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メタ株、メタメタ!西のメタ、東のカントリーガーデン

2022-10-29 | 今日の東京市場

ショッキングな情報が入りました。営団地下鉄の回数券が来年2月末で販売が終了します。

私が愛用している土休日回数券は14枚で1700円です。人形町から銀座までの地下鉄料金は170円ですが、土休日回数券を使うと121.43円です。

実質的な値上げだ!

 

・西のメタ、東のカントリーガーデン

メタの株価がまたメタメタに下落しました。年初来下落率は70.5%です。中国のカントリーガーデンも下落率では負けていません。なんと、下落率は83.4%です。

債券もボロボロ。カントリーガーデンの8%2024年1月償還ドル債の利回りは195%です。南無~。

・中国よ、さようなら!

中国・香港市場から中国政治リスクの高まりから外国人が資金を引き上げています。

まともな投資家は中国には投資しないでしょう。中国国民は総貧困に向かい走りだしました。習近平さん中国のポルポトになってしまうのでしょうか?心配です。

中国のお金持ちは、中国から逃げ出していることでしょう。

・米国株

中国市場から、米国に資金が向かっています。好業績の王道銘柄が史上最高値を更新しています。ダウ構成銘柄では、ユナイテッドヘルス、アムジェン、マクドナルド、メルク、シェブロンです。

真っ赤なハイテク銘柄も買われていますが外すタイミングです。外さないとメタみたいにメタメタになってしまうかもしれません。FRBの利上げは止まりません。たまたま上昇しているだけです。今後も資金は王道銘柄に流れるでしょう。

 

・日本株

中国株式市場が崩壊中、日本が漁夫の利を得る可能性があります。インバウンド関連もよいですが大型バリュー、割安、好業績銘柄群が狙われそうです。

・クレジット

米国クレジット市場にも資金が流入。ジャンク債のTスプレッドが縮小してきました。

データ:Bloomberg

藤井理

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賢いエルドアン大統領

2022-10-22 | 今日の東京市場

小室圭さん、弁護士試験合格おめでとうございます。ほんと良かったです。立派な弁護士になってください。

レッチリの新曲が発表されました。今回のアルバムでフルシアンテ(ギタリスト)のソロはアーミング奏法がおおく、コピーが大変です。とりあえず赤のストラトをアームが使えるセッティングにしました。今、新曲のEddieを練習しています。

 

 

株式市場

米国では住宅関連の指標が鈍化傾向にあります。株式市場は景気減速=インフレ低下ととらえ、株価が買い戻されました。

個人的にはちょっとはしゃぎすぎだと思っております。11月、12月のCPIがどうなっているか?まだ、米国株は投資するタイミングではないと思います。

 

・トルコ株

トルコが利下げを実施。しかし、通貨の下落率は限定的。株式市場は絶好調です。トルコETFの上昇率(年初来)は50%、円換算では92%です。エルドアン大統領の思惑通りになってきたようです。トルコ市場では、預金から株式市場に流れているようです。トルコの高インフレには勝てる金融商品は株式だからです。

・日本株

今は米国株よりも日本株が良いと思います。それは円安だからです。江戸時代に起きたことが現在起きています。同じ製品が日本では安く買えます。

株価も同じ、そのうち海外のペンションファンドが日本株(割安優良銘柄)を物色するでしょう。

 

・中国株

中国株は習近平さんが3期目を迎えることになりました。台湾問題が気になります。

機関投資家はウクライナ問題を背景に、ロシア資産が急落したことを経験したため、

中国のアロケーションを引き上げています。

また、中国では不動産バブルが崩壊。大手不動産会社カトリーガーデンの株価はボロボロ。

同社ドル債利回りは100%超えている銘柄もあります。

 

・資するなら何が良い?

日本ではインバウンド、世界では航空会社の出遅れ銘柄が良いと思います。

ドルをお持ちの方は米ドル建て2~3年債が良いでしょう。銘柄によっては金利が5%以上で取引されています。円投は為替リスクが高いので、ドル円が落ち着いてからにしましょう

 

第2部

住宅ローン亡国論

 

・頭金を運用しよう

多くの方は頭金をある程度ためてから住宅を購入します。返済年数30年が一般的ではないでしょうか。私は、住宅を購入するなら現金一括払いが良いと考えています。利息を支払いたくないからです。一括が無理なら頭金をできるだけ多く支払い、返済期間を10年程度に出来たら良いと思います。

 

30年間住宅ローンに縛られ、人生を歩むことになります。無事完済できて30年後には家はボロボロ。都内なら不動産価格が上昇するかもしれませんが、その他の地域では期待薄です。

 

それには、頭金を長期運用して増やす方法があります。運用して失敗したらどうする?運用に保証はないので頭金が減ってしまうリスクもあります。ただし、運用がうまくいけば頭金を大きく増やせる可能性があります。

 

家を購入する時期を30年遅らせる場合(30年株式運用)

例えば、過去30年間のダウ平均の上昇率が1,150%、S&P500指数が1,070%、日経平均が160%、TOPIXは147%です。

住宅の頭金500万円を30年ダウやS&P500で投資した場合には、5000万円以上に成長しています。日経平均やTOPIXでも750万円程度に増えています。

20年間の上昇率は、ダウ平均が440%、S&P500が500%、日経平均が310%、TOPIXは200%、10年間ではダウ平均が430%、S&P500が490%、日経平均が300%、TOPIXは250%です。

500万円の頭金が1,500~2,500万円程度に増加したことになります。

1000万円なら2倍になり、住宅を一括で購入することも可能です。

 

個別銘柄はもっと上昇率が高く、過去30年間ではアップルが40,820%、ユナイテッドヘルスが19,300%、マイクロソフトが13,950%、日本銘柄では、HOYAが5,670%、東京エレクが4,100%、ダイキン工業が3,880%、過去10年ではユナイテッドヘルスが1,000%、マイクロソフトが930%、アップルが680%、東京エレクが1,290%、第一三共が1,200%、セイコーエプソンは1,010%です。

 

個別は指数よりもリスクが高いものの、大きく資産を増やすことができます。

 

多くの日本人は、就職し、結婚、そして住宅購入。30年ローンに潰されそうになりながら必死で返済。その間のお父さんの小遣いは月3万円。無事返済できても、老後不安が待っています。

日本では終身雇用制も崩壊、退職金も激減。そんな中、住宅ローンを組んでも自分の首を絞めるだけです。

 

運用しても資金が減る可能性もあるので、いちがいには言えません。今、家が欲しいという

方もいらっしゃると思います。こういう方法もあるという一案です。

 

おしまい

 

データ:Bloomberg

藤井理

 

 

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仮想通貨のセミナーに行ってきましたでチュー

2022-10-15 | 今日の東京市場

株式市場は乱高下が激しいですね。株式も仮想通貨も同じ仲間みたいですね。HFTが市場に参入した2000年ごろから株式市場の動きに違和感をもった記憶があります。

取引所にHFTのサーバーが設置、HFTが儲かりやすいように株価の値刻みが細かく刻まれたのもあのころです。公的な取引所が上場し、利益追求型のなったのが問題。

先日、仮想通貨の勉強会に参加しました。

1口1000ドル~で、年率60%、5口以上なら年率90%だそうです。おまけに、友人を紹介すると5%のキックバックが貰え、かつ、毎月定期的に利息が貰えるそうです。

凄腕のファンドマネージャーがシンガポールにいて、年率300%以上の収益を挙げているから利率が高いと申しておりました。参加されていた大勢の方の目は$$$$マーク。拍手喝采の中、投資するなら今がチャンス。皆さんもお金持ちになれます。とおっしゃっておりました。ICOも予定されているそうで、上場する前がチャンスですとも言っておりました。まるで宗教のようでした。皆様なら投資されまチューか?チューチュー

 

株式市場

乱高下が激しい動きが続いています。FEBは11月と12月に政策金利を各0.75%引き上げるでしょう。FFは3.25%から4.75%に。平成の鬼平三重野総裁時代を思い出してください。株から預金に資金シフトがおきました。米国2年国債金利が4.3%です。社債市場では2年債が5%以上で取引されている銘柄もあります。株より債券でしょう。

円投は為替リスクが高いので円高に動くまで待ったほうがよさそうです。150円付ければ円高方向に反転する可能性が高いと思います。

 

日本株

インバウンド買われていた方、おめでとうございます。私もインバウンド関連に投資して

少し儲かっています。一方、半導体がボロボロですが配当狙いなので手放してはいません。ここから反省。東京エレク6万円の時に300株ぐらいはずしてNTTに乗り換えようと何度もなやみました。この時は税金のことが気になり見送りした。乗り換えておけば良かった。後悔しております。後戻りできないので後悔しても仕方なですが今後注意します。

<プレゼントコーナー>

皆様問題です。正解者の中から抽選で3名様にセントラルスポーツの優待券(期限12月)を差し上げす。(優待券は全国のセントラルスポーツで使え、1枚で2名無料)

・問題

日本株(東証)で、PERが10倍以下、PBR1倍未満の銘柄は何銘柄でしょうか?

また、その中で一番時価総額が高い銘柄は何でしょう?

答えは来週お伝えいたします。

 

 

 

第2部

住宅ローン亡国論

 

田中さんが営業から戻るとすぐ、部長に呼ばれ別室に連れ出されました。

社内では、業績不振のため近々リストラが発表されると噂されていた矢先。田中さんは

まさか自分がと思いましたが、残念ながらリストラの対象でした。

退職金の上乗せはあるものの、子供の学費に住宅ローンを考えるとお先真っ暗。

妻にも現状をどう話して良いものか頭を抱えてしまいました。

 

退職金は上乗せ金額を含め1,500万円、一方、住宅ローンの残債は3,500万円程度。

次の職場が見つかればよいですが40代前半ではなかなか見つかりそうにありません。

 

妻と話、リストラを受けいれることにしました。数年後会社は倒産。

 

住宅を購入の前提条件は、年収は上昇、終身雇用です。日本では年収は上がらない、

終身雇用制度は維持できなくなっています。こんな環境下の日本で30年以上の住宅ローンを組むのはハイリスクです。

では、家を買うにはどうしたらよいでしょうか。家は一括で購入するか、頭金を可能な限り積み上げ返済金額と期間を短くすることです。

一部の金持ちの話ではありません。それは、誰でも可能です。ただし、絶対ではありません。家を一生買えない可能性もあります。

次回以降その方法を解説します。

田中さんは、家を売却しましたがローンが1000万円ほど残ってしまいました。

 

データ:Bloomberg

藤井理

 

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SBI証券、既発米国2年債、抜きすぎ

2022-10-01 | 今日の東京市場

パウエル議長は令和の鬼平?

最近、パウエル議長の顔が三重野総裁に似てきました。三重野総裁と言えば、平成の鬼平と呼ばれ、公定歩合をぐいぐい引き上げた日銀総裁です。不動産の総量規制、大口定期の自由化もあり、日本経済がブラックホールに吸い込まれ、暗黒の30年が始まりです。

米国経済もブラックホールに吸い込まれてしまうのでしょうか?パウエル議長、日本のバブル崩壊とその後の日本を検証して。中国は失敗してしまいました。

米国株式指数の予想PER推移 まだはもうなりもうはまだなり

・パウエル議長へ

株価は下落していますが資金が仮想通貨(あっちの世界)に逃げています。インフレ退治には株式市場をいじめることも大事ですが仮想通貨の規制を強化し、あっちの世界からこっちの世界への資金移動をできなくしましょう。あっちの世界のマネーゲームはあっちの世界だけで有効ということで良いと思います。あっちの世界のマネーサプライをコントロールしないとインフレは収まらないでしょう。

・SBI証券様

SBI証券は株式手数料を大幅に引き下げ株式市場に貢献しました。素晴らしいです。しかし、

米国債の手数料が高すぎです。足元みていますよね。せめて半分ぐらいにしてください。

下表は2022年9月30日時点の米国債市場価格とSBI証券(既発米国債)を比較したものです。

2年債の市場価格は約97.02に対し、SBI証券のオファーが97.56です。差額の0.56がSBI証券の手数料1000ドルにつき5.6ドルの手数料)です。

10年債は価格変動が激しいためか1.58(1000ドルにつき15.8ドル)。

 

米国債の市場価格とSBI証券のオファープライスと利回り(データ:Bloomberg*)

米国債

クーポン

償還費

市場価格

利回り

SBI

利回り

差額(手数料)

2年債

2.50%

2024年5月31日

97.02%

4.38%

97.56%

4.04%

0.54%

3年債

2.88%

2025年7月31日

96.24%

4.30%

96.85%

4.06%

0.61%

10年債

2.75%

2032年8月15日

91.20%

3.83%

92.78%

3.63%

1.58%

 

2年債4%台は魅力的です。SBI証券にお願いしたいことは新発2年の個人向け米ドル債の発行です。セカンダリー市場の2年債はクーポンが低いのでカレントニーズは高いと思います。新発なら引き受け手数料がはいるので、今回のようなひどいプライスにはならないでしょう。

 

*米国債は流動性が高いためBloombergの価格でディール可能です。

 

・米国株はまだまだ下がる

今回の下落は水準訂正の動きなので、まだまだ下がります。ダウは27500ドルで止まるかどうか。止まらなかったら大名行列(下に~下に~)。

押し目買いはまだ早いと思います。

バブル崩壊と公定歩合(日本) 三重野総裁時

・投資するなら米ドル2年債

米国債利回り

ドルをお持ちのかたは米国の2年債が良いでしょう。円投資は為替リスクが高いので

円が買われるのを待った方が賢明です。

米2年国債利回りが約4.3%です。リスクを取って株に投資しなくても年利4%以上の利息が享受できます。社債の場合はスプレッドが乗るので格付け次第で5%以上が可能です。

日本のバブル崩壊時には2%半ばだった公定歩合が最終的に6%に引き上げられました。

当時、大口定期預金(自由金利)が1億円から1000万円に引き下げられたこと、3カ月金利の利率は最大で9%近くまで上昇したこともあり、資金が株式市場から預金に流れました。

 

バブル崩壊時(日本株)

 

米国でも同じ現象が起きています。

 

・日本株

あかん、買うならインバウンド銘柄、不動産も良いかもしれません。日本の物価が安いので日本の割安製品は外国人に買われてしまいます。江戸時代にも同じことがおきました。それは、金と銀の交換比率が日本1:5に対し、米国は1:15だったため大量の金が海外に流出してしまいました。

裁定取引です。米国では銀15枚に対し金が1枚ですが日本に銀を持ちこむと金3枚になります。

この時と同じ、日本と米国を比較し、日本で売られている商品が彼らに割安に移ります。

マンション、ビンテージギター、時計、高級品ほど割安。

外人が買いあさることで日本の物価は上昇。外人プッシュインフレがおきます。

日本人は追いやられ最終的には都内から日本人がきえてしまうかもしれません。GIVE MEチョコレートの時代がやってきそうです。岸田SORRY対策打たなきゃひどい目にあうよ。

 

第2部

住宅ローン亡国論

 

田中さんに暗雲が垂れ込めたのは長男が中学受験を受けるため5年生の時から通い始めた

塾の費用が要因です。田中さんは当時41歳で月の手取りは35万円でした。奥さんがパートを始めため月8万円が入ってくるようになり、夫婦で月43万円の手取り額です。

都内で有名な進学塾、ザピックスの年間費用は5年生で約73万円、6年生では約134万円です。5年生で月当たり約6万円、6年生では約11万円です。

奥さんとの相談の結果、受験に備え奥さんのパート代はすべて預金とし、田中さんの小遣いは5万円から3万円に、食費を7万円から5万円に引き下げました。

 

田中さん家の収支

手取り:43万円

小遣い:5万円→3万円

光熱費:1.3万円

携帯電話:1.5万円

住宅ローン:7.5万円

学資保険:1.5万円

塾代:6万円

積立預金:3万円

預金:8万円

食費:7万円→5万円

保険:2万円

娯楽:3万円

その他;1.2万円

 

田中家の第一次ショックは業績悪化にともないボーナスは手取りで25万円に引き下げられたことです。住宅ローンは30万円、不足の5万円は貯蓄を取り崩しました。

 

 

データ:Bloomberg

藤井理

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