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資本市場

2009-11-26 | 今日の東京市場
皆様お世話になっております。為替がいっちゃいましたね。ドル円は東京時間で86.30円まで上昇しました。反騰してダブルボトムに持っていくか、それとも95年4月20日の79.75円を目指すか?今の流れは後者ですね。誰もドルほしがらないですよ今。

株式とCB
平均株価は為替が円高にすすんでいましたが小幅安。免疫が出来たのでしょうか?それとも参加者が減っているのか。
本日のアジア市場の株式は全面安、ベトナムは4%を越える下げ。中国本土も上海市場は4%近い下げとなっています。
株式市場は嫌なムードが漂っています。そんな中でもファーストリテイリングは360円高の16200円、時価総額は1兆7183億円です。
円高は悪か?日本は輸出国家のため海外売上げは円高により減少します。しかし、輸入業者は円高=売上げは上昇します。輸入品は円高で下落します。現在、給料所得が減少するなか輸入物価下落により可処分所得が上昇します。マスコミは円高を100%悪いようなこといいますがはたしてどうでしょうか?もし、円安が進んだ場合、輸出企業の売上げは上昇しますが、輸入物価が上昇、極端な円安が進むとスタグフレーションがおきます。ガソリン急騰、インフラ料金上昇、輸入品価格急上昇。これは最悪のシナリオ。日本国内は失業率が上昇、治安が悪化。こうなれば先進国から格下げです。
CBはイオン6回債と7回債が東証に上場しました。寄付き価格は100.20円と100円。とりええず額面割れではなかったですが、このCBの募集価格は102.50円なので募集で購入された方は皆さんマイナスです。このCBの特徴は残存期間が短いこと、イオンのクレジットが比較的高い(L+60bp程度)ことからCBの社債価値が高いという点が上げられます。
CB価格のうち96円程度が社債価値となります。ただし、引け値ベースでかい離率が32.53%、35.88%と大きいために株価がよほどブルトレンドを描かないとCB価格は上昇しません。このCBの投資戦略はあくまで利回りベースです。上値を追う必要はまったくありません。
昨日CB発行は発表した旭硝子はスキームが一般的なCBと違うので明日説明します。

社債
本日、三菱UFJリース3年債とホンダファイナンス3年債が発行されました。期間は同じですがクーポンは三菱UFJリースが0.82%、ホンダファイナスが0.487%格付けは前者がA+ R&I、後者がAA R&Iで2ノッチの差です。ただクーポンは倍近く違います。
三菱UFJリースは当初200億円発行予定が300億円の増額されました。
社債市場は今年最後の駆け込み発行が来週から再来週にかけてありあす。ダイセル、電気ガラス、京王、ドンキ、資生堂、三菱電機、三菱重工、川崎重工、伊藤忠のマーケッティングが始まっています。
CDS
CDSは閑散。出合いは、大成3年:350bp(280bp)、りそなドルサブ3年:110bp(NA)、ソニー:70bp(61bp)、武富士2009年12月:アップフロント4%(NA)、イン・50銘柄はS12:147bp近辺で寄った後、bp→148bp(146bp)が成立していました。
今日、ドバイのCDSが急上昇しています。「バイ政府の政府系投資持ち株会社ドバイ・ワールドが全債務支払い繰り延べを債権者に求めた」(Bloomberg) 
によりCDSが122.16bp上昇、440.145bpです(25日)。

為替
為替はいくとこまで行かないと止まらないですね。80円割れをトライです。リスクリバーサルも突然動きだし円コールが円プットより2.2%高い水準にあります(昨日1.375)。市場も円高を期待しています。
豪、ユーロ、ポンド、ウォンなどの通貨はドルのリバウンドから下落しています。

本日はビジネススクールの日です。今日の講義はクレジット市場です。今日の内容はちょっとおもしろそうな講義内容です。 理

朝のレター

皆様おはようございます。今度はあさから旭硝です。旭硝子がCBを2本 発行します。ちょっと株主に気を使ったのか直接キックではなく間接フリーキックでもほとんどペ゜ナルティーエリアの中。公募との違いは時間軸だけです。ソフトマンダトリーをつけてあるため、途中時点で転換されなくてもある次期 強制的に転換されます。ただし、行使価格はある一定期間の加重価格、株式数は現潜在株式数となるため、現金償還分が発生します。企業としては出来るだけ株価を現転換価格より下落されてしまっては資本の補充になりません。その点では株価に楽観的な調達といえます。このCBデルタは0.16。行使価格がFOTMのためデルタが小さいため株価への影響度は限定的ですが償還を考えるとちょっと無理なファイナスです。企業とすれば とりあえず5年間に株は上がるよ!!って感じです。どうだかな~~?
~^^~  理
コメント
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