きょう、ネットで「大阪・交通科学博物館が閉館、1万人名残惜しむ」というニュースを見ました。
ついに、こちらのリーフレットが「お宝」化してしまいましたか…
交通科学博物館が閉館することは、随分前から私の耳にも届いていまして、今年1月の大阪遠征の際、「最初で最後の交通科学博物館訪問」を旅程に組み込みました(この大阪遠征の旅程はこちら)。
JR弁天町駅から至近(っつうか真下)の交通科学博物館、この日(今年1月25日)、閉館前に行ってみよかということなのか、家族連れで賑わっていました。
ちょっと展示品を詰め込み過ぎ(敷地・建物が狭い)の感はありましたが、テーマパークっぽい鉄道博物館に比べていかにも「博物館」っぽくて、これまた良い雰囲気です。
例えば、架線に関する展示なんて、かなりマニアックで、私はホゲホゲでした。
また、「展示用模型 蔵出し大公開展」コーナーは見所満載
天王寺駅のコンコースを飾っていたというつづれ織り「熊野詣」とか、
二代目京都駅の貴賓室にあったというシャンデリアとか、
家畜運搬用の「カ1500形貨車」の1/5スケール模型(大きい)とか、
ときめきました
屋外の展示もナカナカで、復原された二代目京都駅駅舎の1番ホーム上家(うわや)は雰囲気満点です。
さらに、プラットホーム上のこちらなんて、寝台列車がたくさん走っていた頃が甦ります。
また、こちらは、いかにも「交通科学博物館」らしい展示と言えるかもしれません。
「給水栓」です。
蒸気機関車は、水蒸気の力で動くわけで、そのためには石炭と水が必要です。
その水を供給するための「水栓」です。
蒸気機関車が「企画もの」以外から姿を消した今、現役の「給水栓」を観ることはできないだろうな…
この「給水栓」を観ながら、大好きな映画「ナチュラル」(蒸気機関車が給炭&給水するための停車中のできごとが大きな意味を持っています)を思い出した私でございました。
あと、こちらにはぐっと来ました
寝台特急「日本海」のヘッドマーク
私にとって初めての関西旅行となったのは高校の修学旅行でして、帰りは大阪駅から寝台特急「日本海」に乗って秋田へ向かったのでしたっけ…
ちなみに往路は昼間特急の「白鳥」でした。
ひたすらトランプに興じていた気がするなぁ…
きのう閉館した交通科学博物館は、京都に移転して、「京都鉄道博物館」として再生するとのこと。
あの「梅小蒸気機関車館」(訪問記はこちら)と一体になったら、かなぁ~り 魅力的な博物館になりそうデス
小さい頃から何度も「交通科学博物館」に出かけた方々にとって寂しいことかもしれませんけれど、2016年春を楽しみに待ちましょう
【追記】諸事情により、ちょいと追記します。
この「交通科学博物館」の展示は、その名のとおり、「鉄道」だけでなく、飛行機(下の写真はこちらの記事でも登場した「誉」エンジン)とか、
船(下の写真は、私も乗ったことのある青函連絡船・八甲田丸の模型)とか、
クルマ(下の写真はダイハツ・ミゼット)も展示されていました。
こうした展示物は、「京都鉄道博物館」に居場所を見つけられるのでしょうか?
これらの鉄道以外の展示物の多くが「鉄道博物館(旧・交通博物館)」の所有だっただけに気になるところです。 (2014/04/08 22:14)