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トルコ株にチャンスあり 

2023-08-26 | 今日の東京市場

本日、日本橋浜町公園にて大江戸盆踊り開会が開催されます(16時-21時)。

私は本日のかき氷当番です。かき氷は200円です。皆様遊びに来てください。

ビールやワインも販売もしています。都営新宿線の浜町公園、JR東京駅からは、

鉄鋼ビル前から無料バス(Eライン人形町、浜町方面)を利用してください。

 

・株式市場

今週の日本株式市場は、半導体関連が急落。エヌビディアが好決算を受け急伸したものの、下落に転じたことが嫌気されました。アドバンテストの株価が前週比9.99%下落、東京エレクトロンが同5.93%売られました。エヌビディアは2.4%の下落なので、アドバンテストには投機売りが入ったのでしょう。それでもアドバンテストの年初来騰落率は109.9%と2倍。株価に割高感があるので、下値を試す動きとなりそうです。

 

半導体関連を保有されている方は、我慢の時です。こういう相場の時こそ、信越化学など割安感がある銘柄を安く買うチャンスです。

相場の鉄則は安く買うことです。みんなが騒いでいるときは買うときではありません。みんなの顔が青ざめているときが買い時です。

 大型バリューは堅調に推移しています。鉄鋼銘柄や銀行銘柄は前週比3%程度上昇しています。

・トルコ

トルコ中央銀行が政策金利を7.5%引き上げ25.0%に。CPIが48%弱なので、実質金利はマイナス23%。現金や国債は減価するため、資金が株式市場に流れています。

トルコの株式指数は史上最高値近辺で推移しています。

トルコリラは利上げを受け上昇。金融の正常化まではまだほど遠いですが、着実に前進しています。

 

リスクは利上げ嫌いのエルドアン大統領がどこまで辛抱できるか。リラが10を下回るまで辛抱してね。

トルコのETFは米国市場に上場していますよ。

 

・インド

インド株式市場は前週比ほぼ横ばいでした。ADR銘柄では、インフォシスが3.17%、ICIC銀行が2.3%買われ、ドクタ・レディズ・ラボラトリーズは1.5%下落。

インド株式市場は海外から注目されています。中国がこけて、インドに資金が流れていますよ。外国人はインド株には直接投資ができないので、日本人がインドに投資する場合、投信(ETF含む)かADR銘柄となります。

インドは成長期待が高い国です。長期投資には最適な国でしょう。新しいNISAが始まったら一部をインド株に投資しましょう。

藤井理

データ:Bloomberg

 

 

 

 

 

 

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新しいNISAで将来安泰!

2023-08-19 | 今日の東京市場

中国不動産大手の中国恒大集団が米連邦破産法の適用を申請しました。中国では不動産バブルが崩壊。大手デベロッパーの碧桂園(カントリーガーデン)のデフォルト状態です。

中国不動産企業の株価はコロナ禍の水準を下回って推移している銘柄が目立ちます。

 

2019年12月末を100とした場合、現時点の株価水準は万科企業が36.8、カントリーガーデンが7.0、金科地産集団が29.4という悲惨な水準です。

中国・香港市場から資金流出が続いています。資金はインド市場に流れているようです。

図は、日本、中国、インドの株式時価総額推移です。インド市場の堅調さが読み取れます。

・日本株

中国人団体旅行の解禁が好感されラオックスの株価が前週比18.8%上昇。一方、ビックカメラは2.5%下落。2019年12月末を100とした場合の株価水準はラオックスが122.85,ビックカメラは91.33と、ビックカメラが割安な状況です。

なお、インバウンド消費関連では、高島屋が190.03、三越伊勢丹HDは174.75という水準です。

その他のインバウンド関連で、コロナ以前の株価水準を回復していない銘柄は、JR東海、JR東、JR西、資生堂、ANA、JALなどがあげられます。

 

・新しいNISAで何に投資する

 

2024年1月から新しいNISAが始まります。メリットは非課税期間が恒久化されたことと、

限度額が1800万円(成長株投資枠の上限は1200万円)に引き上げられてことです。

 

図はFAANG銘柄の株価推移です。ナスダック指数の約17倍に対し、アップルは894倍、アルファベットが48倍、マイクロソフトが215倍、テスラは134倍です。地味な配当銘柄に投資するよりも成長期待が持てる銘柄に投資すると、莫大な資産を築ける可能性があります。100万円の100倍は1億円。それも売却益は非課税です。上記のような銘柄に投資すると一生お金に苦労することはないでしょう。

成長枠投資には、FAANG銘柄のようなゲームチャンジャ―となりうる銘柄を探して投資すると良いと思います。

個別銘柄のリスクを取れない方は、ナスダック指数のETFが良いでしょう。この図は過去30年の各国株式指数推移です。S&P500の8.4倍に対し、ナスダック指数は約2倍の17倍す。TVやネットで全世界インデックスファンドを推奨する記事やコメントがありますが、過去を検証すると騰落率はSBI全世界株式インデックスファンドが80%と、S&P500やナスダック指数を大きく下まわっています。お金持ちになりたいなら全世界株式インデックスはやめとけ。

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中国団体旅行解禁、インバウンド銘柄急騰、出遅れを探せ!

2023-08-12 | 今日の東京市場

 

中国政府が海外団体旅行を許可。中国から日本へ団体旅行が10日に解禁されました。

株式市場では、インバウンド関連銘柄が上昇。先週比の上昇率は三越伊勢丹が14.18%、ラオックスが12.65%、高島屋が7.88%、ビックカメラが6.18%、資生堂が7.26%JALが5.36%、JR東海が3.99%、JR東は4.34%。

図はコロナ以前の2019年12月末を100とした株価推移です。相対的にみてJR関連と資生堂に出遅れ感があります。株価の水準はJR西が70.04%、JR東海が85.3%、JR東が87.05%、資生堂は86.16%です。

PERの水準が下の図です。多くの銘柄のPERが20倍を超える中、JR東海が12.82倍、高島屋が13.74倍と割安感があります。

三越伊勢丹が22.48倍に対し、高島屋の13.74倍には割安感があります。

 

高島屋が割安に放置されている要因には2028年12月6日償還のユーロ円CB600億円が考えられます。このCBの転換価格は2,177.5円なので、発行額600億円は株式数27,554.5万株に相当します。この数字は発行済株数(177,759,481株)の15.5%に相当します。あお、同社は自己株式を20,027,688株保有しており、転換には自己株式が用いられる可能性が高いので、実施の新株発行は700万株程度に収まると思われます。

現在のパリティ(理論価格)は102.1125円、CB価格が115.56円、乖離率は13.41という水準です。まだ転換される水準ではありませんが、株価が転換価格を上回っているのでデルタが大きくなりデルタヘッジが株価の上値を押さえている可能性があります。

PUTが2023年12月6日に設定されていますが、CB価格が115.56円とPUT価格100円を上回っているので行使される可能性はありません。

転換制限条項は設定されていないので、経験から転換は理論価格150円前後(株価が3,266.25円)から始まる可能性があります。

 

中国の団体旅行解禁でインバウンド株が買われていますが中国経済はいまがたがたです。

中国7月のCPIは前年比マイナス0.3%です。不動産バブルが崩壊、まるで1990年代の日本のようです。以前のような爆買いが起きる環境ではなさそうです。彼らの消費行動に注目したいです。

以前このブログでお伝えした中国の最大手デベロッパーであるカントリー・ガーデンがついにデフォルト。ドル債利払いが滞っております。同社に社債利回りは急騰、株価は史上最安値を更新。

同社はドル建て債を16銘柄発行しており、2023年9月11日にPUT付き社債の行使日が、利払いは9月17日にクーポンが6.15%2025年9月償還債、10月8日には6.5%2024年4月償還債と7.25%2026年4月償還債が控えています。

社債は投げ売り状態。価格は10%を下回っています(下図)。社債の償還期限を引き延ばすのか倒産するのか深刻な状況です。

となると、今後も中国・香港市場からは資金流出が続きそうです。これは、日本買につながります。世界の年金基金が日本株に投資するでしょう。来年、新しいNISAが始まり日本株ブームが起きるでしょう。現行NISA制度はまだ間に合います。

 

・日本のオフィス市場

三鬼商事が7月のオフィス平均賃料を発表。東京のビジネス地区の平均賃料は19,819円と前月比19円安でした。既存ビルの賃料下落がなかなか止まりません。新築賃貸は+855円の27,988円と上昇、一方既存ビルがマイナス15円の19,688円でした。

東京と大阪を比較すると、大阪オフィスビル賃料上昇が目立ち、東京と大阪の平均賃料差の縮小傾向が鮮明(図)です。

・ただしのつぶやき

大阪ソーダのCBを株式に転換して良かったです。300株だけですが今週株価が暴騰し、史上最高値を付け、週末の終値は7,250円です。転換価格が3,246.3円なので117.5万円程度利益が出ています

株価上昇要因はノボ・ノルディスクが脳性まひや脳卒中のリスクを減らすことが研究結果で明らかになったこと。イーライリリーの肥満治療薬が承認されるとの憶測から両銘柄ともに株価が急伸しました。

大阪ソーダの医療用シリカゲルは糖尿病や肥満治療約の精製材料として世界シャアトップです。どこまで上がるんだろう。しばらく売らずにもってようっと。5万円になったら100株売却して、ストラトかテレキャスのビンテージを買おうっと。

噂ベースですが、ソフトバンクkkが社債型種類株式の起債準備をしているようです。正式に発表されたら買って良いかどうか分析します。

 

来月ぐらいから、八丁堀オフィスで投資塾(寺子屋スタイル)を開こうと考えています。オフィス狭いから最大でも1クラス15名程度。投資のテクニックではなく投資する上で必要な知識に重点を起きます。長期投資家を目指す方にピッタリの塾です。年齢別にクラス分けをします。

詳細は決まってからお知らせします。

 

藤井理

データ:Bloomberg

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株式投資の鉄則は安い時に買うこと チャンス到来

2023-08-05 | 今日の東京市場

フィッチ・レーティングスが長期外貨建ての米国債格付けをAAAからAA+にワンノッチ引き下げました。

株式市場では2011年8月のS&Pによる米国債引き下げ(AAA→AA+)による株価が急落した経緯があるため、今回も株式市場は下落しました。

 

当時S&Pは7月11日に米国格付けを引き下げ方向で見直すと発表、格下げは8月5日に実施されました。

図は、ネガティブウォッチを発表した7月11日=100とした株式指数の推移です。

当時の下落率はラッセル2000が20%を超えましたが他の指数は15%程度下落した後に上昇しました。

 

格下げにAIが反応し、投機筋を中心に売りが出ているのでしょう。まちに待った押し目です。この下落を有効に活用しましょう。

 

図は、日米益利回りの推移です。益利回りは日米同水準です。一方、10年国債利回りは米が4%、日本は0.65%です。つまり、益利回りと10年国債の差であるイールドスプレッドは日本が割安です。

個別銘柄の割安株として、鉄鋼銘柄があげられます。図は鉄、JFEと神戸製鋼所の予想PERと配当利回りの推移です。予想PER はどの銘柄も8倍以下と割安な水準です。

配当利回りは神戸製鋼所が2.5%と他の銘柄より低いものの、神戸製鋼所では配当性向の引き上げが検討され、市場では今期の配当は前期より20円以上増配の60円越え予想されています。

なお、PBRは鉄が0.66倍、JFEが0.63倍、神戸製鋼所は0.64倍と3銘柄ともに1倍割れの水準です。

株式投資の鉄則は安い時に買って、割高な水準で売却することです。割安な今買わなくていつ買うの?

 

藤井理

データ:Bloomberg

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