7月25日
理レター
皆様お世話になっております。ソニーCB6回債の寄付きは105円でした。かい離率が49%と高水準でした。高値は108円、安値は104.75円。募集価格を一度も下回っていません。
私の思惑が外れてしましました。失礼いたしました。かい離率も最大で51%水準まで拡大。週末の終値は107.60円、かい離率は46%という水準です。個人的にこの水準は拾うことができません。購入された方、おめでとうございます。前回のユーロ円CBの時のように右肩上がりに上昇すると良いですね。ソニー6回債がCB市場に上場したことでCBの知名度が上がったことでしょう。他の企業もどんどんCBを発行してくれたら良いですね。今後のCB市場に期待したいです。発行額が500億円程度の銘柄が20ぐらい上場してくれたら
いいな~~。ただし、銀行や低ボラ銘柄はご遠慮願います。
今週の話題といえばソフトバンクがユーロ建て7年10年12年、ドル建て7年10年の外債を発行しました。初日は10年債がドル、ユーロともに額面を割っていましたが週末の気配はオーバーパーと確りしていました。それにしてもソフトバンクの12年ユーロ建てが売れてしまうのですから懐が深い投資家が世界にはいるものです。一方、スプリントの株価が上場来安値を更新。8月4日に予定されている決算に注目が集まります。市場なかなりネガティブです。同社のCDSは6月下旬から上昇傾向。当時420程度でしたが現在480程度まで拡大しています。ソフトバンクがスプリントに投資した216億ドル(当時1.8兆円)。一株当たり7.65ドル。現在の株価は3.44ドル。上場来の安値です。ドル円が当時より40%以上円安に動いたため実際の実際はそこまではひどくありません。スプリントが黒にならないと孫さんは増配に踏み切りそうにありません。孫さんとこの配当性向は7.1%。グーグルの配当性向0%よりは良いですが。株価は年末比25.7%上昇しています。一方、ソフトバンクは2.2%の下落。いいとこなしのソフトバンク。昔、TVドラマで“600万ドルの男“という番組がありました。サイボーグとなった男が正義のために戦うドラマです。なんと、走る速度は60マイル(96キロ)、右手はコンクリートを打ち破る力ことができました。アローラ副社長はその上を行く”1億3750万ドルの男”。600万ドルの男がこのレベルですからアローラ副社長は1200(1930キロ)マイルぐらいで走ることが出来るのでしょうか?今後の活躍、わくわくしますね!!
世界の株式市場はリスクオフの動きです。米国利上げとコモディティーの下落。中国の景気減速を背景に下落がとまりません。金をはじめ、鉄鉱石が下落、中国依存のオールとラリアドルはついに0.73割れ。米国の企業決算も中国の減速の影響から良くありません。年初からのダウ平均のリターンはマイナスになりました。
9月に利上げがあるのか?利上げ幅は?ここで注意しないといけないポイントがいくつもあります。米国のインフレは前回の利上げ時ほど高くないということ、前回2004年5月のインフレ率は4%でした。その後、2008年10月6.3%まで上昇しました。現在の環境と全く違っています。当時は不動産価格が急騰、サブプライムローンが大繁盛。(その後のリーマンショックに続きますが)。現在のインフレ率は1.8%です。利上げの目的は、異常に低いFFを引き上げ政策金利で市場をコントロールしたいというFEBの悲痛の叫びです。だからそんなに何度も何度も上げません。それほど株式にショックを与えるとは思いません。ただし、レバの高い企業は金利が上がればバランスシートが悪化するので株価は売られます。キャシュリッチ企業の株価は上場します。ブルーチップの拾い場だと思います。中国株は独自の路線を行くと思っています。先日、HFが中国株の投資を減らすという報道がありました。彼らは市場の混乱分子です。中国政府はほっとしていることでしょう。HFはあまり良くないですね。生産性がないのに実態経済に迷惑ばかりかけています。あああ、愚痴を書きだすと止まりません。そろそろマラソンの準備をします。今日も朝から走ります。本日は隅田川の花火大会です。家から10分ぐらい歩くと隅田川があります。ビール片手に花火鑑賞をします。
理
1 ソフトバンクグループ
株価6952円(7071円)
1年 5年
CDS 53.35bp(46.85bp)164.00bp(140.00bp)
回号 償還 最終利回り 国債スプレッド
42回2017/3/1 0.782% (0.782%) 78.57bp (78.11bp)
44 回2020/12/20 1.457%(1.467%) 135.32bp(136.52bp)
ユーロ債
2020年4月15日2.88%(2.89%) 289.12bp(285.56bp) *円ベースL+227.8bp(220bp)
ドル
2020年4月15日 4.50%(4.34%) 295.16bp(273.76bp)円ヘッジL+196bp(185bp)
*円ベース=アセットSWAP 6ML+α
*():前週
スプリント 株価:$3.44($3.84)
ドル債
2024年6月15日8.56%(8.00%) T+638bp(574bp)
1年 5年
CDS 133bp(122bp) 483bp(457bp)
アリババ
株価 83.02ドル(83.36ドル)
◆年初からの各国株式指数パフォーマンス
銘柄 週末引け 年初比 円換算 相関係数
(%)
日経平均 20544.53 +17.73 ----
NYダウ 17568.53 -1.43 +1.98 0.926
ブラジルボベスパ 49245.85 -1.5291 -19.47 -0.303
FT100 6579.81 +0.21 +3.24 0.538
DAX 11347.45 +15.72 +8.64 0.901
ロシアMICEX指数 1595.61 +14.25 +17.28 0.796
上海A 4070.91 +25.85 +30.13 0.926
ハンセンH 11679.02 -2.55 +0.87 0.805
国債金利
◆国債金利(先週末%)
2年 5年 10年 30年
米 0.6781(0.6655) 1.6183(1.6695) 2.2624(2.3469)2.9618(3.083)
独-0.225(-0.220) 0.072(0.122) 0.691(0.788)1.379(1.488)
日 0.008(0.012)0.105(0.095)0.415(0.425) 1.400(1.443)
◆クレジットスプレッド(米国5年国差との差)(%)
BB3.23(3.19)・BBB 1.37(1.35)・A 0.86(0.84)
CDSインデックス
米 71.65(65.54) 欧州 62.79(59.81)日本58.00(55.17)
経済統計カレンダー
【米国の予定】
27日6月耐久財受注(前月比):予想:2.5% 前回:-2.2%
28日5月S&P/ケースシラー20都市指数:予想:--- 前回:177.01
28日7月マークイットコンポジットPMI:予想:--- 前回:54.6
28日7月マークイットサービス業 PMI:予想:--- 前回:54.8
28日7月消費者信頼感指数:予想:99.5 前回:101.40
29日6月中古潤沢販売仮契約(前月比):予想:1.0% 前回:0.9%
30日 FOMC
30日2Q GDP(年率/前期比):予想:2.5% 前回:-0.2%
31日7月シカゴ購買部協会景気指数:予想:50.8 前回:49.4
31日7月ミシガン大学消費者マインド:予想:94.3 前回:93.3
【日本の予定】
29日6月小売売上高(前月比):予想:--- 前回:3.0%
30日6月鉱工業生産指数:予想:--- 前回:-2.1%
31日6月失業率:予想:--- :前回:3.3%
31日6月有効求人倍率:予想:--- 前回:1.19倍
31日6月全国CPI(前年比):予想:--- 前回:0.5%
31日7月東京CPI(前年比):予想:--- 前回:0.3%
国債入札
米国:29日・2年:30日・5年:31日7年国債入札
日本
28日:2年国債入札
http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/1507htm
データ:Bloomberg
理レター
皆様お世話になっております。ソニーCB6回債の寄付きは105円でした。かい離率が49%と高水準でした。高値は108円、安値は104.75円。募集価格を一度も下回っていません。
私の思惑が外れてしましました。失礼いたしました。かい離率も最大で51%水準まで拡大。週末の終値は107.60円、かい離率は46%という水準です。個人的にこの水準は拾うことができません。購入された方、おめでとうございます。前回のユーロ円CBの時のように右肩上がりに上昇すると良いですね。ソニー6回債がCB市場に上場したことでCBの知名度が上がったことでしょう。他の企業もどんどんCBを発行してくれたら良いですね。今後のCB市場に期待したいです。発行額が500億円程度の銘柄が20ぐらい上場してくれたら
いいな~~。ただし、銀行や低ボラ銘柄はご遠慮願います。
今週の話題といえばソフトバンクがユーロ建て7年10年12年、ドル建て7年10年の外債を発行しました。初日は10年債がドル、ユーロともに額面を割っていましたが週末の気配はオーバーパーと確りしていました。それにしてもソフトバンクの12年ユーロ建てが売れてしまうのですから懐が深い投資家が世界にはいるものです。一方、スプリントの株価が上場来安値を更新。8月4日に予定されている決算に注目が集まります。市場なかなりネガティブです。同社のCDSは6月下旬から上昇傾向。当時420程度でしたが現在480程度まで拡大しています。ソフトバンクがスプリントに投資した216億ドル(当時1.8兆円)。一株当たり7.65ドル。現在の株価は3.44ドル。上場来の安値です。ドル円が当時より40%以上円安に動いたため実際の実際はそこまではひどくありません。スプリントが黒にならないと孫さんは増配に踏み切りそうにありません。孫さんとこの配当性向は7.1%。グーグルの配当性向0%よりは良いですが。株価は年末比25.7%上昇しています。一方、ソフトバンクは2.2%の下落。いいとこなしのソフトバンク。昔、TVドラマで“600万ドルの男“という番組がありました。サイボーグとなった男が正義のために戦うドラマです。なんと、走る速度は60マイル(96キロ)、右手はコンクリートを打ち破る力ことができました。アローラ副社長はその上を行く”1億3750万ドルの男”。600万ドルの男がこのレベルですからアローラ副社長は1200(1930キロ)マイルぐらいで走ることが出来るのでしょうか?今後の活躍、わくわくしますね!!
世界の株式市場はリスクオフの動きです。米国利上げとコモディティーの下落。中国の景気減速を背景に下落がとまりません。金をはじめ、鉄鉱石が下落、中国依存のオールとラリアドルはついに0.73割れ。米国の企業決算も中国の減速の影響から良くありません。年初からのダウ平均のリターンはマイナスになりました。
9月に利上げがあるのか?利上げ幅は?ここで注意しないといけないポイントがいくつもあります。米国のインフレは前回の利上げ時ほど高くないということ、前回2004年5月のインフレ率は4%でした。その後、2008年10月6.3%まで上昇しました。現在の環境と全く違っています。当時は不動産価格が急騰、サブプライムローンが大繁盛。(その後のリーマンショックに続きますが)。現在のインフレ率は1.8%です。利上げの目的は、異常に低いFFを引き上げ政策金利で市場をコントロールしたいというFEBの悲痛の叫びです。だからそんなに何度も何度も上げません。それほど株式にショックを与えるとは思いません。ただし、レバの高い企業は金利が上がればバランスシートが悪化するので株価は売られます。キャシュリッチ企業の株価は上場します。ブルーチップの拾い場だと思います。中国株は独自の路線を行くと思っています。先日、HFが中国株の投資を減らすという報道がありました。彼らは市場の混乱分子です。中国政府はほっとしていることでしょう。HFはあまり良くないですね。生産性がないのに実態経済に迷惑ばかりかけています。あああ、愚痴を書きだすと止まりません。そろそろマラソンの準備をします。今日も朝から走ります。本日は隅田川の花火大会です。家から10分ぐらい歩くと隅田川があります。ビール片手に花火鑑賞をします。
理
1 ソフトバンクグループ
株価6952円(7071円)
1年 5年
CDS 53.35bp(46.85bp)164.00bp(140.00bp)
回号 償還 最終利回り 国債スプレッド
42回2017/3/1 0.782% (0.782%) 78.57bp (78.11bp)
44 回2020/12/20 1.457%(1.467%) 135.32bp(136.52bp)
ユーロ債
2020年4月15日2.88%(2.89%) 289.12bp(285.56bp) *円ベースL+227.8bp(220bp)
ドル
2020年4月15日 4.50%(4.34%) 295.16bp(273.76bp)円ヘッジL+196bp(185bp)
*円ベース=アセットSWAP 6ML+α
*():前週
スプリント 株価:$3.44($3.84)
ドル債
2024年6月15日8.56%(8.00%) T+638bp(574bp)
1年 5年
CDS 133bp(122bp) 483bp(457bp)
アリババ
株価 83.02ドル(83.36ドル)
◆年初からの各国株式指数パフォーマンス
銘柄 週末引け 年初比 円換算 相関係数
(%)
日経平均 20544.53 +17.73 ----
NYダウ 17568.53 -1.43 +1.98 0.926
ブラジルボベスパ 49245.85 -1.5291 -19.47 -0.303
FT100 6579.81 +0.21 +3.24 0.538
DAX 11347.45 +15.72 +8.64 0.901
ロシアMICEX指数 1595.61 +14.25 +17.28 0.796
上海A 4070.91 +25.85 +30.13 0.926
ハンセンH 11679.02 -2.55 +0.87 0.805
国債金利
◆国債金利(先週末%)
2年 5年 10年 30年
米 0.6781(0.6655) 1.6183(1.6695) 2.2624(2.3469)2.9618(3.083)
独-0.225(-0.220) 0.072(0.122) 0.691(0.788)1.379(1.488)
日 0.008(0.012)0.105(0.095)0.415(0.425) 1.400(1.443)
◆クレジットスプレッド(米国5年国差との差)(%)
BB3.23(3.19)・BBB 1.37(1.35)・A 0.86(0.84)
CDSインデックス
米 71.65(65.54) 欧州 62.79(59.81)日本58.00(55.17)
経済統計カレンダー
【米国の予定】
27日6月耐久財受注(前月比):予想:2.5% 前回:-2.2%
28日5月S&P/ケースシラー20都市指数:予想:--- 前回:177.01
28日7月マークイットコンポジットPMI:予想:--- 前回:54.6
28日7月マークイットサービス業 PMI:予想:--- 前回:54.8
28日7月消費者信頼感指数:予想:99.5 前回:101.40
29日6月中古潤沢販売仮契約(前月比):予想:1.0% 前回:0.9%
30日 FOMC
30日2Q GDP(年率/前期比):予想:2.5% 前回:-0.2%
31日7月シカゴ購買部協会景気指数:予想:50.8 前回:49.4
31日7月ミシガン大学消費者マインド:予想:94.3 前回:93.3
【日本の予定】
29日6月小売売上高(前月比):予想:--- 前回:3.0%
30日6月鉱工業生産指数:予想:--- 前回:-2.1%
31日6月失業率:予想:--- :前回:3.3%
31日6月有効求人倍率:予想:--- 前回:1.19倍
31日6月全国CPI(前年比):予想:--- 前回:0.5%
31日7月東京CPI(前年比):予想:--- 前回:0.3%
国債入札
米国:29日・2年:30日・5年:31日7年国債入札
日本
28日:2年国債入札
http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/1507htm
データ:Bloomberg