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ボーナスは日本株で運用インドも良いよ

2023-06-25 | 今日の東京市場

今朝5時30分から走りましたが暑くて汗が止まらず途中で断念。東京タワーまで走り、神谷町から地下鉄で引き返しました。

 

・日本株式

日本株は押し目買いスタンスで良いと思います。引き続き、割安・大型・成長株に投資すると良いと思います。

日経平均の年初来上昇率は25.63%、TOPIXが21.4%です。日本株は絶好調です。

 

最近話題となっているリバランスの売りです。GPIFの基本ポートは国内債25%、外国債25%、国内株25%、外国株25%、乖離許容幅は国内株が±8%、外国株が±7%(株全体では±11%)です。

株価が急騰して、バランスが崩れると、株を売却して債券を購入しバランスを保ちます。

GPIFは2022年12月末時点で国内株を48兆円(全体の25.07%)、外国株を46.4兆円(24.27%)保有しています。

2023年の債券市場は、米国が利回上昇、日本はほほ横ばい。そのためポート全体では株式比率が上がっています。

GPIFはバランスを保つ為に株式を売却する必要があります。これがリバランスの売り。

この売りを材料にどこかのhedgeファンドが便乗売りをしているのでしょう。

大型・割安・成長株は下がっても戻ってきます。投げる必要はありません。

・Hong Kong株は長期低迷

Hong Kongはペッグ制を取っています。米国では年内あと2回の利上げが予想されています。香港経済は低迷していますが、米国が利上げをするとHong Kongも利上げをしなくては行けません。不動産不況のなか、利上げするとどうなるでしょう。不動産価格

下落、株価も売られます。

不動産会社が発行しているドル建て債利回りも上昇しています。

Hong Kong市場はアウト。外国資金はHong Kong市場から逃避しています。

 

 

・トルコ

 

トルコが利上げに踏み切りました。政策金利を6.5%引き上げ15%に。一方、インフレ率は約40%。中途半場な利上げに市場は失望し、リラが史上最安値を更新。対円の年初来下落率は18.7%です。

 

・インド

インド市場には資金が流入中。米国企業はインド投資を活発化しています。

中国がこけてしまった今、インド市場は世界から注目されています。現在、インドは製造業を中心に海外からの誘致を積極化。

国内からインド株には直接投資が出来ません。そのため、個人投資家が投資する場合は、投資信託かETFです。ETFではNIFTY50(1678)が東証に上場しています。

インドの優良銘柄50社で構成されています。先週末が293.3円で100株から投資できます(約3万円)。長期保有目的で、少しずつ投資をすると将来良いことが起きるでしょう。

藤井 理

データ:Bloomberg

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Don’t miss the Bus. Bus=日本株投資

2023-06-17 | 今日の東京市場

明日は国立競技場で開かれるランニングイベントに参加します。30周(42キロ)をチームメンバー走るイベントで、250チームが参加するそうです。明日朝のユルランは、家から国立競技場まで走り、そのままイベントに参加しようと思います。

 

・日本株

日本株は大型・割安・成長銘柄を中心に堅調です。この流れは止められそうにありません。

まだ投資できていない方は日経平均のETFに投資しましょう。日経平均は年末には4万円台に乗せているかもしれませんよ。

まだまだ、PBR1倍割れ銘柄が流通しています。時価総額1兆円以上(銀行除く)、PBR1倍割れ、PER10倍以下の銘柄が10銘柄。次にPBR1倍をクリアする銘柄はどれでしょう(図参照)。

バフェット効果ももちろんあります。そのほか、日本の将来ビジョンが分かりやすいこともあげられます。中国の脅威が増す中、日本がアジアの半導体製造拠点となります。これは国策でもあり、米国からも支持されていることでしょう。

半導体関連は割り高感がありますが信越化学などまだ割安な銘柄も存在しています。

 

中国・Hong Kong株式市場から外国人投資家は資金を引き上げています。特にHong Kong株式市場はまだまだ下落する可能性が高いと思います。

それは、米国が利上げを実施するとHong Kongドルはペッグ制のため利上げせざるを得ません。香港不動産は大不況の中、利上げが実施されると致命的。株価はもう一段下落するでしょう。この下落によりHong Kongの中国化が一気に進むでしょう。そのうちドルッグから人民元ペッグに移行するでしょう。

機関投資家は中国アセットを減らし、日本株のウェイトをあげざるを得ない状況です。

 

・ANA株

JALとANAの株価が堅調です。年初来の騰落率はJALが11.8%、ANAが15.8%。

ANAが4%上回っています。

しかし、ANA株の上値が重くなる可能性があります。それは、ユーロ円CBの転換が始まる可能性が高いからです。

ANAは2031年12月償還のユーロ円CBを1500億円発行しています。行使価格は2883円。CB価格は118.85円、理論価格が112.55円なので、乖離率は5.5%です。乖離率は株価上昇とともに縮小しています。

また、このCBには2024年12月以降に有効なソフトコールが設定されています。ソフトコールの条件は、株価の終値が20日連続で行使価格の120%以上(3460円)だった場合に額面100で償還する権利が発生します。

つまり、株価3460円以上に上昇すると、市場ではコールが意識され、乖離率が0に近づきます。CB の転換が始まる可能性が高いと言えます。

ANA株がこの水準まで上昇すると、転換売りやhedge売りから株価の上値が重くなりそうです。

ANAとJALの株価推移(昨年末=100)

 

CBと理論価格

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乖離率推移

藤井 理

データ:Bloomberg

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まだまだ上がる日経平均!

2023-06-10 | 今日の東京市場

6月18日はポールマッカートニーと私の誕生日です。昨年は、自分への誕生日プレゼントとしてフェンダーのストラトキャスターMBS1961年型を購入。秋には今年(2023年)の誕生日プレゼント用のフェンダーストラトキャスターカスタムshop製1963年型を買いました。よって、2023年のプレゼントはありません。

 

来年2024年の誕生日用にはフェンダーのテレキャスター1971年かMBSを購入しようかと考えています。価格は1971年製が80~100万円、MBS(中古)は80~120万円です。

日経が4万円台の乗ると買えそうです。2024年の誕生日に間に合うか?

 

・日本株

まだまだ序の口です。2024年に始まるNISA制度で国内では本格的に日本株ブームが起きます。残り6カ月が仕込み場です。この機会を逃すと後悔することになるでしょう。

 

先週、ブログで紹介したパナソニックの上昇率(1週間)は6.49%(日経平均2.35%)でした。購入された方、おめでとうございます。1年間は売らないでください。

また、岩谷産業が急騰しました。株価は史上高値7890円を付け、週末の終値は7691円(先週末比15%上昇)です。ブログで2020年末に取り上げた銘柄です。保有されている方はほっとされているのではないでしょうか。この銘柄は未来の銘柄なので売却せずに保有しましょう。まだ時価総額4400億円の企業です。水素社会はやってきます。岩谷産業はゲームチャンジャー、2050年には10兆円企業に育っていると個人的に期待しています。

日経平均の予想PERは18. 6倍です。ナスダックの予想PER29倍水準まで買われると日経平均は44,636円です。

日米株式指数のイールドスプレッドを比較すると、日本株が割安です。

出遅れ銘柄はまだまだあります。底上げ相場なので割安・成長・大型銘柄への投資が良いと思います。小型株が動きそうですが、変動が大きいので投資を始めたばかりの方は避けるようにしましょう。

・トルコ

トルコリラが6円を割ってしまいました。6月22日に中央銀行が政策金利を引き上げると

一気にトルコリラ買いが入ります。エルドアン大統領次第です。

このままではトルコ通貨危機が起きてしまうかもしれません。

 

 

 

藤井 理

データ:Bloomberg

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気になるあいつはパナソニック

2023-06-03 | 株式市場

今年初(2023年1月14日)のブログタイトルは「日経平均4万円が見える!」です。

その後も日本株には強気の記事を書いてきました。私を信じて日本株に投資された方の資産は増えています。日本株にはまだ上昇余地があるので、あわてて売る必要はありません。

本格的な上昇がまだ始まっていないからです。

 

日本株

相場は始まったばかりです。週末から流れが変わりました。半導体関連から出遅れ大型銘柄に資金が流入しています。個人的に注目している銘柄はパナソニックです。この銘柄は失われた30年を代表する銘柄です。株価は30年前とほとんど変化がありません。図は1985年以降のパナソニックとソニーの株価推移です。85年当時の株価はほぼ同水準でした。しかし、30年でソニーの株価はパナソニックの8.8倍に。売上高や純利益を比較してもそこまで差はありません。

2012年にパナソニックが最終赤字を発表した際、津賀社長は、「今は普通の会社ではない」

とアナリストの前で公言しました。私も友人のファンドマネージャーとIRに出席しており、次の日、「ベム・べら・ベロ」という記事を書いた記憶があります。

業績は回復したものの、株価は普通の株価ではありません。

週末、パナソニックの株価が急騰。失われた30年を取り戻す動きかもしれません。

株価は1525円、予想PERは10.17倍、予想EPSは149円、PBRが0.98倍です。一方、ソニーの予想PERが約20倍なので株価が2倍になるかもしれません。(希望的観測)

その他

割安大型、インバウンド関連が良いと思います。堅実な投資家の方は小型グロースには投資しないようにしましょう。

・中国株

米国株が週末急騰した要因の一つは中国が不動産支援を検討という(Bloomberg)ニュースです。

中国では不動産業界が悲惨な状況で、不動産株は年初比30~40%下落しています。

ニュースをきっかけに中国・香港市場では不動産銘柄が急騰。

この流れから、米国ではキャタピラーの株価が8.4%上昇。ADRではコマツも買われています。

・トルコ

リラをお持ちの方、残念でした。トルコは変わりません。トルコのインフレ率は43.6%、政策金利が8.5%、2年国債が12.9%、10年債は11.6%です。インフレ率が市場利回りを大きく上回っているので、リラ安は続きます。

外人投資家は株の上昇率と通貨の下落率との競争です。

リラ預金や債券には投資しないようにしましょう。

5年後の大統領選までトルコは変わりません。

 

藤井 理

データ:Bloomberg

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