新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

南九州旅行記(その7:熊本城の巻④)

2011-07-02 18:23:43 | 旅行記

南九州旅行記(その6:熊本城の巻③)」のつづきを始めるにあたりまして、皆さんに情報提供のお願いです。

このブログを書くにあたって、できる限り自分自身の疑問を解決して記事にするよう心がけてはいるのですが、いくら調べても答が見つからない疑問があって、それで、なかなか南九州旅行記が先に進みません。
その疑問というのは、熊本城を築城した加藤清正公の「」。

公式サイトによれば、

加藤家の紋は清正の甲冑に用いられている「蛇の目」が有名ですが、「桔梗」紋も用いていたことはあまり知られていないようです。
<中略>また、清正はあとひとつ「折墨(おれずみ)」と呼ばれる家紋も使っていました。戦には「蛇の目」、慶事には「桔梗」、文化的な事には「折墨」というふうに、用途により3種類を使い分けていたそうです。

とあります。

110702_2_01蛇の目」と「桔梗」なら、長く熊本城の城主でありつづけた細川氏の「九曜」紋ともどもおなじみの紋です。
ところが、文化的なことに使われていたという「折墨(おれずみ)」なる紋が判りません
調べても判らないとなると、レバニラ炒めを食べた後、ニラが歯の隙間に入り込んだままなかなか取れないような、「放っておいても問題はないけれど、気になってしようがない」心境なのですよ

どなたか教えてくだされぇ~ 後生でござるぅ~

   

折墨」の解決を待っていては先にすすめませんので、心ならずも、「折墨」は置いといて、、、、重要文化財の宇土櫓(うとやぐら)に潜入します

110702_2_02

と、その前に、私の小疑問が解消しました

6月25日の記事「その6」で、

石の柱に、四角い穴が開けられています。これが何本も並んで立っているのですが、いったい何に使われるものなのでしょう?

と書いた「石の柱」の用途が判明したのです
ほらっ

110702_2_03

なんのことはない、土塀の支えの一部でした

で、重要文化財の中に入らせていただきます。

110702_2_04

中には、私の大好きな構造模型なんぞも展示されていましたが、さすがに、ここでの見物は数百年の歴史が染み込んだ床や柱でしょう

110702_2_05

うおぉぉ…
更に柱は、
110702_2_06 こちらも「飴色」に熟成が進んでいます
のべ何万人(何百万人?)もの人に触られて、手の脂がワックス代わりになり、良い色に色づいてますなぁ

ある意味、再建された天守閣に登るよりも、この宇土櫓の内部は趣深い…。

こりゃ、お薦めデス
110702_2_07 かなりかなり宇土櫓に満足した私が次に向かったのは、大小天守閣ではなく約42億円を投じて再建し、3年前に公開された本丸御殿大広間

このお話は、また後日

つづき:2011/07/08 南九州旅行記(その8:熊本城の巻⑤)

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平日の映画館は空いていた

2011-07-02 14:04:51 | 映画

サントリー美術館で「不滅のシンボル 鳳凰と獅子」展の鑑賞を終えた私は、東京ミッドタウンでちょっとした日常品を衝動買いした後、ケータイで映画のチケットを予約し、そして、六本木駅へと向かいました。

昨日一日の行程はこんな感じ。

自宅⇒徒歩最寄り駅JR埼京線通勤快速)⇒新宿駅都営大江戸線
六本木駅徒歩東京ミッドタウン(美術館&買い物)⇒徒歩六本木駅
東京メトロ日比谷線
日比谷駅徒歩有楽町駅JR山手線東京駅
JR京浜東北線
快速)⇒浦和駅徒歩浦和PARCO(昼食&映画
徒歩浦和駅JR京浜東北線南浦和駅JR武蔵野線最寄り駅徒歩
⇒自宅

よくよく見ると、鉄道は南浦和⇔浦和だけが往復区間で、基本的にループになっていますそれがどうした ですナ
それはさておき、観てきた映画は、

110702_1_2

プリンセス トヨトミ」です(上の画像をクリックすると公式サイトにジャンプします)。
結論から言いますと、「映画の日」割引料金1,000円)分の価値(楽しみ)はあったけれど、通常料金を払って観るほどの作品ではありませんでした。

そこそこ楽しめます。
とりわけ、私の場合、予告編を観た程度の予備知識(≒ほどんどまっさら)でしたから、この先どうなると、リアルタイムでは楽しんで観ることができました(映画の設定が来週だということからしてわぉ)。

でも、基本的に薄っぺらい

原作を読んでいませんので、そもそも原作が悪いのか、脚本が悪いのか、演出が悪いのかは判りませんが、「つじつまが合わないそりゃないだろちょっとぉっ」といったつっこみどころがたっぷり

せっかく登場人物の名前を歴史上の人たち(松平鳥居真田蜂須賀長宗我部など)から拝借するのならば、その歴史上の有名人の行動や性格に重ねるとか、真田役に中井貴一好演)ではなく真田広之を起用するとかすれば良かったのにとも思いました。

特に、ラストの富士山は、そのちょっと前から私に襲いかかっていた睡魔一気に退散するショボさでした

110702_2 公式サイトに原作者:万城目学氏(「まきめ・まなぶ」とお読みするんですな)がこんなコメントを寄せています。

う~む、、、「見たことがないくらい変な映画であることが…」には若干同意するけれど、そうかなぁ~って感じです。

ということで、時間とお金と心に余裕があって、「ちょっと小腹が空いた」という人にはお薦めしますが、「映画作品に正面から向かい合いたい」という高い志を持った方にはお薦めできません。

そうそう、一番の収穫は、橋場茶子役の沢木ルカが良かったこと。
眼差しが大変によろしい
今後の活躍に期待します

プリンセス・トヨトミ (文春文庫) プリンセス・トヨトミ (文春文庫)
価格:¥ 750(税込)
発売日:2011-04-08
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