きょうは旧暦の9月13日、十三夜です。今宵の月は「十三夜の月」。旧暦8月15日の「中秋の名月」と対となる「名月」です。
その昔、「中秋の名月」と「十三夜の月」は、必ず両方見なくてはならなかったそうで、一方だけ見るのは「片見月(かたみづき)」として嫌われたんだとか。
Wikipediaの「月見」には、
月見(お月見)とは、旧暦の8月15日と9月13日に月を鑑賞することである。
と断言されています。
10月2日の記事「今夜は中秋の名月」で、
今(注:10:00頃)、うちの辺りでは雨がバシャバシャと降っていて
、この分では「中秋の名月」を観るのは無理っぽいです
。「中秋の名月」は無理でも、10月30日の「十三夜の月」は観たいものです。
と書きました。当日、幸いにも夜には雨が上がり、薄雲を通してではありましたけれど、中秋の名月をちらりと見ることができました。
となれば、今夜は月を見なければと、勇んで帰宅しました。そして、ベランダからパチリ
これでも、私としては、愛用のコンパクトデジタルカメラで、最高にうまく撮れました(ここは突っ込まないでくださいませ
)
十五夜、十三夜、十六夜(いざよい)といったメジャーな月の他、6月6日の記事「MISIA『銀河』から話は広がって…(その3)」にずらずらと並べたように、二十三夜、二十六夜なんぞというのもあるようです。この辺りは、こちらのサイトが参考になります。
と、月の名前を見ていて気づいたことがあります。それは、シェイクスピアの作品のタイトルになっている「十二夜」が無いこと。
私、シェイクスピアの「十二夜」は、読んだことがないどころか、あらすじさえも知りません。ただ知っていたのは、主人公の名前が「ヴァイオラ」「シザーリオ」であること。シザーリオは2005年に日本のオークスとアメリカンオークスを勝った競走馬シーザリオの名前の由来であることを知っていましたし、ヴァイオラは大々好き
な映画
の一本「恋におちたシェイクスピア」のヒロインの名前です。
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「恋におちたシェイクスピア」は、シェイクスピアがヴァイオラという名の人物を主人公に、「十二夜」を書き始めるところで終わります。
恥ずかしながら私、「十二夜」は、「十五夜」「十三夜」「十六夜」のお仲間で、月に関係することばだと思っていました。ところが、この「十二夜」、上にリンクを貼ったWikipediaの記述によれば、「クリスマスから12日目」にあたるキリスト教の縁日だったようです。へぇ~です。
照れ隠しではありませんが、「恋におちたシェイクスピア」は、ホントに素敵な作品です。この記事を読んでくださった皆さんには、是非ご覧いただきたいです。