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債券勉強no3 格付けと利回り

2023-03-26 | 今日の東京市場

・債券勉強3

今回は格付けと利回りについて解説します。

 

・債券の種類

債券は発行体によって呼び方が異なります。国が発行する債券は国債、地方都市が起債した債券は地方債、財投機関が発行した債券は財投債、一般企業が発行する債券は社債です。

 

・債券の順位

債券には順位があります。基本となる債券は国債で、国債の流通利回りが債券市場に基準値となります。国債は国が元利金を保証しているので、デフォルトリスクはほぼないと考えられているためです。デフォルト確率が高くなるほど国債より利回りが高くなります。

国債、地方債、社債の10年債を比較すると国債→地方債→社債の順に利回りが高くなります。

社債は、格付けが高いほど利回りが低く、低い社債ほど倒産リスクが高いため利回りが高くなります。

国債、地方債、財投債、トヨタファイナンスのイールドカーブ(縦軸が利回り、横が期間)

 

 

・格付け利回り

格付けと利回りは、格付けが高い発行体ほど低く、格付けが低いほど利回りは高くなります。

格付けとは、格付けは格付け機関が発行体の倒産リスクをアルファベットで示したものです。最高格付けはAAA(トリプルA)です。債券は投資に適した(倒産リスクが比較的低い)投資適格債とハイイールド債(ジャンク債)に区分されています。投資適格債の定義は格付けがBBB以上、ハイイールド債はBB以下です。

格付け機関JCRによると、5年間の累積デフォルト率は投資適格債が2.47%(AAA:0%、AA:0.07%、A:0.4%、BBB:2.47%)、ハイイールドはBBが14.17%、Bが52.5%、CCC以下では61.54%です。

R&I格付けカーブ

 

日本市場ではBB債が起債されることはまずありません。格付けは定期的に見直され、企業の財務状況が悪化すると格付けが引き下げられます。

例えば2017年2月に起債されたエイチ・アイ・エス3回債(2024年2月償還)、4回債(2027年2月償還)の格付けは当初A-(JCR)でしたが、現在B+です。コロナによる業績悪化が要因で格付けが引き下げられました。格付け引き下げに伴い、社債利回りが上昇、

3月24日時点で残存年数0.88年3回債が13.77%(価格88.92)、残存3.9年4回債は10.87%(価格67.90)です。現在1年国債利回りがマイナス0.13%、4年が0.009%という水準なのでいかに高水準かが分かります。

HIS社債価格推移 格付け 2020年3月の格下げ以降社債価格が急落(A-からBBB+、現在B+)

 

・格付け機関

おもな格付け機関は日本R&IとJCR、米国のMOODY‘S、S&P、の4社です。日本で起債される債券はR&I格付けが主で、JCRは補助です。JCR格付けはR&Iより1ランク甘く付けられるため、A格を付けたい企業がJCRを選択するケースが目立っています。ソフトバンクGはA-(JCR)、典型的なケースです。

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AT1債ショック、欧州銀行に

2023-03-26 | 今日の東京市場

欧州銀行の株価が売られています。

背景はAT1(CoCo債)ショックです。スイスの連邦金融市場監督機構(FINMA)がクレディ・スイスAT1債約160億SF(約2.3兆円)の価値はゼロに切り下げられる。一方、クレディ・スイスの株主は計30億SFのUBS株を受け取ることになっていると発表されたためです。株が0ではないのになんで?とAT1債を保有している投資家は不信感を募らせています。

AT1債は一般的な債券とは異なり、バランスシート上では株式と同じ資本金に加算されます。劣後債なので利率は一般債よりも高く設定されています。BIS規制がらみで欧州銀行はAT1債を発行し、自己資本を厚くしてきた経緯があります。

先週の欧州市場では銀行株が大幅安。AT1債も売られました。特にドイツ銀行の株価は前日比8.5%下落しました。同行のAT1債も大きく売られ、7.5%CALL 2025年4月ドル建て永久劣後債は前日比12. 2ポイント下落。その他の銘柄も5ポイント以上売られています。

 

クレディ・スイスのAT1債が無価値になったことによる弊害です。投資家の多くはまさか無価値になるとは予想していなかったでしょう。

投資家は今後AT1債投資にはかなり慎重になるでしょう。AT1債の発行条件はより高いクーポンが求められるようになります。

 

 

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SBV破綻は人為的ミス

2023-03-18 | 今日の東京市場

株式市場の混乱が収まりません。週末の米国市場は銀行株が大きく売られています。大手銀行ウェルス・ファーゴの下落率は前日比3.9%でしたが、ファースト・リパブリック・バンクが前日比32.8%安、パックウェスト・バンコープが18.95%同安、ウェスタン・アライアンス・バンコープは同15.14%安など地方銀行株が大きく下落しました。

銀行株の推移

今回のSVB銀行の破綻は、大口預金の引き出しから始まりました。日本でも1973年に私の地元、豊川信用金庫で取り付け騒ぎが起きました。女子高生が豊川信用金庫に就職がきまった友人に「信用金庫は銀行強盗が入るから危ないよ」と話していたことが「信用金庫が危ない=倒産」と拡散したそうです。

あっという間にデマが広がり、約14億円の預金が引き出されました。私の母親も預金を下ろしに行ったそうです。

1973年はインターネットも携帯もありません。現在はネット社会、情報はあっという間に広がります。

 

SVBの破綻は、人為的ミスです。リスク管理が全くできていなかったことが主因です。

銀行は預金引き出しに対し、現金や短期資産を保有しています。みずほ銀行は預金額に対し、45%、三菱UFJFGは51.9%の現金・現金同等物、インターバンク資産を保有しています。これだけ保有していれば、いざ取付騒ぎが起きても対応できます。

 

一方、米国市場で株価が急落している銀行の現金保有率(預金カバレッツジ)は、ファースト・リパブリック・バンクは要求払い預金(いつでも払い戻しができる預金)に対し6.8%、ウェスタン・アライアンス・バンコープは5.3%とかなり低い状況です。

会社名

預金カバレッジ

みずほフィナンシャルグループ

45.30%

三菱UFJフィナンシャル・グループ

51.90%

しずおかフィナンシャルグルー

20.31%

ウェルズ・ファーゴ

49.60%

ウェスタン・アライアンス・バンコープ

5.30%

ファースト・リパブリック・バンク

6.84%

シグネチャー・バンク

18.90%

USバンコープ

38.87%

コメリカ

15.73%

トゥルイスト・ファイナンシャル

18.12%

ハンチントン・バンクシェアーズ(オハイオ州)

18.09%

 

銀行は預金者が現金を引き出し、手持ちの現金が底をつくと、投資有価証券などを売却して現金の手当をします。それでも現金が不足する場合には、満期保有有価証券を売却します。

今回、SBV破綻の主因が満期保有有価証券を売却したことです。

 

満期保有有価証券とは、償還まで保有することを目的としているため、債券価格を時価で評価する必要がありません。つまり、100で投資した債券価格は、いつまでたっても100です。しかし、少しでも売却すると投資有価証券の扱いとなり、時価評価する必要があります。金利が低下している環境であれば利益が出ることもありますが、現在FRBは利上げを継続しています。米国利上げの影響で、超長期債の価格下落はすさまじく、超長期の債券先物価格は高値から30ポイント以上下落しています。これは額面100万ドルに付き30万ドルの損失(2年債先物では同約7ポイント)。

SVBは満期保有有価証券として超長期債を保有していました。売却した時点で隠れていた評価損がPL上に計上されてしまいました。そのため増資を計画していましたがこの状況で誰も増資に応じてくれません。最終的の破綻してしまいました。

 

SVBの破綻はずさんなポートフォリオ管理が原因です。日本の銀行ではありえません。

 

FRBや大手銀行が救済の手を差し伸べていますが、混乱は収まっていません。

株が売られ、資金は金とビットコインに流れています。

金とビットコイン

 

ビットコインは個人的には将来ゼロになると思っているので、投資する場合には金にしましょう。

金を買うならETFを買いましょう。小額から投資が可能、流動性が高い、盗難リスクがない、税制が有利だからです。

税金面では、現物で利益を上げた場合は雑所得扱いですが、ETFは株や投信と同様の扱い(売却益の約20%)です。

 

・株式性善説

株式市場は乱高下を繰り返して成長してきました。株式市場が崩壊すると、世界中の年金が破綻します。年金の多くは株式市場で運用されているからです。株式市場を信じましょう。

ダウ工業平均の推移

株式投資で勝率をあげるには、銘柄を絞り、フェアバリューを意識し、フェアバリューより安い価格で投資することです。

フェアバリューはDCF法なので求めますが面倒なので、代替として投資基準PERを決めるようにすると良いです。特に長期投資家は逆張りが鉄則です。

そういう点から、この下落相場(特にバリューが売られているので)、押し目買いのチャンスだと思います。

 

米国株は割高なので日本株に投資妙味がありそうです。

 

今回、債券について書いたので、債券勉強3は次回に書きます。

 

 

藤井理

データ:Bloomberg

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SVBが突然死、と債券お勉強2

2023-03-11 | 今日の東京市場

3月13日からマスク着用は個人判断となります。私は花粉症なので、マスクは必要です。

ジムではマスクをつけない予定だったのですが、私が通っているジムでは5月7日までマスク着用という方針です。セントラルスポーツ、ジャクサー、ティップネス、エグザスなど大手ジムではマスク着用は任意なのになんでだ~~。

憶測ですがマスクを着用すると低酸素の運動効率がさらに上がるからでしょう。会員の運動効率を上げるためなんですね。

 

・株

新興企業向けの米SVBが突然死。株価は前日比60%安。社債も暴落。

社債価格は3.5%2025年債が53ポイント安お40.5ポイント、1.8%2028年債が47ポイント安の37.3ポイント、永久劣後CALL2026年11月は57ポイン安の3.9ポイント。

デフォルトが起きると社債の年限は意味がなくなります。弁済率に応じた金額が手元に戻ってきます。劣後債はシニア債より弁済順位が低いのでより大きく売られます。

 

SVBの影響でドイツ銀行やクレディスイス銀行株も大きく下落しています。

 

・株式市場

個人的には、今年から5年ぐらいは日本株のパウォーマンスが世界一となると考えています。

理由は、日本経済がインフレに転換したこと、来年から「あたらしいNISA」がスタートする・です。

インフレが進むと現金の価値が下がります。インフレに勝てる資産は株式・金など。金に投資しても利息は付きません。また、金の売却益は雑所得なのでメリットはありません。一方、株式投資には特定口座(税率20%程度)やNISA口座(税率0%)が使えるので投資にメリットがあります。

あたらしいNISAの良い点は、売却して空いた枠が再度利用できる点です。今の制度で

100万円投資した場合、この株を売却しても残枠は20万円です。しかし、あたらしいNISAの場合、売却すると枠が240万円に戻ります。

来年以降、株式市場に資金が大量に流入してくることでしょう。

また、日本株は米国株と比較すると割安です。

中国の衰退も日本株にメリットです。現政権の中国株はおっかなくて、まともな機関投資家は参入できません。アジアの中で、日本株が見直される可能性が高いと思います。

・何を買うか。

バリュー成長株とインバウンド関連が良いと思います。

 

〇債券のお勉強(2)

先週から債券の勉強が始まりました。債券なんて儲からない。金利なんてよくわかんね~

。確かにそうです。しかし、金利は株式投資を行う上で重要で、金利(クレジット)を理解すると株式投資に勝てる確率が数段あがります。

特に長期投資をする上で、銘柄選びに金利(クレジット)が重要な要素と言えます。

 

前回は国債について書きました。今回は社債について書きます。

 

・社債と国債の違い

社債は企業が、国債は国が発行する債券です。国債は国が保証しているので、償還まで保有すれば元本を下回りません。一方、社債の多くは元本の保証はありません。社債のリスクは

企業が倒産してしまうこと。倒産してしまうと元本を大きく下回ってしまいます。

また、社債は発行額が国債と比べて少額。国内債の場合、1銘柄当たり100億円~200億円ぐらいが平均です。国債を購入する際、カレント10年債の場合100億円、1000億円を簡単に売買できます。国債にはレポ(国債の貸し借り)市場があるためです。社債にはレポ市場はありません。社債は流動性が国債と比べ落ちます。

 

・社債のメリット

社債のメリットは、同期間の国債よりも利回りが高いためです。それは、社債にはデフォルトリスクがあることや、流動性が低いためです。

 

・なぜ社債のクーポンが国債より高いか

社債のクーポンが国債より高い理由は、社債には倒産リスクがあるためです。企業が倒産してしまうと社債はゲームオーバー。

つまり、倒産リスクが高い企業ほど社債の利回りは同期間の国債利回りよりも高くなります。

この社債利回りと国債利回りの差がクレジット(=Tスプレッド)です。このスプレッドは

相対的なもので、企業業績が悪化や社債市場のマーケット環境が悪化すると拡がり、企業業績の改善や市場環境が好転すると縮小します。

株価との関係では、スプレッドが拡大傾向にあれば、売り材料、縮小傾向ならば買い材料と言えます。

 

 

今回のSVBの社債は、市場は不意をつかれてしまったため、社債が一気に急落しました。

楽天債は、スプレッドが拡大傾向にあるため株価にはネガティブ材料。楽天のリスクが高まっていることを示しています。

先日クーポン3.3%の2年債が起債されましたが、3.3%の背景はデフォルトリスクが高いことが主因です。円債で2年3.3%は、楽天の信用リスクが高く2年という短い期間でも3.3%払わないと貸し手がいないということです。

 

 

次回は格付けと利回りについて書きます。

 

藤井理

データ:Bloomberg

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日本株は割安株の玉手箱、 と 債券のお勉強(1)

2023-03-04 | 今日の東京市場

明日3月5日は東京マラソンの開催日です。昨年走りましたが、今年はビールを飲みながら観戦します。

日本株は大型バリューが買われています。日本株は割安銘柄の玉手箱なのでまだまだ上昇余地ありそうですよ。先週、ニーサでコマツを買いました。今NISA口座で保有していて一番上昇している銘柄はアドバンテスト、2500円時に投資し、現在1.1万円です。

売却すると400万円程度になります。もし売却した場合特定口座ですと60万円課税されますが、NISAは課税されません。NISA口座のメリットです。デメリットは、損失を出しても、他の利益との相殺はできません。特定口座内であれば、損益通算ができます。また、損失は3年先まで繰り越せます。その際は、確定申告をする必要があるので注意しましょう。

 

割安銘柄がザックザク

 

私は債券畑出身なので、今回から債券について書きます。債券って株と違い儲からないけれど、投資先がデフォルトを起こすと大損してしまう金融商品です。債券は償還できるかできないかが重要です。デフォルトすると手元には額面に対し20~30%程度しか戻ってきません。債券は発行された時点では問題ありませんが、問題が出てくると債券価格が急落(利回りが急騰)します。利回りが上昇すると、借入金利も上がるので利払い金額が増えて企業利益を押し下げてしまいます。株価はもちろん下落。債券金利と株価には負の相関があります。

債券市場を知るにはまず国債から学ぶ必要があります。今回は国債について書きます。

 

・国債

国債とは、国が発行する債券です。TVや新聞で良く取り上げられている国債利回りというのは10年国債利回りを差しています。

債券は、発行日から償還までの年数で、2年なら2年債、5年なら5年債、10年なら10年債、40年でしたら40年債と呼びます。10年債として発行されるとずっと10年債です。一方、債券は残存年数という現在から償還期間までの年数を表す呼び方があります。10年債が発行されてから2年経つと、残存8年となります。

なお、日本国債の場合は、各銘柄に回号がつけられ、2023年3月4日時点での10年債は369回債です。一方、多くに国の国債には回号がないのでクーポン、償還日が銘柄名となります。

 

・日本国債の種類

日本国債の種類(発行日から償還日までの年数で区分)は、短期国債、2年、5年、20年。30年、40年、個人向け国債などです。

 

・残存期間と価格の関係

債券投資では債券(国債・社債など)と価格の関係が重要です。これは、金利変化に対する価格変化を示します。同じ0.01%金利が上昇しても、債券価格の変動幅が異なるためです。

債券市場ではベーシスポイント・バリュー(1bp)という言い方をします。

例えば2年の446回債は金利が0.01%(1bp)変化すると価格は1.98銭変動します。

40年15回債の場合は31.36銭です。

トレーダーが国債を売買する場合、最低1億円です。(10年の場合は概ね5億円です。)

2年債を1億円購入した場合金利が0.01%上昇すると1.98万円損失がでます。40年債の場合には31.36万円の損。残存期間が長ければ長いほど金利変化に対し、価格変化は大きくなります。

 

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回号

クーポン

償還日

1bp変化に対する価格感応度(銭)

2年債

446回債

0.01%

2025年3月1日

1.98

5年債

155回債

0.20%

2027年12月20日

4.7

10年債

369回債

0.50%

2032年12月20日

9.5

40年債

15回債

1%

2062年3月20日

31.36

長期債ほど金利変化が大きい

・国債の強み

国債の強みは、元本が保証されている点です。国債は国が償還を保証しているので、償還まで保有した場合、元本割れしません。日本人は元本割れが大嫌いなので、国債を購入すればデフォルトリスクはほぼありません。

 

・国債の弱点

国債や債券の弱点はインフレです。国債の多くは償還日に元本が償還されます。40年債を100万円投資した場合、40年後の償還日に投資金額100万円が戻ってきます。

40年後の物価水準が現在と同じレベルなら問題ありませんがその可能性はほぼありません。

物価は上昇しています。日本の人口が減少しても世界人口が増加すればインフレは起きます。現在日本にもインフレが押し寄せています。先週まで100円だったガムが機能110円になっていました。

もちろん、売買目的で国債投資はできますが国債売買は機関投資家の市場です個人投資家は相手にしてもらえません。相手にしてもらえても足元を見られてしまい、利益を上げる余地はないでしょう。

 

・なんで機関投資家は国債を買うのか

例えば、生命保険会社には予定利率というコストがあります。予定利率は保険の保証利回りです。予定利率は営業費用も含まれて算出されるので国債金利が予定利率を上回れば保険会社には利益が出ます。日本生命の予定利率(一時払終身保険)は2023年1月時点で0.6%です。2023年3月3日時点で20年国債の流通利回りは1.24%です。彼らは契約者の年齢に見合った国債を購入することで利ザヤを稼いでいます。インフレを加味しないので機関投資家は簡単にお金を稼げます。

 

次回は国債と社債の関係について書きます。

 

藤井理

 

データ:Bloomberg

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