私にとっては「どうでもよいこと」に近い話ですが、昨夜からプロ野球のクライマックスシリーズの第2ステージがセ・パ両リーグとも始まりました。
まぁ、セ・リーグは新聞社の子会社同士で勝手にやっていていただいて結構なのですが、パ・リーグの第2シリーズの組み合わせが、北海道日本ハムファイターズ VS 東北楽天ゴールデンイーグルスであることに深ぁ~い感慨を覚えています。旧態依然としたセ・リーグに比べて、パ・リーグには新鮮な風が吹き続いている気がします。
思い起こせば、旧オリックスと旧近鉄が一緒になった時、現オリックスが両チームの「美味しいところ」を抑え、楽天は「残り
」でスタートしました。当然ながら、旧オリックスと旧近鉄の「残り」が主体だった楽天は悲惨なチーム状態で、それ相応の成績を続けることになります。ところが、それから5年たった今シーズンのペナントレース、楽天が2位で、オリックスは6位。面白いものです。っつうか、怖いものです。
それはともかく、関東に3チームが密集し、あとは名古屋、阪神地区、広島と、本州の中心軸のそれも西側にぞろりとフランチャイズが固定してしまったセ・リーグに対して、パ・リーグは北海道、東北、千葉、埼玉、阪神地区、福岡と、見事に散らばり、それぞれの地域で濃いファンを獲得しつつあります。このうち、西武とオリックスが中途半端な感じでしたが、西武は埼玉色を打ち出しつつあるようで、各チームの努力が見える気がします。
プロ野球界を吹き抜ける風が向きを変え始めたのはいつだったのだろうかと、ちょっと考えてみました。
私の結論は、2004年です。この年のできごとを並べてみましょう。
- 日本ハムファイターズが本拠地を札幌ドームに移転し、チーム名を現在の「北海道日本ハムファイターズ」に変更
- 田中マー君が駒澤大学苫小牧高校に入学
- 大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブとの合併話が勃発
- 夏の甲子園で駒澤大学苫小牧高校が「白河以北」として初の優勝
ね、今につながるできごとがボコボコ起こってますでしょ?
ちなみに2004年の「今年の漢字」は、「災」でした。
話をプロ野球に戻しますと、セ・リーグも、そろそろ気合いを入れないとまずそうです。特に、関東の3チーム(とりわけオーナー企業の気合いの無さが際立つ某チーム)は考え方を変えないと、リーグ丸ごとじり貧必至のような気がします。
それにしても、楽天のリリーフ陣はひどすぎる・・・