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ジャンクに資金流入 リスクONの流れ

2022-05-28 | 今日の東京市場

皆様お世話になっています。

もうすぐ6月ですね。6月と言えばポール・マッカートニーと私の誕生日です。今年の誕生日プレゼントは、TOKAIストラトキャスターのフレットがすり減って弾きづらくなったのでフレット交換です。ネックにも問題があるようで、見積もりが8万円でした。
日本製のギターですが、バンドメンバーから評価が高いので修理することにしました。

・米国株が生き返った?
米国のリスクスイッチがOnとなりました。ジャンク債に大量資金が入ったようです。
ジャンクはスプレッドが広がってきていたので買いが入ったのでしょう。
異常な買われ方です。







ジャンクはスプレッドが厚いので、国債金利が上昇してもスプレッドが上昇分を吸収することがあるので、米国の経済が徐々に減速していることが背景でしょう。
住宅市場が減速してきました。
個人的には、株はまだ下がると思っているので、慌てて投資する必要はないと思います。
割安な水準まで下がるのを待ちましょう。

・日本市場
ホテルリートが堅調です。インバウンドが戻ってきます。分配金の増額が期待できそうです。コロナ前の水準まで回復できるか?時間はかかりそうです。
株は下値が固まってきました。大型割安で成長企業に投資しましょう。



・為替
日銀がどのタイミングで付利を0%に引き上げるか?そこから全てが変わります。
社債は買う時期ではありません。金利は下がりません。今後金利は上昇します。
楽天グループが期間3年の個人向け社債を1500億円発行します。条件は、0.4~1%
です。格付けはA(JCR)の予定です。
3年1%なら良いかもしれません。流動性が低いので満期まで保有するという前提条件付きです。途中売却して利益を得るという商品ではありません(CBを除く)。
社債には最高価格が存在します。社債価格は、元本とクーポンを足した合計が最高値です。クーポン1%、3年の場合、元本100にクーポン1%の3年分である3を足した103となります。1年後にはクーポン1%が払い終わるので、102、2年後は101とどんどん低下し最後は100です。
3年後のインフレ率との比較です。償還時にクーポンより高いインフレが起きていれば貨幣価値が下がります。
表面的な償還は元本ですが、実質的な償還を考えるようにしましょう。
そういう面では5年を超えるような長い社債は購入すべきではありません。

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米国株、冬の時代

2022-05-21 | 今日の東京市場
皆様お世話になっています。

昨日、三越に入店の際、体温が高かったのか初めて感知器が反応しました。
体温は36.6度とちょっと高めですが、設定が低すぎでは?
社員の方からは何の指示もなかったので目的の和菓子を買って帰りました。

・米国株冬の時代
米国では、株式から2年、3年国債に資金が移動しています。米国では、利上げが継続されるもで、しばらくこの流れが続くでしょう。
社債市場ではTスプレッドが拡大しています。社債ETFも売られ、社債市場から資金が流出中。
まだ、株式市場はもう一段下落する余地があるので、銘柄、ターゲットプライスを決めて投資するようにしましょう。

・日本株は2極化
成長株はまだ買う水準ではありません。大型、低PER、売上成長率が高く、配当利回りが高い銘柄を安く買いましょう。
4月CPIが2.5%とついに日銀ターゲットの2%を超えました。ただし、CPIの押し上げ要因が原油を始め、製品価格の上昇です。賃金がなかなか伸びてきません。
まず、付利預金を-0.1から0%に、その次に10年債のターゲット引き上げが考えられます。
超長期債にとって試練の時。10年ターゲットが引き上げられると20年、30年債利回りが急騰する可能性があります。今後、住宅金利が上昇し、不動産価格は下落するでしょう。

日本を救う道はインバウンド。海外の方は、円安効果もあり日本の質が高くて安いサービスを享受できます。

・クレジット
クレジットは世界で広がっています。イタリアやギリシャ国債とドイツ国債の金利差が
拡大しています。ジャンク債のTSも同様です。
イタリアとドイツ債の金利差

格付け別5年米国債との金利差

ジャンク債と国債の金利差

ソブリンCDS



データ:Bloomberg
藤井理



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仮想通貨冬の時代 

2022-05-14 | 今日の東京市場
皆様お世話になっています。
最近、レッチリのギターにはまっていて、毎日1時間は練習しています。高校3年の時に購入したTOKAI ST80(ストラトモデル)が大活躍しています。
先週、BOSSのコーラスを購入しました。今日、バンド練習で初の音出しをします。去年から今年にかけて購入したエフェクターは、ワウワウ、ファズ、フェイザー、ノイズゲーター、
コーラスです。次はストラトのビンテージが欲しいいです。高くて買えないので1980年代前半かカスタムショップのストラトで予算50~100万円で良い物があれば、来年の6月18日に買います。

・デジタル通貨冬の時代
先週はデジタル通貨が大混乱。仮想通貨冬の時代か!12日に「21シャアーズ・テラETF=LUNA」は99%下落し、0.002スイスフランを付け価値がなくなりました。背景はステーブルコインのテラUSDが、ドルとのペッグを失ってしまったことです。
仮想通貨は通貨ではありません。投機そのもの、ご注意くださいませ。オランダの球根と同じ。投機家の方は目を覚ましてくださいませ。





・日本株は堅調
13日の米国株式市場は大きく買い戻されましたが安心は禁物です。ファンダメンタルズは
何も変っていません。機関投資家は戻り売りスタンスです。QTが始まるとクレジットスプレッドが拡大。成長株にはマイナス材料です。
一方、日本株は好業績銘柄を中心に買いが入りました。新型コロナの水際対策が6月から緩和せれる可能性が高まってきました。市場ではホテルREITが買われるなど先取りした動きがでています。
こういう相場の時は、株価が割安な水準に落ちてくるまで待ちましょう。上値追いは、ダメです。真っ赤な成長株は買わないようにしましょう。大損しますよ。
私の投資対象は、配当成長、売上成長、配当利回り、予想PER、利益率、の高い(PERは低い)銘柄です。




FANANGとTOPIXの時価総額のスプレッドが縮小してきました。FAANGはまだまだ下げ余地がありそうです。東京23区の地価合計額が米国本土を上回っていたバブル時代と同じ現象です。



データ:Bloomneg
藤井理

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日本株に奇跡は起きるか?

2022-05-07 | 今日の東京市場
皆様お世話になっています。

6カ月ぶりに田舎に帰り、ゆっくり過ごしてきました。
JRのスマートEXで新幹線を予約しました。すごく便利です。新幹線もスマホでピッ!スマホをなくしたら最悪ですが。

・米国株は下げます。日本株には奇跡が起きるかも?
米国では0.5%の利上げが実施、以降2回のFOMCでは各0.5%の引き上げがほぼ確実、QTが6月から実施されます。株式市場にとってはネガティブ材料。特に、期待先行で買われていた高PERのハイテク銘柄は奈落の底に突き落とされてしまいます。
かつて私が経験したPLUG POWERのように暴落してしまう株が現れることでしょう。
PLUGは100株1万ドルで購入し、最終的に20ドルで売却しました。
真っ赤な企業の銘柄を保有されている方は、お早目に決断をされたほうが良いと思います。
日本のかあちゃん銘柄も同様です。
日本を除く、世界中の中央銀行のミッションはインフレ制圧です。英国、インド、オーストラリアも利上げに動いています。

米国株の下値目安は、過去20年の平均PER(予想)から算出するとダウが30650ドル、S&P500が3800pt、ナスダックが11700pt程度です。ナスダックはもっと下落する可能性があります。日本株を同じ尺度で図ると日経平均が36000円、TP’IXが2823ptです。なんと、日本株は超割安です。今後の企業業績見通しが引き下げられる可能性があるので業績予想には注意する必要があります。
世界の株価が暴落する中、日本株が買われることがあるかもしれません。バリュー銘柄で安定成長銘柄の押し目を拾うチャンスかもしれません。マザーズはまだまだ下がる可能性が高いので手を出さないようにしましょう。

・クレジット市場
あかんです。米国では社債が売られ、国債に資金が流れています。3年債が割安です。
社債は買わないようにしましょう(日米とも)。金利が上昇するからです。
ソフトバンク劣後5回債を購入された方には残念なお知らせがあります。
米国市場の6.25%2028年4月償還シニア債の流通利回りは7.65%(93.438ドル)です。
この債券をフルヘッジすると3.65%(円換算)になります。劣後5回債は現在2.87%、97.799円ですが利回りの上昇余地があります(価格は下落)。
売りにいってもたたかれるだけなので、満期を待ちましょう。






データ:Bloomberg

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