米国株式市場はエヌビディアの好決算を好感し、株価が急伸10分割も発表されました。米国では半導体株が買われ、SOX指数は終値ベースで史上最高値を付けました。
エヌビディアの年初来騰落率は115%と、AMDの12.8%を大幅に上回っています。
ARMは52.5%、インテルはマイナス38.5%。
予想PERはエヌビディアが40倍、AMDが47倍、ARMが74倍、インテルは30倍。
売上高ではエヌビディアの売上はAMDの約4.7倍、ARMの約28倍。
AMDもGPUを製造販売していますがエヌビディアの足元にも及んでいないようです。
エヌビディアの利益率は72.9%と前年同期の43.9%から大きく上昇。AMDの利益率が2.2%なので驚異的な数字です。AMDはあかんな~~~~
エヌビディアの時代はしばらく続きそうです。
利益率の推移に注意しましょう。そこが株価の転換点となる可能性が高いからです。
・中国株
今週の中国・香港ETFは5%以上の急落。今の中国株を買えるには短期筋のみ、本腰入れて中国株という機関投資家はまずいません。
・日本株
今週は半導体関連銘柄のボラが激しかった。東京エレクやアドバンテストは上値が重くばってきました。
日本株はバリューが確り。配当利回りが4%台もざらにあります。鉄が4.7%、JFEが4.3%、神戸製鋼は4.5%。米国の利下げ期待が遠のくなか、エヌビディア決算に浮かれている米国ハイテク株。はしごが外されるかも。バリューの押し目を拾うのが一番。
・インド株紹介
今週のインド株はインド株式市場で最も時価総額が高いリライアンス・インダストリーズです。
同社は石油精製・販売、石油化学製品、小売り、デジタルサービス業を営むインド最大のコングロマリットです。
円換算時価総額は37.6兆円と日本市場時価総額2位の三菱UFJFGの19.3兆円を大きく上回っています。業績は好調で、2023年度の売上高は前年比23.5%増の9.74兆ルピー(18.3兆円)、利益は円年同期比11.3%増の7,367億ルピー(1.38兆円)。
株価は2,960.5ルピー、予想PERが24.75倍、配当利回りは0.34%です。
センセックス指数、Nifty50にも同銘柄は組入れられています。
データ:Bloomberg
証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
国際公認投資アナリスト(CIIA)
AFP
藤井理
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