ちょっと前までは、平日の朝食をもっぱら乗り換え駅である赤羽駅の駅ナカで(吉野家があったりもする)で摂っていた私ですが、最近は赤羽から宇都宮線 or 高崎線で上野まで行き(後方=大宮寄りの車両だと新聞が余裕で読めるほどユルユル。たまには座れます)、上野駅の駅ナカで朝食
& モーニングコーヒー
を楽しんでいます。
上野駅の駅ナカは和洋の朝食を取り揃えて、よりどりみどり。でも、その中で一番のお気に入りは「さぬきうどん」です。改札内に2店(1階と3階)ありまして、どちらも値段や味やサービスは同じです(私の舌では違いが判りません)。
その日の気分というか、乗り込んだ車両の位置や上野駅の到着ホームで食べ分けてます。
そんな上野駅の駅ナカで、目を疑うようなショーウインドウを見かけました。
それがコレ。
下山事件といえば、1949年7月6日、当時の国鉄総裁・下山定則さんが轢死体で見つかった事件です。GHQの陰謀説、労使交渉に悩んだ末の自殺説、その他の他殺説などなどが入り乱れ、未だに真相が明らかにされていない(下山総裁が、列車に轢かれて亡くなったのか、殺された上で線路上に放置されたのかさえ不明)大事件(詳しくは、ネットで「下山事件」で検索してご覧ください)。
恐らくは、国鉄時代にはタブー視されていたであろう「下山事件」が、こんな風に、あっけらか~んと、駅ナカの書店のショーウインドウを飾っている…。
60年の歳月と、国鉄の分割民営化があるからこその風景なのでしょう。
私は近いところでは↓の旧版(新風舎から2004年に刊行)を読みましたが、結論が明らかでないだけに歯がゆくてしようがありません。同じ「結論が明らかでない」でも、邪馬台国の話題ならロマンがあるんですけどねぇ
。
![]() |
謀殺 下山事件 (祥伝社文庫) 価格:¥ 750(税込) 発売日:2009-06-12 |
「下山事件」のことはこの辺にいたしまして、上野駅の駅ナカからもう一題。
駅ナカの改札内3階にCDショップがあります。鉄道ビデオを流したり、最近は「崖の上のポニョ」のPVを流したりと、朝から元気に営業中なのですが、故マイケル・ジャクソンの追悼コーナーの告知立て看(懐かしい響き)にドッキリ
マイケルの死亡を伝える報道記事として、よりによってこのブログ「マイケル 死す」で紹介した東スポの一面を使っているのですよ。も一回載っけとこう。
マイケルといえば東スポ。このCDショップの店員さんはよ~く判っていらっしゃる!
と、上野駅の駅ナカは、いろいろ楽しめます。
お近くへお出かけの節は、是非とも探検してみてくださいませ。
も一つおまけ。
耐震&復元工事中の東京駅の現況です(JR東日本のリリースはこちら)。
どうしたことか、ミニチュアを撮影したように見えますが、実写です(新丸ビル7階のデッキから携帯で撮影)。
北口ドームは屋根が剥がされて、鉄骨がむき出しになっていますねぇ。
それにしても、工事事務所(だと思う)の何とどでかいことか…。
考えてみれば、東京駅は、竣工当時の姿よりも、空襲後の現在の姿でいる期間の方が長いんですね。
時の流れをしみじみと感じます。