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株式投資冬の時代

2022-01-29 | 今日の東京市場
皆様お世話になっています。
最近は週3~4回、低酸素ジムに通っています。走行距離は1回平均5.5キロ、週3回で約16キロ。週末に20キロ走ると月の走行距離が目標の150キロです。今年も月150キロ目指して走ります。

・新型コロナ感染者
感染者が日本で前週比15.58%と急増。東京マラソンピンチです。緊急事態宣言が発動されたらアウトです。フランス、スペイン、イタリアでは感染者が先週比9%程度増加しています。世界全体では若干低下しました。





・マザーズ指数
マザーズ指数が悲惨なことになっています。年初来の下落率は、26%です。まだまだ割高です。押し目買いの押し目なし。うかつに手を出すと大やけどをしてしまいます。チャートでのリバンド狙いは控えましょう。投資する場合はファンダメンタルズを重視し、割安な銘柄を拾いましょう。

・ソフトバンクの劣後債のクーポンが2.48%
SBI証券では劣後5回債は完売だそうです。ソフトバンクは良いタイミングで資金調達できました。孫さん一安心ですね。ドル債のスプレッドが拡大しています。次回はもっとクーポンが高くなりそうです。金利はもう下がりませんから。期待はクレジットが改善すること。孫さん、がんばれ!



・株式市場
米国株式市場は連日、乱高下の激しい動きです。資金は日根米ともにバリューに流れています。人気のバンガード・ハイディビデンド・イールドETFの下落率は年初1.24%。プラスではありませんがこの下落相場でよく耐えています。





成長株は銘柄選別が始まっています。ハイテクバブル崩壊前、燃料電池関連が暴騰。当時、私はPLUGパワーを100万円前後(100株)購入。その後、株価が急騰。これからは燃料電池の時代がやってくると思い、保有していました。その後、ハイテクバブル崩壊。PLUGパワーは暴落。その後、減資もあり、結局2000円で売却しました。あれ以来、成長株への投資は慎重になりました。私のポートにはGoogleも保有していますがコストは780ドルです。
アップルが120ドルを下回ったら投資しようと思います。
こういう相場の時は、銘柄と株価を精査し、ターゲット価格を決めて待ちましょう。
3月利上げはほぼ確定。利上げ幅は0.5%と思っていたほうが良いでしょう。
FRBはコロナよりインフレ率を気にしています。消費者物価指数が落ち着かないと株式市場は落ち着かないでしょう。
米国のルネッサンスIPO指数は東証マザーズ指数と同様に急落しています。兄弟のような動きをしています。IPO冬の時代がやってきました。いままでなかなか当たらなかったIPO。
購入は慎重に。そういえばIPO価格に公正取引委員会が報告書をまとめました。過少値付け等を問題としています。日本の寄り付きが平均1.5倍、米国やドイツの1.2倍に比べて高く、本来企業が調達できははずの資金が得られないことを問題にしています。証券会社主導で想定発行価格を算出していることで、想定価格が低くなり、優越的地位の乱用に当たる懸念があると指摘。



今には始まったことではないですが、なんでこのタイミングで出すかな~。これも貧富格差是正のひとつですか。岸田総理は新しい資本主義を掲げていますが、政策は社会主義に近いように思えます。日本の選挙制度も米国のような直接選挙に変わらないかな。

藤井理

データ:Bloomberg
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株価急落、銘柄選択の時

2022-01-23 | 今日の東京市場
皆様お世話になっています。
コロナ感染が再び増加してきました。東京マラソンは3月です。感染がこのまま拡大してしまうと、再び延期となってしまうかもしれません。収まってほしいです。

・新型コロナ感染者
世界中で感染者が急増。日本、フランス、スペイン、イタリアでは感染者が先週比10%以上増加しています。感染者拡大中です。





・マザーズ指数
マザーズ指数が悲惨なことになっています。年初来の下落率は、17.7%です。まだまだ割高です。セーフィーの株価は年初比マイナス50.75%と半値以下となりました。
米国金融政策が転換、うかつに手をだすと火傷をします。投資する場合はファンダメンタルズを重視し、割安な銘柄を拾いましょう。




・ソフトバンクの劣後債のクーポンが2.48%
金利は今後上昇します。低金利の現在この銘柄を購入する必要はありません。CDSは、前週比30bp拡大しています。米国では社債のクレジットが拡大傾向にあります。
日本では日銀がゼロ金利政策を維持しているものの、社債買い入れが今年の3月に終了します。それ以降、クレジットが見直されることになるでしょう(広がる方向)。
購入される方は、満期保有を前提としましょう。途中売却すると額面割れの可能性が高いです。売却時の条件が個人向け国債のようになればよいのですが。




・株式市場
半導体関連や成長株がボロボロです。FAANGの時価総額は1週間で75兆円が消えてしまいました。私の保有している東京エレクやアドバンテストも痛めつけられています。フェンダー54年ストラトキャスターが買えるぐらいの利益が消えてしまいました。相場なので仕方ないです。




バリュー株はまだまだ割安ですが2極化が進んでいます。勝者(商社)が強いですね。
トヨタも堅調です。今年はテスラ売りのトヨタ買いが良いと思います。テスラの株価はまだまだ割高です。
投資信託の積立を始めるには良いタイミングです。つみたてNISA銘柄の銘柄ではありませんが、フィデリティのテンバガーファンドという世界のバリュー成長株に投資している投資信託があります。信託報酬は手数料が高いものの、今後の相場展開(長期低迷相場)を想定するとおもしろい銘柄だと思います。
先進国の株式市場は下落基調にありますが、中南米諸国が堅調に推移しています。
比較的、下落率が低い銘柄は、配当重視型のETFが上げられます。



高い配当重視ETF



中南米ETF

今週、FOMCの週です。前回のドット・チャートは年内のFF金利は0.25%が3回引き上げられるという予想でしたが。FRBのタカ派姿勢から利上げ幅が拡大される可能性があります。

今週も株式市場は不安定な動きとなるでしょう。半導体指数や成長株は底が見えていません。こういう時、チャートでは売買しないようにしましょう。
株式市場はいままでが良すぎました。銘柄は慎重に選ぶようにしましょう。



藤井理

データ:Bloomberg
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ソフトバンクが劣後5回債起債予定、let's go! か否か

2022-01-15 | 今日の東京市場
皆様お世話になっています。
今年も宜しくお願いいたします。膝の故障で長距離(20キロ以上)を今年一度も走っていません。そろそろ膝もよくなってきたので、今日の午後か明日の朝に20キロ~25キロ走ります。誰か一緒に走りませんか?
2月にバンマスの歌の発表会があります。そこで、テナンツ(バンド名)が参加することになりました。最近、バンドはレッチリの曲を演奏しています。ストラトが一本ほしくなりました。1963年のストラトが欲しいのですが300万円ぐらいです。マスタービルダー作製の
1963年が50~100万円。誰か、私にプレゼントしたい方はいらっしゃいませんか?


・新型コロナ感染者
世界中で感染者が急増。フランスやイタリア、スペインでは感染者が先週比10%以上増加しています。英国やドイツは4%台に収まっています。




・マザーズ指数
マザーズ指数が悲惨なことになっています。年初来の下落率は、14.9%です。まだまだ割高です。試練の時です。一方、バリューはしっかり。今年はバリューと半導体の年となりそうです。


・ソフトバンクの劣後債は買い?
ソフトバンクが期間7年の劣後5回債を起債します。買い、見送り?私は見送ります。

私が買わない理由
・クーポンが低い(3%はほしい)
・流動性が低い(途中売却は元本割れ覚悟)
・期間が長い(インフレリスクが高い)
・タイミングが悪い(金利は今後上昇する)

まず、債券について復習しましょう。債券は企業が倒産しない限り、元本が償還金額となります。5回を額面100万円購入し場合は、7年後の償還日に額面100万円が償還金額です。
債券は、よほどのことがない限り元本が償還日に償還されます。日本人の多くは元本割れを嫌い、株式投資をさけ、銀行預金など安全資産にお金を預けています。
それでよいのでしょうか。現在100円で購入できた商品7年後に同じ価格で販売されているのでしょうか。日銀のインフレ目標は2%です。極端にいうと物の価格が毎年2%上昇することを日銀が目指しているということです。仮に物価が年2%上昇した場合、100円で購入できたものが7年後には114.8円に上昇します。これがインフレリスクです。日本経済は長い間停滞しているため日本の物価は上昇していませんが、他国は上昇しています。
7年は個人投資にとって長すぎます。
債券投資は期間3年以内の銘柄がよいでしょう。

社債は株式のように上場していません。売却する際には購入した証券会社に売却することになります。価格は証券会社言いなりです。社債価格はJSDA(日本証券業協会)のHPで確認できますが。あくまで気配値です。基本的に途中売却は元本割れ覚悟で売る必要があります。
購入のタイミングとして、最悪といえます。金利は今後低下する見込みはありません。各国で金利が上昇しています。日本も同様、国債利回りが上昇傾向にあります。発行体(ソフトバンク)はできるだけ早く社債を発行したい状況にあります。買い手はもうしばらくまてば、もっと条件の良い社債に投資することができそうです。
・流動性が低い(償還前に売却する場合は元本割れの可能性大)

ソフトバンクが7年の劣後5回債の仮条件は2.15~2.75%です。販売は1月21日12時からです。額面は100万円、発行額が5500億円と大型の起債です。

ソフトバンクは昨年9月に今回同様の劣後債(7年3回債。クーポン2.4%)を発行しました。この社債の水準は2.455%です。この水準を考慮すると5回債のクーポンは2.45~2.5%に収まりそうです。
一方、クレジット(7年CDS)の動きを見てみると、3回債の条件が決まった2021年9月10日は252bpでした。2022年1月14日は299bpです。CDSは47bp程度拡大しています。クレジットを考慮すると5回債のクーポンは3%近くほしいと思います。


同社は2028年償還のユーロ建てとドル建て債(シニア)を発行しています。
現地通貨の利回りはユーロ建て4.51%、ドル建てが5.17%です。金利の市場では、SWAP市場というドルやユーロなどを円に交換する市場があります。SWAP市場を使い、これらの債券の通貨を円に変換するとユーロ建て4%台、ドル建てが3%台です。
円建て債を購入するより外債を購入したほうがお得という結果となりました。

・ユーロ建て:5.0%2028年5月償還:価格102.789 利回り4.51%(ドイツ国債+481bp)
・ドル建て:6.25%2028燃4月償還:価格105.494 利回り5.17%(米国債+352bp)
〇円SWAP後利回り
・ユーロ建て5%2028年4月償還:4.29%
・ドル建6.25%2028年4月債:3.17%

証券マンがソフトバンク債販売に力を入れる理由は、高い販売手数料が背景です。
3回劣後債の販売手数は1.5%です。証券マンが100万円販売すると1.5万円の手数料収益があがります。1000万円販売すると15万円、1億円なら150万円です。
ソフトバンク債は手厚い手数料を人参とし、証券マンに販売促進を促しています。
私は、新発のソフトバンク5回債を購入しません。10年国債利回りが0.1%程度で推移している市場で7年2.4%(仮)は魅力的です。
購入される方は、償還日まで保有することを前提に投資するようにしましょう。

個人的には100万円あればトヨタや三菱商事などの割安株に投資します。株は元本割れの可能性がありますが、企業成長がインフレ率より高ければ元本割れリスクは小さいと考えています。株価の上値はありません。社債には上値があります。

藤井理
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マザーズ暴落

2022-01-08 | 今日の東京市場
皆様お世話になっています。
今年も宜しくお願いいたします。正月の豊川稲荷は参拝される方でいっぱいでした。
東京マラソンが3月に開催されます(予定)。昨年12月以降まともなトレーニングができませんでした。本格的に準備しないとサブ4は厳しそうです。

・新型コロナ感染者
世界中で感染者が急増。フランスやイタリアでは感染者が先週比10%以上増加しています。
7日間の新規死者数(人口100万人あたり)は、フランス、イタリア、英国などで増えています。






・ついにやってきた、成長株の暴落
株式市場厳しい幕開けとなりました。FRBのタカ派姿勢に成長株を中心に株価が急落しています。日本市場では、マザーズ指数が暴落。12月末には987.94ポイントでしたが
1月7日には883.15ポイントに。下落率は10.06%です。マザーズの構成銘柄は割高銘柄が多いため下げ余地はまだあります。株式市場の格言に「半値八掛け2割引」があります。高値から株が急落した場合の下値めどの水準とされています。マザーズ銘柄は試練の時です。利益が出ている銘柄は外したほうが良いと思います。
一方、資金は日米ともに金融、石油関連や割安大型銘柄に流れています。トヨタ、日立、
商事などまだ割安な水準。まだ上昇余地がありそうです。









・クレジット
米国債金利が上昇したため、社債の金利も上昇しています。しかし、Tスプレッドはいまのところ大きな動きはありません。スプレッドの拡大は、株式市場にはマイナス要因です。







今年は資本市場にとって厳しい年となりそうです。株価は下落、社債スプレッドは拡大しそうです。


藤井理
データ:Bloomberg
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