新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

今年2度目の関西遠征記 #3-5

2022-04-06 19:35:14 | 旅行記/テレビ番組

「今年2度目の関西遠征記 #3-4」のつづきも、東映太秦映画村での「連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』展 ~ひなたの映画村へようこそ~見聞録です。

「#3-4」に載せたるいの命名書稔⇒安子の手紙は実際に誰が書いたか不明でしたが、上白石萌音さんが書いた安子⇒稔の手紙以外にも、出演者自ら書いたというものがいくつか展示されていました。

モモケンサイン色紙尾上菊之助さんが書いたものだし、ひなたの部屋に飾られていた「さむらい」新津ちせちゃんが書いたものだとか。

ちせちゃんは他にも、こちらの絵日記も書いたのだそうで、かなり多才な「お子」ですなぁ。

ところで、この絵日記には、

 三人で宿題をしました。

って書いてあって、実際にそうなのですが、三人でやったのが「ひなたの宿題」であることは巧く伏せられています

一方、ひなたの絵日記を手伝うつもりが、いくらなんでもこれはだったジョーによる絵は誰が描いたのでしょうかねぇ

また、同じくジョーによる「回転焼 大月」のチラシも作者不詳です。

このチラシをもらったケチ右衛門さんが顔をしかめるのも無理はない
でも、求められているものよりもの自分がやりたいものを優先させる芸術家・ジョー本領発揮 という気がします。

   

どこの家でも録画できるようになって、ドラマをつくる側は、ますます細かなところまで気を使わなくてはならない時代になっているのでしょう。
なんとも素晴らしい「仕事」だと思ったのは、虚無蔵さんの木刀でした。

使い込まれた(ところどころ凹んでいる)リアルですし、

柄には「伴虚無蔵」の名前がきれいに彫り込まれています

また、飲み物のラベルら缶も、かつてのNHKのドラマに比べると、かなりかなり手をかけて作り込んでいます

「ワンカップ大関」ならぬ「オニチョップ殿下」、「ワイルドターキー」ならぬ「マイルド フェザント(雉)(トミーがナイト・アンド・デイでの演奏中にラッパ飲みしてた)、「コカコーラ」ならぬ「武士道コーラ」、「ハイシー」ならぬ「オイシー」とかとか…

「キレの良い店 森岡酒店」前掛けは、手作り感満載でした

森岡酒店が出てくれば、「あかにし」も…。
ケチ兵衛⇒ケチ右衛門 (ケチ之丞⇒小夜ケチ と繋がるのか?) と引き継がれた赤螺家のポリシーが顕著に示されているのは、この電話器

  

電話はかけるもんやない
かかってくるもんや

だそうです

どの小道具も、良くできているのですが、放送されたときに「ん?」と思ったのが、ジョーとるいの戸籍でした。

昭和39年4月20日ジョーとるいの結婚に伴って編製されたこの戸籍、和文タイプで打たれています。
この数年前に作られた私の両親の戸籍手書きでして、その数年の間に手書きから和文タイプに変わったのか、はたまた、都会と地方との違いなのでしょうか?

それはともかく、この大月家の戸籍を見て気づいたのですが、大月家の本籍は、

 岡山県岡山市朝丘町八丁目六番地

です。
「たちばな」初代の「あかにし」があったのは朝丘町商店街でしたから、もしかすると、橘家のあった場所を本籍にしてる?
それとも、初代「Dippermouth Blues」朝丘町にあった?

謎が謎を呼びますが、小道具担当さん芸の細かさが見えたのは、ラジオ英語講座のテキストに書かれた名前でした。

安子が書いた「Yasuko Rui」と、るいが書いた「Hinata」の筆蹟が違う
でも、どちらも母⇒娘愛情が感じられます…
どうでもいいですが、私が「3カ月坊主」で買った「基礎英語」「続基礎英語」のテキストは、ひなたちょっとだけ使った「英語会話」のテキスト同じデザインだった記憶があります。

モモケンさんを忘れてた
二代目モモケン演じる棗黍之丞のハデな衣装と、

リメイク版「棗黍之丞 妖術七変化 隠れ里の決闘」ポスターです。

武藤蘭丸こと青木崇高さんの出演はあれだけなのかな? そうだとすれば、「おちょやん」での箕輪悦子こと天海祐希さんと並ぶ贅沢な起用だ…

先だって東映太秦映画村映画文化館で映画の台本を見たとき、その意外な薄さに驚いたのですが、「カムカムエヴリバディ」に登場した台本もまさしく同じ「薄さ」でした。

左は、轟監督が役名に赤丸をつけて文ちゃんに手渡した台本ですな。
レシートの裏箸袋以外になら 気安くサインに応じる美咲すみれさんのサインはこんなところにもありました。

ホントはこの記事で「カムカム展」のことは書き終えるつもりだったのですが、まだ終わらない

でも次の「#3-6」完結させるつもりです。

【追記】武藤蘭丸(by 青木崇高さん)再登場した しかも、三代目 棗黍之丞として
さらに、最後に載せた2枚のポスターにあんな意味が込められていたとは (2022/04/08) 

つづき:2022/04/07 今年2度目の関西遠征記 #3-6 [完結編] 

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