─── 経営をもっと身近に、もっと確かに ───
おはようございます。中小企業診断士の竹内幸次です。今日は川崎市でネット販売する中小企業のWeb販売コンサル、午後は川崎区の中小企業の情報化コンサル、夜は川崎商工会議所で創業者向けの個別経営相談をします。今日は川崎市内で3本です。
今日は起業家に求められる資質に関してです。「一度決めたことは何が何でも貫く」、「初志を貫徹する」等はとても芯があって素晴らしい性格ですよね。私も空手道や太極拳を一生懸命していた頃は、早朝の鍛錬を怠りませんでした。今でもブログ執筆は書き始めてから1日も怠りません。
しかし、経営は少々異なるようです。VC(ベンチャーキャピタル)等の外部者支援者が考える「創業者に必要な資質」は、実は「環境変化に適応する柔軟性」がもっとも高いのです。
何故でしょうか?それは企業が外部との関係のなかで存在しうる主体だからです。空手の個人鍛錬は自分が決めた鍛錬スケジュールを自分が実行するだけです。
しかし経営は必ず競合者や感情を持った従業員がいます。つまり不確定な要素が多い環境で自らを舵取りする必要があるのです。この不確定さが空手の自己鍛錬とは大きく異なるのです。
物事を細かく決めすぎることは良いことではありません。細かく検討することはよいことです。決めた事の周辺の事態も起こることを想定して、許容範囲をある程度は確保するようにしましょう。この許容範囲が柔軟性をもたらすのです。
また、柔軟性があるからこそ、ポキっと折れることなく、長期的に初志貫徹できるものなのです。起業家には、あいまい、不可解、不明瞭、不透明、不安、不満等はつきものです。むしろ、このような環境を楽しむ楽観さも必要でしょう。
起業家の皆さん、柔らかさは強さです。変えていくことは進化です。頑張って。
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