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割安なTOPIXコア30銘柄

2021-03-27 | 今日の東京市場
皆様お世話になっております。26日までの走行距離は130キロ、消費カロリーが8,326キロカロリー(体重換算は1.56Kg)です。明日、東京マラソンの新コースを試走するので今月も何とか目標の150キロ達成できそうです。
そういえば、東京マラソンのエントリーが31日までですよ。申し込みされる方はお早めに。

株式市場が思っていたより早く回復してきました。欧州のコロナ拡大が要因です。感染者の数は先週比、フランスが5.8%、イタリアやドイツでも3%以上増加しています。欧州の主要国は米国の1.09%を大きく上回っています。

ダウ平均やSP500指数が史上最高値を更新しました。ナスダックが出遅れている状況です。グロースが買い戻されるかどうかによりシナリオが変わります。
現在の予想PERはダウ平均が21倍、SP500 が23倍、ナスダックが33倍、ラッセル2000が36倍、日経平均が21.6倍、TOPIXが21.6倍、マザーズが668倍、ジャスダックが28.8倍、東証REITが31.6倍、TOPIX CORE30が15.45倍です。
TOPIX CORE30が相対的に割安です。指数構成銘柄にバリュー株が多いためです。
割安銘柄の予想PERと配当利回りは以下の通りです。
トヨタ:12.6(2.63%)
SONY:13.39(配当利回り0.48%)
SBG :5.71(0.48%) 
MUFG:12.27倍(3.97%)
任天堂:18.38倍(2.93%)
NTT:11.99倍(3.51%)
三井住友FG:11.73倍(4.51%) 
KDDI:12.7倍(3.32%)
本田技研工業:11.87 (2.48%)
日立:13.58(1.85%)
伊藤忠:11.96(2.47%)
みずほ:10.74(4.48%)
商事:21.03(4.14%)
物産:14.25(3.36%)
東京海上:18.77(3.65%)
アステラス製薬:18.3(2.44%)
これら銘柄の中で投資をするなら、個人的にはトヨタ、NTT、商社が良いと思います。

トルコ

エルドアン大統領が突然、中銀総裁を解任しました。前総裁(アーバル総裁)はインフレを抑えるために利上げを実施し、そのため通貨リラは信頼を回復し、国債金利や株式市場も安定していました。しかし、突然の解任に市場は大混乱。
エルドアン大統領は利上げが大嫌い。インフレなんて関係ないという金融素人。アーベル総裁の利上げを良く思ってなかったのでしょう。
突然の解任に、市場の反応はトルコ売り、通貨や株が暴落、国債金利も急騰。もうだれもトルに投資しないでしょう。今後、トルコの国債は誰が買うのでしょうか。
日本では個人向けにトルコリラ建ての売り出し債が販売されていますが買わないほうがよいです。リラ安進む可能性が再び高まったためです。今後は外貨準備高の数字が注目されます。アルゼンチンのようにならないことを祈っています。

基本的に高いインフレ国の為替は円高になります。
数字で説明します。
1年定期預金金利がリラ金利:20% 円金利:1%
為替:1リラ=13.50円とします。
Aさんがリラの外貨預金に1年預けると1年後1.2リラになります。
Bさんは13.5円の円預金に1年預けると1年後に13.635円です。
Aさんが1年後の為替予約をすると円金利に収斂されるように為替が調整されます。
つまり、13.635円÷1.2=11.36円 2.26円の円高です。
株式投資より負ける確率が高いリラ建て債。リラ建て債より、上記の割安銘柄に投資しましょう。

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不安で一杯、テスラの株主

2021-03-20 | 今日の東京市場
皆様お世話になっております。19日までの走行距離は89キロ、消費カロリーが5,666キロカロリー(体重換算は0.78Kg)です。目標の150キロまで61キロです。

米国株式市場が不安定になってきました。背景は金利の上昇です。長期、超長期金利が上昇し2年国債との金利差が拡大しています。インフレ率を考慮すると現在のFFは低すぎます。FRBは2023年までは引き上げないという方針なので、FF金利の影響を受けない長期、超長期金利が利上げ後の水準を探っています。カナダや英国も米国に追随し、超長期金利が上昇しています。超長期金利の上昇が住宅ローン金利の上昇に繋がるため景気にネガティブな材料です。



日銀が金融政策を変更しました。購入対象のETFはTOPIX型のみになりました。
日経平均型が外れることになったので、FリテイリングやソフトバンクG等の指数寄与度が高い銘柄がしばらくファンドのポジション調整で売られそうです。
ソフトバンクGは投資先がグロース銘柄ばかりなので逆風がすでに吹いていますが、この日銀の政策変更は新たなネガティブ材料です。強運の持ち主、佐護さんがソフトバンクGを3月一杯で退社されます。郵貯から絶妙のタイミングでソフトバンクGのCSOになられた方です。何か匂いだしたのかもしれませんね。

 トルコが政策金利を2%引き上げ19%としました。トルコのインフレ率が15.61%なので、政策金利との差が3.34%となりました。トルコリラは買われ、対円では2月22日以来の15円台を回復しました。財務大臣交代後、徹底した通貨防衛策をとっています。財務大臣が変わり金融政策に本気度が伝わってきます。潮目が変わったのかもしれません。

 フォルクスワーゲンがグループ傘下の全部ブランドの技術的基盤を統一させ電動化をすすめます。ついに巨人が動きはじめました。バイデン大統領の誕生で世界中の自動車メーカーが電動化に動きだしました。電気自動車市場がレッドオーシャン可。テスラは対応を迫られることでしょう。テスラのPERは885倍と株価が超割高です。一方、フォルクスワーゲンは17.3倍です。テスラ株をお持ちの方は夢が覚めないうちにサヨナラしたほうが良いと思います。テスラの時価総額は68.4兆円、フォルクスワーゲンが16.95兆円です。今後、テスラプレミアムが剥げ落ちる可能性があります。

来週の日本株も荒れそうですが、権利落ちが控えているため高配当銘柄は底堅く推移することでしょう。個人的にはトヨタの動きが気になっています。


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GM、FORDが復活

2021-03-13 | 今日の東京市場
皆様お世話になっております。今月はまだ走行距離が45キロです。明日、晴れたら25キロ走る予定でが、今月150キロ走れるかどうか微妙です。

ECBが金利の急騰を嫌い資産の購入を早いペースで実施しると発表しました。これを受け、イタリアやギリシャ等の国債とドイツ国債との金利差が縮小しました。
欧州国債はドイツ国債が中心です。リスク警戒時には各国の国債金利とドイツ債の金利差が広がり、リスクオンは縮小するという構図になっています。週末は欧州国債の金利が全体的に上昇しましたが金利差は縮んでいます



イタリア国債とドイツ国債の金利差推移

米国債市場ではいままで好調だった投資適格ETF(LQD)が売られています。この指数は構成銘柄に問題があり、長期、超長期債の利回り変動の影響を大きくうけます。構成銘柄は残存年限(今から償還までの年数)が10年超の銘柄が全体の44%弱を占めているからです。つまり、10年国債の金利が上昇するとこのETFの価格が下落するという構造です。10年国債が0.01%上昇すると価格が9.3セント上下します。一方、ハイイールドETF(HYG)は残存5年から7年の銘柄が中心です。2019年年末を100とすると、投資適格ETFは現在103.81とハイイールドの104.21をついに下回ってしまいました。



米国債(3年、5年、7年、10年、30年債)の2年債との金利差推移



投資適格ETFとハイイールドETF、レバレッジドローン指数の推移(2019年12月末=100)

米国株式市場では、グロース株とバリュー株の日替わり相場が続いています。国債金利も下がったと思えば上昇。米国債のイールドカーブはより長い期間の国債が売られ、長期と短期の金利差が拡大しています。これは、銀行銘柄にとっては良いことです。短期で資金を調達して、長期で運用できるためです。既に銀行銘柄が買われていますが、まだ買える水準です。バリュー株ではGMやフォードが面白そうです。GMは再上場来の高値を更新し、時価総額は9.3兆円です。現在、無配ですが業績が回復基調にあるため再配も近いでしょう。
テスラ売りのGM買いが良いと思います。フォードもよさそうです。
キャタピラーは史上最高値を更新、私が投資した昨年3月90㌦台でしたからすでに2倍以上に上昇しました。ちょっと割高感がありますがインフラ関連銘柄なので今のところ売却は考えていません。

日銀が9日に実施した残存1年以上3年以下を対象とした社債等買入(社オペ)は前回に次ぎ減額されました。当初の予定は2500億円程度でしたが買入額は2000億円でした。対象銘柄が枯渇し、当初予定額を実施すると札割れになるか金利が大きく低下してしまいます。日銀は応札レートの下限金利をマイナ0.1%としています。結果はマイナス0.093%でした。マイナス金利導入後の最低は2016年6月と7月のマイナス0.304%です。少しずつですが金利水準を正常化させようとしているように見えます。
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グロース銘柄に大雨警報 

2021-03-06 | 今日の東京市場
皆様お世話になっております。2月の走行距離は181キロ、消費カロリーが12,000キロカロリー(体重換算は1.67Kg)です。昨晩雨が降っていたので走るのを断念したため、今月はまだ走っていません。

先週予想した通り、小型株やハイテクの割高銘柄が下落しました。昨日、指数が買い戻されていましたが個別銘柄では下落している銘柄が目立ちます。
まだまだ、本格的な下げはこれからです。グロース銘柄は早めに処分するようにしましょう。

燃料電池のプラグパワーが続落中。1月26日に73.18㌦を付けましたが、昨日の終値は39.3㌦(前日比-1.8%)です。まだ下げそうですね。
もともと昨年の3月には3㌦を下回っていた銘柄です。
テスラも割高修正中。時価総額は高値87兆円から62兆円に25兆円減少しました。
トヨタの時価総額が消えてしまいました。他社が電気自動車に参入しはじめています。テスラは価格を引き下げて応戦しています。



燃料電池関連銘柄の推移です。



テスラの円換算時価総額推移です。

日本ではマザーズの予想PERが898倍と割高です。50%押しが950です。小型割高銘柄をお持ちの方は早く処分したほうが良さそうです。
その内IPOも崩れてくるでしょう。IPOに応募し、当たり始めたら市場が崩れるサインです。

債券市場では米国債のイールドカーブが立っています。図は各年限と2年国債との金利差推移です。
30年債と2年債の金利差は2.16%と2015年以来の水準です。長期金利は下がる理由が見当たりません。



米国債の2年国債との金利差推移です。

世界はコロナ後に向かって動き出しました。再生エネルギー関連銘柄の押し目を拾いましょう。コロナ後の株式市場は再生エネルギーとインフラ関連が良いと思います。
岩谷産業の株をブラックロックやアリアンツ、ステートストリートが少し買い増ししています。まだまだそれほどの比率を保有しているわけではありませんがブラックロックの保有比率は1.15%です。

 株式市場は不安定な相場展開が予想されます。シートベルトをお忘れなく。
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