三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

司馬遼太郎と海外派兵

2014年09月07日 | 戦争

ずっと以前に書いた日記がハードディスクの片隅にあることを見つけました。
少しずつ投稿することにします。


司馬遼太郎は不思議な人物だと思う。
朝日新聞と産経新聞のどちらも司馬遼太郎をすごくほめているのだから。
妻に言わせれば、当たり障りのないことを言っているからだが、『司馬遼太郎対話選集』を読むと、産経新聞が嫌いそうなことをはっきりと言ってる。
少しご紹介。

ぼくは5・15や2・26事件はひじょうにきらいです。

私にはなぜあんなに元号に固執するかわからない。元号は敗戦とともに消滅してしかるべきものだったのに。

経済大国になったのだから軍備を拡大せよ、という声が内外で高まっていますね。これはいたずらにソ連を刺激しているだけなんだ。

海外派兵とか徴兵とかいうことになると、日本に反乱が起こって、それをやる政権はつぶれます。

海外派兵は行われたが、反乱は起きないし、政権もつぶれていない。
集団的自衛権の行使について司馬遼太郎はどのような感想をもらすだろうか知りたいものです。

コメント
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