では何度かどじょう鍋を食べたことがありましたけど、外食するのは初めてでした

鍋に、これでもかぁッ というくらいネギを投入し、どじょうを取り鉢にとって、七味を散らして、いっただっきまぁ~す

箸で掴むのが大変なほどとろっとろどじょうは、味わう間のなく口の中で姿を消しコリコリ & チクチクの食感だけが際だつ感じでしたが、名物を食べられたというだけで、満足
ただ、「丸鍋」ではなく「柳川鍋」にすれば良かったかな? というのが本心ではあります

   

昼食を食べた後、田原町から地下鉄に乗り、東京国立博物館に立ち寄って(一応入場予約して)先日買い損なった「桃山展」の図録を買って、帰宅しました。

このブログシリーズを書くにあたって、復習かたがたいろいろ調べると、また浅草に行きたい気持ちが高まってきます。

復習の復習をしたいし、浅草演芸ホール落語を聞いてみたいですし。

ということで、「ふと思い立って浅草」シリーズ完結です。

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