ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

”となりの人間国宝さん”を見に行った

2009-11-13 01:44:26 | テレビ番組

11月12日(木曜日)
朝9時55分から11時25分まで関西テレビで放映している”よ~いドン!”と言う番組がある。1年ほど前に月亭八光が訪れた、寝屋川市にある「メンズショップ石井」が頭の中から離れない。このお店は、店主が自ら制作した沢山のマネキンにメンズウエアーが着せてあり、そのアイディアに八光(はちみつ)は、 「となりの人間国宝さん」に認定した。

2009_11120022

それだけであれば沢尻エリカの「別に」だが、この店の商品をパッと見て「おされ!」な品々が多い印象を持っていたからだ。私の近所の大型ショッピングセンターには、メンズの専門店が撤退してしまい、おしゃれな品をお買い上げすることが出来ない。若者であれば「しまむら」「ユニクロ」などで買うだろうが、激安の店にはなかなかアダルトが、購買意欲を掻き立てるようなものはない。
今日は銀行の通帳がまんぱいになり、記帳できないので、新しい通帳を作ってもらうため京阪樟葉駅を目指した。家から三井住友銀行には樟葉支店が一番近い。しかし途中で気が変わってしまった。そうだ寝屋川の「メンズショップ石井」を探してみようと京阪枚方市駅前に駐車し、電車に飛び乗った。寝屋川駅を下り、大阪に向かって左側の方が賑やかそうなので、左に出た。すると目の前に行く予定だった銀行があり、閉店5分前に飛び込んだ。
新しい通帳をもらい、はてさてお店は南か北かどっちかな?キョロキョロ。
南へ20歩ほど歩いた所に、見覚えのあるマネキンが店先に立っていた。ここだ!

2009_11120037

店の中にはこれまた見覚えのあるパンチパーマの店主が立っている。店内に入り「このお店はテレビ放映のあったお店ですね」と尋ねてみた。「そうです。今まで取材にテレビや新聞が10数回来ましたよ」の返事が返ってきた。サイフの中には少ししか万札がないので、「ちょっと品物を見させてください。気にいったものがあれば後日買いにきます」と告げた。茶色のブレザーに合うシャツはどんなんがありますかと聞けば、即座に5~6枚並べてくれた。

2009_11120010

2009_11120012

14,000円の値札が付いている。「これナンボにしてもらえますか」。「遠い城陽市からわざわざ来られたので1万円にしましょう」。これにしますと決めたのは10秒後だ。パット見ていいなあが重要で、あ~でもない、こ~でもないと考えるのは私の辞書には”むだ”と書いてある。例え車を買うときにしろ同じこと。店主は見た目と大違いで気さくな方だった。今年70歳だそうだが、パンチパーマーが効いて若く見える。こちらから質問したわけではないが、色々話しをしてくれた。
寝屋川駅前商店街の活性化のため、「各店は何か一つ目玉を」のお達しがあったそうだ。そこで店主は他店にはないマネキンを考えたとのこと。取材に来た新聞社の記事には「”コワモテ”マネキンがお出迎え、男を上げるいかつい紳士服店」として紹介されていた。

2009_11120035

お笑いの南海キャンディーズが取材で来店し、しずちゃんは気にいったマネキンがあり、持ち帰ってしまったとぼやいていた。

2009_11120028

その他ファッションにうるさいピーコさんも来てくれて、なかなかセンスのある品々が揃っているとホメてもらったそうだ。札幌からは商店街の役員が、活性化のヒントにするため視察にきたとのこと。
マネキンの苦労話は、1週間もすれば髪にホコリが付き髪がしなってしまう。これをシャンプーして手入れをすれば、相当な時間を費やすそうだ。それはそうだろう20体はありそうだ。

2009_11120017

2009_11120031

2009_11120027

2009_11120014

2009_11120024

2009_11120025

2009_11120026

2009_11120033

2009_11120042

2009_11120043

2009_11120016

2009_11120023

2009_11120020_2

女子高生が帰りにちょくちょく顔を出し、 「EXILEのATSUSHIに似て可愛い」と言うのがこのマネキン。

2009_11120021

桑野信義に似ていると言うのがこのマネキン。

2009_11120025_2

気にいったブレザーはこれ。

2009_11120038

46,000円の値札がぶら下がっている。生地は輸入品で仕立ては日本だ。店主いわく「ここの仕立て屋さんは柄あわせが丁寧で、ポケットの柄とピタッと合っているでしょう。ここまで見てくれるお客さんがいてくれたら嬉しいのだが」。私は見てしまった。「お客さん一度試着してくださいよ」。試着は冷やかしが半分だったが袖を通してみた。何と肩幅といい、袖の長さといい私のオーダー品と言っていいくらい、ピタッしカンカン。今月中にもらいに来ますと言ってしまった。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする