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米株投資の勧め (資本市場)

2016-11-26 | 今日の東京市場
11月26日
理レター

皆様お世話になっております。米国株強いです。ダウ、SP500 にナスダック指数、いずれも市場最高値を更新しています。トランプの何振りかまわないアメリカ第一主義。資金はダムが崩れたように米国に流れています。この流れは止められません。トランプさんが当選されたことでグローバル運用方針も変わってきます。世界は一家=>世界は3つ分断。シナジー効果は低下しそうです。今のように円安=株高という時代もそのうち終わると時がきます。お金の循環がグローバルから地域限定型に移行しそうです。
運用方針を見直す時です。円は中途半端な存在になりそうです。米国あっての日本です。今後は軍需面などを含め日本が成人にならないととんでもないことが起きそうです。円だけの資産形成は危険です。ドル資産や元(香港ドル)のウェイトを引き上げましょう。ユーロはとりあえず12月4日のイタリア国民投票結果を見てから。ユーロは前途多難ですね。
運用は長期投資が基準です。まずお金を貯めて、ダウ構成銘柄を毎年1銘柄でも2銘柄でも購入しましょう。仕手株のように1カ月で2倍、3倍にはなりませんが安定した資産形成が期待できます。ヘッジは中国株です。今後はアジア圏で中国の力がより強くなります。中国株(香港株)は停滞しているので投資のタイミングとしては良い時期だと思います。今の元安政策のトランプさんが就任されたら止まります。まさに“鬼の居ぬ間に洗濯”です。

世界の目からみると、日本株を購入するより米株に投資したほうが効率的です。米株企業の多くは配当金を年4回。例えば、最近赤丸上昇中のキャタピラーは2月、5月、8月と11月、ゴールドマンは3月、6月、9月と12月。例えばこの2銘柄を100株購入した場合の配当金はGSが1回当たり65ドル、キャタピラーが77ドル。投資金額はGSが240万円、キャタピラーが110万円程度。キャタピラーは1994年以降毎年増配しています
米国にはこのような企業が沢山あります。米国REITファンドの減配が問題になっております。REITは金利上昇に弱いです。金利が上昇すると不動産の現在価値が低下します。
M&Aのプライシングもそうですがターミナルバリューと割引率という魔法の道具で企業価値が大きく増減します。不動産価値も同様です。

日本は地道にCB投資ですかね。株価上昇に伴いCB価格も上昇してきました。東プレやDCM HDが動き出しましたね。

国内債券市場は10年国債がプラス金利に!金利が全体的に上昇しています、住宅ローンを組まれる予定の方は早く決済下ろしてもらったほうがよいですよ。もう金利、下がりそうにありません。日銀のカーブを立たせようとしているようです。この状況で機関投資家はわざわざ金利を買い下がりません。(価格を買いがりません)。機関投資家は待ちの姿勢です。40年債の入札が好調だったのは期待が低すぎただけのことです。企業もざわつきはじめ起債案件がどんどん増えています。金利が上昇する前の駆け込みです。

投資のチャンスが転がっていますよ。米株いつ買うの?今でしょ!今!!
私は米株のセールスではありません。そういえば、マネックス証券やSBI証券等はNISAが使えるそうです。

昨晩はバンドの練習でした。10時まで練習、その後、反省会。きのうは長かった。終わったのが1時でした。

別件ですが、痩せたい方いますか?自転車がお勧めですよ。仲間で週末サイクリング。5時間ぐらい走ると1500キロカロリーぐらい消費します。私は自転車を初めてから63キロぐらいだった体重は59.5キロまで落ちました。大学時代が57キロ。60キロ割れは大学以来。走ってもなかなか体重がおちませんでしたが3カ月で3キロ。効率的です。また、筋力も鍛えられるのでおすすめです。私が購入した自転車はクロスバイクです。ロードレーサーではありません。それでも100キロぐらいは走れますよ。ロードバイクだと服装がメンドク。ジムの格好で走っています。



ソフトバンクグループ
株価6800円(6775円)

1年 5年
CDS 91.99(92.41bp)、170.5(172.00)

回号 償還 最終利回り 国債スプレッド
44回2020/11/27 1.416%(1.406%) 150.89bp(151.33bp)
48回2022/12/09 2.13% (2.13%)220.84bp (220.05bp)

ユーロ債
2025年7月30日 3.648%(3.586%) 362.34bp(354.32bp) 円ベース3ML+316.53bp(310.26bp)
ドル
2025年7月30日 5.368%(5.294%) 310.62bp(304.33bp)
円ヘッジ3ML+233.12bp(229.47bp)
*円ベース=アセットSWAP 3ML+α

*():前週

スプリント  株価:$7.89(7.35)
ドル債              
7.125% 2024年6月15日7.28%(7.28%)T+507bp(509bp)
CDS 492.28(500.35bp)

アリババ 
株価 93.39ドル(93.39ドル)

◆年初からの各国株式指数パフォーマンス   
銘柄 週末引け 年初比 円換算 相関係数
日経平均 18381.22 -3.41
NYダウ 19152.14  +9.91 +3.51  -0.010
ブラジルボベスパ 61559.08  +42.00 +55.15 -0.154
FT100 6840.75  +9.59 -12.60 -0.008
DAX  10699.27 -0.41 -8.49 0.637
ロシアMICEX指数 2098.15 +19.12 +25.50 -0.259
上海A 3415.54  -7.80 -18.50 0.779
ハンセンH 9790.23 +1.34 -4.63   0.513

国債金利

◆国債金利(先週末%)
2年 5年 10年 30年
米1.1168(1.3565)1.8354(1.7975) 2.3572(2.3548)3.0045(3.0296)
独-0.744(-0.668)  -0.433(-0.365)  0.240(0.272) 0.897(0.900)
日-0.138(-0.165)-0.077(-0.088)+0.042(+0.041)0.61(0.60)

クレジットスプレッド(米国5年国差との差)(%)
BB 2.87(2.95)BBB 1.210(1.186)・A 0.714(0.697)

CDSインデックス
米 73.07(76.78) 欧州 81.07(81.64)日本55.00(57.00)
経済統計カレンダー

 【米国の予定】
29日11月ダラス連銀製造業活動指数:予想:1.5 前回:-1.5
29日3Q GDP(年率/前期比):予想:3% 前回:2.9%
29日9月ケースシラー20都市:予想:- 前回:191.66
30日11月ADP雇用統計 予想:1.6万人 前回:1.47万人
30日シカゴNAPM 予想:52.0 前回:50.6
1日11月マークイット製造業PMI:予想:--- 前回:53.9
2日11月ISM製造業景況指数:予想:52.1 前回:51.9
2日11月非農業部門雇用者数変化:予想:18万人 前回:16.1万人
2日11月失業率:予想;4.9% 前回:4.9%

【日本の予定】
29日10月失業率:予想:3.0% 前回:3.0%
29日10月有効求人倍率:予想:1.39倍 前回:1.38倍
30日10月鉱工業生産(前月比):予想:0.1% 前回:0.6%
1日3Q設備投資(前年比):予想:-0.6% 前回:3.1%



今週の主な国の中長期国債入札予定日と前回の結果

今週の主な国の中長期国債入札予定日と前回の結果

11月28日―12月2日

日本 前回の応札倍率 テール 前回入札日
29日 2国債 4.408倍 0.4銭 10月27日
1日10年国債 4.351倍 1銭 11月8日
データ:Bloomberg、財務省データ
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クロちゃん激怒!狭いお部屋に閉じ込められた可哀想なJGB!(資本市場)

2016-11-19 | 今日の東京市場
11月19日
理レター

皆様お世話になっております。ついにドル円が110円台、日経平均は18000円台に乗せる場面もありました。それでも史上最高値から21000円も安い水準です。NYダウが史上高値を更新する中、寂しいですね。株式市場はトランプ大統領のばらまき政策からインフレ期待で金利が急騰。イールドカーブは10年2年が1.3%近くまで拡大。銀行収益の拡大期待から銀行株が中心に買われています。米銀独り勝ちの様相です。6月の英国国民投票以降、足並みが乱れ、トランプ大統領誕生で完全委天秤が米国に傾きました。
 金利があるといろんな面で余裕が出てきます。米国は12月利上げが濃厚。まだまだこの傾向は続きそうです。軍需のロッキード・マーチンやグラマンの堅調です。米国株相場は始まったばかりですよ~。日本株も円安につられて買われていますがトランプがどのカードを引くのかまだ不明です。今回の相場の本流は米株です。投資するならやっぱ本流でしょう!!

日本では今週中期ゾーンを中心に国債金利が急騰する場面がありました。しかし、翌日、クロちゃんが金利急騰に激怒。ついに秘密兵器のボタンを押してしまいました。そうです、指値オペが実施されました。これにより反乱軍は沈静化され金利が急低下。ボタンが押されたことで分断化されていた長期ゾーンと中期ゾーンが結ばれ、完全に日銀の支配下に置かれました。これで金利の自由がさらに奪われてしまいました。もう国債市場はガチガチです。狭いお部屋に閉じ込められました。子供たちは常に親の顔色を見ながらトレードをしなくてはいけなくなりました。また、いつパンチが飛んでくるかわかりません。

CB市場では荏原6回債のコールが行使されました。上場廃止は12月8日です。現在130円ですが、償還価格は100円です。保有している方は転換するか、それとも市場で売却するか選択して下さい。市場で売却する場合は“指値”で!!成行きは危険です。
行使されたことで転換期限が12月13日。
償還日が12月15日です。
http://www.jpx.co.jp/news/1021/20161114-14.html
額面償還は嫌でしょう!!早めに行動しましょう。
東プレやDCM HD、昭和産業等も好調です。良い感じですね。

今日は朝4時に目が覚めました。2度寝して目が覚めたのが8時・・疲れているのでしょうか?昨晩はバンドの練習。最近使っているギターがテレキャスターのオールローズ。このギターがまた重い。重くて有名なレスポールと同じか、それ以上に重い。4キロ以上あります。バケツもって3時間立たされているような感じです。

毎年恒例のライブが12月に控えております。今度は3連休の初日。少し気が楽です。



ソフトバンクグループ
株価6775円(6547円)

1年 5年
CDS 92.41(90.56bp)、172.00(169.00)

回号 償還 最終利回り 国債スプレッド
44回2020/11/27 1.406%(1.323%) 151.33bp(151.20bp)
48回2022/12/09 2.13% (2.044%)220.05bp (220.19bp)

ユーロ債
2025年7月30日 3.586%(3.3829%) 35.43p(328.64bp) 円ベース3ML+310.26bp(294.5bp)
ドル
2025年7月30日 5.294%(4.92%) 304.33bp(293.93bp) 円ヘッジ3ML+229.47p(222bp)
*円ベース=アセットSWAP 3ML+α

*():前週

スプリント  株価:$7.35($7.07)
ドル債              
7.125% 2024年6月15日7.28%(7.32%)T+509bp(535bp)
CDS 500.35(504.90bp)

アリババ 
株価 93.39ドル(93.02ドル)

◆年初からの各国株式指数パフォーマンス   
銘柄 週末引け 年初比 円換算 相関係数
日経平均 17967.41 +3.41-3.41 
NYダウ 18867.93  +8.29 -0.1  -0.010
ブラジルボベスパ 59961.76  +38.32 +49.46 -0.195
FT100 6775.77  +8.55 -16.11 -0.035
DAX  10664.56 -0.73 -10.69 0.655
ロシアMICEX指数 2038.29 +15.72 +19.15 -0.0.10
上海A 3342.99  -8.40 -20.32 0.801
ハンセンH 9349.31 -3.23 -10.79   0.541

国債金利

◆国債金利(先週末%)
2年 5年 10年 30年
米1.3565(0.9151)1.7975(1.5571) 2.3548(2.1501)3.0296(2.9350)
独-0.668(-0.637)  -0.365(-0.428)  0.272(0.135) 0.900(0.733)
日-0.165(-0.246)-0.088(-0.171)+0.04(-0.031)0.60(0.529)

クレジットスプレッド(米国5年国差との差)(%)
BB 2.95(2.99)BBB 1.186(1.19)・A 0.697(0.706))

CDSインデックス
米 76.78(75.47) 欧州 81.64(77.10)日本57.00(57.00)
経済統計カレンダー

 【米国の予定】
21日10月シカゴ連銀全米活動指数:予想:--  前回:-0.14
23日11月リッチモンド連銀製造業指数:予想:0 前回:-4
23日10月中古住宅販売件数:予想:544万件 前回:547万件
23日10月耐久財受注(前月比):予想:1.1% 前回:-0.3%
23日9月FHFA住宅価格指数(前月比):予想0.5% 前回:0.7%
23日11月マークイット製造業PMI:予想:53.5 前回:53.4
24日10月新築住宅販売件数:予想59万件 前回59.3万件
24日11月ミシガン大学消費者マインド 予想;91.6 前回:91.6 
25日11月マークイットサービス業PMI:予想:54.8 前回:54.8
25日11月マークイットコンポジットPMI:予想:- 前回:54.9

 【日本の予定】
21日10月貿易収支:予想:6100億円 前回:4976億円
24日11月日経製造業PMI 予想:- 前回:51.4
25日10月全国CPI(コア/前年比):予想0.1% 前回:0%
25日11月東京CPI(コア/前年比):予想:0%  前回:0.1%

今週の主な国の中長期国債入札予定日と前回の結果

11月21日―11月25日
米国 前回の応札倍率  テール 前回入札日
22日2年国債 2.53倍 2.6bp 10月25日
23日 2年変国 3.35倍---  10月26日
23日5年国債 2.49倍 4.3bp 10月26日
24日 7年国債 2.49倍 5.3bp 10月27日

日本 前回の応札倍率 テール 前回入札
25日40年国債 2.73倍 --- 9月27日

データ:Bloomberg、財務省データ


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地域限定型バブルへGO!!米株に春が来た!!トランプ万歳!!(資本市場)

2016-11-12 | 今日の東京市場
11月12日
理レター

皆様お世話になっております。トランプ大統領の誕生です。まさかヒラリーが負けるとは?
英国の国民投票同様、たまりにたまった大衆の不満が爆発。大統領選直前はヒラリーが勝つとほとんどのメディアが報道していました。彼らはなぜまたも間違えてしまったのでしょうか?トランプ大統領誕生にドル円や株価が反応、円高が進み、株価が急落しました。ただ、米国市場で、トランプ=ばらまき、株買い、金利急騰という動きを受け、円安が進み株価が急騰。金利は若干上昇していますが、日銀の監視下にあるためそれほど大きな金利上昇となりませんでした。
トランプ大統領の誕生で大被害を受けているのは中南米諸国。特に名指しでトランプさんの指名を受けたメキシコ。株安、債券安、通貨安のトリプル安。その他の新興諸国でも通貨が売られ金利は急騰しています。
現在、先進国の株は買われていますが国債金利が急騰しています。欧州諸国では長期、
超長期金利が急騰、イールドカーブが立ち、結果的に銀行株が上昇しています。銀行にとってトランプ勝利は神風。
今後の運用は、トランプさんの政策は米国NO1!!世界に拡散されていた米国資金が米国に還流しています。現在、日本株も円安=株買いに反応していますが今後はわかりません。とりあえず言えることは、米国株が買いだということ。法人税減税に所得現在。ばらまきに加え、米国第一主義。強いアメリカを目指す!!もう、株式市場にとって魅力的な言葉ばかり!!株式市場の目はトランプに♡マーク!!(米国株)。米株は天国の時代にはいりました。金利が上昇すると金商品開発がやりやすくなるので投資銀行の収益も向上します。金融株も良いですよね。内需、軍需関連にヘルスケア関連もよさそう!!とりあえず買っとけ!という相場です。なんか、80年後半に日本みたいですね。
ヒラリーさんには悪いですが、米国株式市場にとって今回の結果は良かったのでしょう。今後の弊害は金利の急騰。ただ、米国市場ではジャンク債のクレジット・スプレッドは改善し良い方向にあります。一方、エマージング債はダメ。今後、米国を見るうえで一つのカギとなりそうです。いま、米国株式市場はバブルへGO!
米国一番!!米株の時代が来ました!


ソフトバンクグループ
株価6547円(6236円)

1年 5年
CDS 90.56(96.25bp)、169.00(180.00)

回号 償還 最終利回り 国債スプレッド
44回2020/11/27 1.323%(1.283%) 151.20bp(150.71bp)
48回2022/12/09 2.044% (1.996%)220.19bp (220.45bp)

ユーロ債
2025年7月30日 3.829%(3.368%) 328.64p(343.53bp) 円ベース3ML+294.5bp(295bp)
ドル
2025年7月30日 4.92%(4.83%) 293.93bp(316.48bp) 円ヘッジ3ML+222bp(252bp)
*円ベース=アセットSWAP 3ML+α

*():前週

スプリント  株価:$7.07($6.31)(東京時間朝5時時点)
ドル債              
7.125% 2024年6月15日7.32%(7.92%)T+535bp(632bp)
CDS 504.90(519bp)

アリババ 
株価 93.02ドル(97.57ドル)

◆年初からの各国株式指数パフォーマンス   
銘柄 週末引け 年初比 円換算 相関係数
日経平均 17374.79 -8.72 
NYダウ 18824.07  +8.03 -4.05 -0.047
ブラジルボベスパ 59183.51  +36.52 +41.17 -0.231
FT100 6730.43  +7.82 -18.13 -0.075
DAX  10667.95 -0.70 -11.89 0.665
ロシアMICEX指数 2031.92 +15.36 +12.92 -0.399
上海A 3346.30  -9.66 -23.51 0.822
ハンセンH 9433.37 -2.36 -13.36   0.576

国債金利

◆国債金利(先週末%)
2年 5年 10年 30年
米0.9151(0.7838)1.5571(1.2321) 2.1501(1.7762)2.9350(2.561)
独-0.637(-0.637)  -0.428(-0.428)  0.135(0.135) 0.733(0.733)
日-0.246(-0.261)-0.171(-0.207)-0.031(-0.061)0.529(0.494)

クレジットスプレッド(米国5年国差との差)(%)
BB 2.99(3.20)BBB 1.19(1.252)・A 0.706(0.750))

CDSインデックス
米 75.47(80.96) 欧州 77.10(76.01)日本57.00(59.00)
経済統計カレンダー

 【米国の予定】
15日10月小売売上高速報(前月比):予想:0.6% 前回:0.6%
16日10月PPI(コア/前月比):予想0.2% 前回:0.2%
16日10月鉱工業生産(前月比):予想:0.2% 前回:0.1%
17日10月住宅着工件数:予想115.5万件 前回104.7万件
17日10月建設許可件数(前月比);予想:-2.5% 前回:6.3%
17日10月消費者物価指数(コア/前年比):予想:2.2% 前回:2.2%


 【日本の予定】
14日3Q GDP(SA/前期比)予想:0.2% 前回:0.2%
14日3Q GDOデフレーター(前年比):予想:0.3% 前回:0.7%
15日10月首都圏マンション販売(前年比);予想:- 前回:40.9%

今週の主な国の中長期国債入札予定日と前回の結果
日本 前回の応札倍率 テール 前回入札日
15日 5年国債 4.311倍 0銭 10月14日
17日20年国債 3489倍 7銭 10月25日

米国 前回の応札倍率  前回入札日
18日 10年インフレ連動国債 2.59倍  9月22日
データ:Bloomberg、財務省HP
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紳士協定破られる!(資本市場)

2016-11-05 | 今日の東京市場
11月05日
理レター

皆様お世話になっております。今週は英国のスタンダードチャータード銀行(スタチャン)の劣後債についているコールが行使されないと発表されたため欧州銀行の劣後債の一部が地獄へLet’s Go !と急落。ことの発端はスタンチャンが2006年12月に発行したドル建て永久劣後債。この債券は2016年12月8日mで6.409%、その後は3Mドルライボー+1.51%。
コールが2017年、2027年、2037年と2047年の1月30日についています。今回、2017年1月にコールが実施されなくなったためクーポンは3ML+1.51%が適用されます。現在の3MLは0.876%程度。つまりクーポンが一気に2.37%程度に低下。この手の商品はコール前提で取引されているため市場はコールされると期待していました。しかし、コールされない=債券は次回のコール日10年債先までコールされないことが決まり。97%程度で推移していた価格は83.5%程度に急落。今回の商品は不幸が3つ重なっています。一つ目は
当初設定時の金利水準。2006年当時の3ヶ月ドルライボーは5.3%台でしたがリーマンショック以降急低下し、現在は0.87%、またスプレッドが小さかったことで絶対水準が低くなってしまいました。また、コールの頻度が少ないこともあげられます。今回の場合は次のコール日が10年先。その時、コールされなかったらまた10年先。永久債が永久債になってしまうかもしれません。一般的なこの手の債券はクーポンが変更されと、コール日が利払いのタイミングに合わせ設定され投資家に安心感を与えています。今回のこのことで、他行が発行の同様のスキームの劣後債価格が急落しています。コールを織り込んでいたため債券価格が急落。投資家は慌てふためいているという現状です。

日本でも個人向けや機関投資家向けにコーラブル劣後債が発行されています。例えば機関投資家向けでは三菱商事の2076年9月償還5回債(60NC5)。この債券は満期60年ですが、2021年9月(5年後から各利払い日にコールがついています。クーポンは手前10年が0.69%、その後、2021年9月から3カ月円ライボー+0.75%、2026年9月から3ヶ月円ライボー+1%、2041年9月から償還まで3カ月円ライボー+1.75%(STEP UP債)です。基本的にコールされる前提の金融商品ですがコールされるかどうかは2021年9月の金融市場環境次第。投資家はコールを売ることで手前のクーポンが一般債よりも高いクーポンを受けることができます。日経リンク債やEB債、為替ノックイン、アウト付も同様。オプションを投資家が売ることでクーポンが高めに設定されています。日経リンクやEB債、為替リンクなどは市場で価格を確認できますが、今回の場合は発行体次第という面もありました。紳士協定が破られてしまいました


来週は大統領選挙。現在は大衆の反乱。アッパー層への不信、不満が炸裂しています。
どちらになるか?トランプ様が大統領になったらちょっと怖いですよね。円高が急伸。世界のパワーバランスが崩れそうです。とりあえず選挙結果を見守りましょう。

どうなるか?来週の今頃、ドル円は100円割れ?株が下落しても、債券の金利が限界。金融市場が機能していない日本。どうしようもありません。CASH IS KINGですかね?



ソフトバンクグループ
株価6236円(6654円)

1年 5年
CDS 96.25(85.35bp)、180.00(161.50)

回号 償還 最終利回り 国債スプレッド
44回2020/11/27 1.283%(1.298%) 150.71bp(150.51bp)
48回2022/12/09 1.996% (2.020%)220.45bp (220.91bp)

ユーロ債
2025年7月30日 3.3687%(3.232%) 343.53p(326.88bp) 円ベース3ML+295bp(300bp)
ドル
2025年7月30日 4.83%(4.78%) 316.48bp(303.58bp) 円ヘッジ3ML+252bp(241bp)
*円ベース=アセットSWAP 3ML+α

*():前週

スプリント  株価:$6.13($6.31)
ドル債              
7.125% 2024年6月15日7.92%(7.743%)T+632bp(606bp)
CDS 519(496bp)

アリババ 
株価 97.57ドル(101.93ドル)

◆年初からの各国株式指数パフォーマンス   
銘柄 週末引け 年初比 円換算 相関係数
日経平均 16905.36 -11.18 
NYダウ 17888.288  +2.66 -11.94 -0.035
ブラジルボベスパ 61598.39  +42.10 +49.17 -0.251
FT100 6993.26  +7.22 -21.87 -0.076
DAX  10259.13 -4.50 -15.95 0.686
ロシアMICEX指数 1962.71 +11.43 +7.56 -0.432
上海A 3272.24  -11.66 -27.18 0.840
ハンセンH 9491.51 +5.47 -9.59   0.616

国債金利

◆国債金利(先週末%)
2年 5年 10年 30年
米0.7838(0.8526)1.2321(1.3245) 1.7762(1.8468)2.561(2.6154)
独-0.637(-0.617)  -0.428(-0.392)  0.135(0.167) 0.733(0.802)
日-0.261(-0.228)-0.207(-0.196)-0.061(-0.033)0.494(0.515)

クレジットスプレッド(米国5年国差との差)(%)
BB 3.20(2.94)BBB 1.252(1.21)・A 0.750(0.72)

CDSインデックス
米 80.96(77.70) 欧州 76.01(712.59)日本59.00(56.00)
経済統計カレンダー

 【米国の予定】
7日9月卸売在庫(前月比):予想:0.2% 前回:0.2%

 【日本の予定】
8日10月外貨準備高:予想:--- 前回:1兆2600億ドル
9日9月国際収支:経常収支:予想2兆1080億円:--- 前回:2兆8億円
9日10 月貸出動向 銀行計(前年比):
9日10月倒産件数(前年比):予想:--- 前回:3.41%

今週の主な国の中長期国債入札予定日と前回の結果

11月7日-11日

米国 前回の応札倍率  テール 前回入札日
9日 3年国債 2.92倍 4.5bp 10月12日
10日 10年国債 2.53倍 4.4bp 10月12日
11日 30年国債 2.44倍 4.5bp 10月13日

日本 前回の応札倍率 テール 前回入札日
8日10年国債 3.818倍 2銭 10月4日
10日30年国債 3.645倍 13銭 10月12日

データ:Bloomberg、財務省HP
コメント (3)
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