星護『笑いの大学』は昭和15年が舞台の映画。
死語ではないかと思われる言葉が出てくる。
劇団「笑いの大学」の座長は青空貫太、略して「アオカン」。
その瞬間、あまり笑いが起きなかった。
しょうもないギャグだからかもしれないが、アオカンの意味がわからない人が多かったのかもしれない。
座長の得意ギャグ「猿股失敬」もどうか。
映画の中でも白けるギャグとされているが、「失敬」と言ってあやまることはなくなったように思う。
そして「猿股」である。
辞書を引くと「腰から股のあたりをおおうズボン形の男子用下着」とある。
私も言葉は知っていても、実物はよくわからない。
妻が使用しているババパンツみたいなものか。
それと「お国のために」と「あくび」のだじゃれ。
三谷幸喜としては、ほんとは「あくび」ではなく「おくび」にしたかったのではなかろうか。
しかし、「おくび」だとどういう意味かわからない観客が多いだろうから、「あくび」にしたという気がする。
かくいう私自身、「あくび」=「おくび」と思っていた。
ところが辞書で調べると、「おくび」は「ゲップ」の意味だった。
いささか赤面してしまった。
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