「避難したつもりではなかった京都旅行記(その4)」のつづきです。
京都駅前から平安神宮・銀閣寺方面行きのバスに乗るつもりで行列に並んでいると、やって来たバスは「祇園行き」。ウグッと思いつつも、人の流れのままに乗り込んでしまった私、結局、祇園から歩いて
京都市美術館や京都会館のある岡崎公園まで行くことにしました。
しかし、バスが動き出してすぐに後悔しました。バスの行き先以上に、バスを選択したこと自体に対する後悔です。道が混んでいて、バスが京都駅前から抜け出せないのです。駅前を東西に走る塩小路通が渋滞していて、駅前のロータリーから抜け出すのも大変ですし、河原町通との交差点まででも、15分はかかったと思います。地下鉄ルートを選択してれば…
と、後悔しきりでした。
祇園からは、地図を頼りに徒歩で東大路通を北上し始めました。
知恩院新門から右折し、知恩院の三門を正面に見ながら知恩院道を歩く頃、既に時刻は16:20になっていました。撮ってきた写真のタイムスタンプを見ると、梅小路蒸気機関車館を後にしたのが15:10頃ですから、かなぁ~りの時間をバス移動にとられていますな
で、堂々とした知恩院・三門を横目に見ながら、神宮道に左折。
この神宮道、三条通に出るまでは、右手に仏閣、左手に高級マンションと、なんとも落ち着いた通りでした。
加えて、「京都・東山花灯路 いけばなプロムナード」ということで、ところどころにいけばなも。
この特徴ある石段は、「青蓮院旧仮御所」の門(四脚門)への石段。
そして、このすぐ隣りが青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)です。
植えられたのは12世紀末とも13世紀以降ともいわれる見事なクスノキが偉容を誇っています。
根っこなんて、ほら
「ここは屋久島か」とまでは言い過ぎかも…
冗談はさておき、クスノキって、見栄えのする木だとつくづく思います。
尾道の艮神社のクスノキもステキでしたっけねぇ~(こちらの記事をご参照方)。
三条神宮道交差点から仁王門通までは、ここまでの落ち着いた佇まいとは打って変わって、面白みに欠けていました。
そして、大鳥居を過ぎて、到着しました、京都市美術館
この帝冠様式の建物、京都市美術館のHPによれば、
美術館本館の建築設計は「日本趣味を基調とすること」の条件のもと、広く公募され、一等に入賞した前田健二郎の設計図案を基に、昭和6年に着工、昭和8年に竣工しました。
だそうで、前田さんの作品は川越商工会議所の建物(旧武州銀行川越支店)を観て以来です(こちらの記事をご参照方)。
で、さっそく親鸞展をと思ったら、、、
そして、この時、時刻は16:45
ががががぁ~~~ん
ちゃんと調べておけばよかった…
そしてちゃんと時計を見ながら行動しておけばよかった…
親鸞展に間に合わないことが判っていれば、青蓮院門跡の中を拝観していたのに(係員さんが「まだ拝観できます」とおっしゃっていました)…
かなりがっかりしつつも、これで親鸞展を観られなくなったわけでも、割引券がムダになったわけでないし、と気を取り直して、京都会館に向かいました。
ちなみに、平安神宮にはまったく興味なし。横断歩道を渡る時に、応天門(神門)を遠目に眺めただけです。
そして、何事もなければ、グッズの先行販売で賑わっていたはずの京都会館は、、
かんさぁ~ん(閑散)
京都市美術館別館(上の写真の右端にちょっとだけ写っています)の建物を眺めながら一服
し、この日の観光を終えたのでありました。
この後、ほぼ最短距離で三条通に出て、
東山駅⇒地下鉄東西線⇒御陵駅(乗り換え)⇒地下鉄東西線
⇒山科駅⇒JR琵琶湖線
⇒大津駅⇒ホテル
のルートでホテルにチェックイン。
一息つきながら、モバイルPCを立ち上げ、ブログに旅行記のダイジェスト版を書こうとしたところ、、、マウスが反応しない…
モバイルPCのマウスはBluetooth接続のコードレス・マウスなのですが、PCがマウスを認識できません。
いったいどうしたことでしょうか?
数日前までは何の不自由もなく使えていたというのに
夕食のために外出した際にコンビニで電池を買ってきて、マウスの電池を入れ替えてもダメ。
仕方なく、ホイールパッドを使ってPCを操作したのですが、やはり使い慣れていないものですから、スクロールとかドラッグするのに、かなり手間がかかりました。
う~む、デス。
なんともはや、いろいろなことがあった京都旅行の初日でした。
つづき:2011/04/09 随分前のような気のする京都旅行記(その6)
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