こちらの記事に書いた「御即位記念地図1万分1地形図『東京中心部』」、
これをパネルに入れて、今はガバァと空いている別邸の自室の壁に飾ったら、イイ感じかもしれない… と、迷わず購入(税込 1,379円)しました。
だったのですが、四六判(しろくばん:1091mm×788mm)という、印刷物としては特殊なサイズなためか、既製品のフレーム(額)が見つかりませんでした。
もうちょいデカいA0 (1189mm×841mm)とかB0 (1414mm×1000mm)なら普通に買えるのですが…
結局、高くつくことにはなるけれど、このサイズでフレームを特注することに決め、某社に発注しました。
構想から1カ月、発注から1週間強を要して、ついに本日、届きました
そして、悪戦苦闘しながら、フレームに地図を収め、そして、ベッド脇の壁に掲出
おぉ、イイじゃありませんか
そう、そう、去年11月末に竣工した新国立競技場は、この地図ではどうなっているかといいますと、
点線&グレーでひしゃげたドーナツ状のものが描かれ、
国立競技場(建設中)
と素っ気ない…
この地図は「令和元年5月現在」だそうで、このタイミングなら、新国立競技場はその偉容を露わにしていたはずなのにね…
制作者の国土地理院に取材したこちらのサイトの記事によると、国土地理院基本図情報部基本図課長の藤本一彦さん曰く、
最新の状態をアップデートしていくスマホの地図に対し、紙の地図は『東京が令和元年、どんな状態だったのか』という記録を残す役割がある
だそうです。
しかもこの「御即位記念地図1万分1地形図『東京中心部』」は、ただの紙の地図ではなく、「天皇陛下御即位時の首都・東京の姿を地図として後世に残す」ことを目的としているわけで、今上天皇陛下の即位礼正殿の儀が行われた2019年10月22日時点で竣工していなかった新国立競技場が「建設中」と表記されるのは当然のことかもしれません。
あと、「こちらのサイトの記事」には、なぜ縮尺が地形図としては一般的な2万5千分の1ではなく1万分の1なのか、なぜ東京スカイツリーを入れなかったのか、
など、なかなか面白い情報が載っています。
ところで、この地図をぼぉ~っ と眺める
と、
東京の中心部には、ところどころに広大な緑地があることがわかります。
皇居は別格として、明治神宮&代々木公園とか、赤坂御用地とか、新宿御苑とか、浜離宮恩賜庭園とか…(恩賜上野公園はその大部分がこの地図の埒外
)。
これらは、江戸幕府の御用地(皇居、浜離宮恩賜公園)、野原(明治神宮&代々木公園)、大名屋敷(赤坂御用地:紀州徳川家上屋敷、新宿御苑:高遠藩邸)と出自(?)は様々ながら、代々木公園(元練兵場:私の叔父が徴兵中に事故死した地
その前は大名/旗本らの下屋敷)を除いて、皇室の所有(管理)を経ていることが共通点になっています。
それにしても、現在の東京には、前記の緑地だけでなく、掘割なども併せて「江戸」の面影が残っているところがホント、面白い
結構なお金がかかったけれど、フレームを誂えて良かったと思っています。