ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

護王神社

2009-11-17 02:28:41 | まち歩き

京都には神社、仏閣は数え切れないくらいある。有名な平安神宮、八坂神社には大抵の方はお参りしたことがあるだろう。京都御苑を出て烏丸通りを歩いていると、「足腰の守護神、いのししのの護王神社」の旗がたなびいていた。鳥居には護王神社とあり、ちらっと覗いたところ、境内の中央に能舞台に似たものがあった。

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興味をそそったので、お参りするこにした。
神社と言えば狛犬がつきものだが、拝殿には狛犬ならぬ雄雌一対の「狛いのしし」が建てられていた。

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「いのしし神社」と称されるだけあり、陳列ケースの中には全国から奉納されたと思われる猪の置物が、数え切れないくらいある。その種類は土鈴・置物・色紙・絵馬といったものから本物の猪の剥製までさまざまである。

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大きな石があるので、何の石かなと思えば「さざれ石」の立て札があった。これが国歌「君が代」に詠まれる「さざれ石」だ。

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「♭君が代は 千代に八千代に さざれ石の いわをとなりて こけのむすまで♭」。その大きさは幅3メートル、高さ2メートルもある。近くで観察すると、大小様々な石が集まり形成されていた。

末社(警察消防招魂社)

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末社(久邇宮家御霊殿)

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【豆知識】
1.護王神社(ごおうじんじゃ) 
鎮座地: 京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町
旧社格: 別格官幣社
御祭神 :主祭神 和気清麻呂公命(わけのきよまろこうのみこと)
和気広虫姫命(わけのひろむしひめのみこと)
配 祀 :藤原百川公命(ふじわらのももかわこうのみこと)
路豊永卿命(みちのとよながきょうのみこと)
2.沿 革 :護王神社は、初め洛西の高雄山神護寺の境内に和気清麻呂公の霊社として祀られていたが、確かな創建年は伝えられていない。
古くから「護法善神」と称されていたが、嘉永4年(1851)、孝明天皇は和気公の歴史的功績を讃えて、正一位護王大明神の神階神号を授けられ、明治7年(1874)、「護王神社」と改称して別格官幣社に列せられた。明治19年(1886)、明治天皇の勅命により、神護寺境内から華族中院家邸宅跡地であった京都御所蛤御門前の現在地に社殿を造営、姉君の和気広虫姫を合わせ祀り、御遷座された。その後、崇敬者により境内に霊猪像(狛いのしし)が奉納され、いのしし神社とも呼ばれ親しまれている。
3.和気広虫姫が、多くの孤児を養子として養育していたことから、「子育明神」とも称されるようになった。猪に助けられ和気清麻呂の足の不自由が回復したという古事から、足腰の病気・怪我回復の御利益があるとされている。

4.地下鉄丸太町駅より北へ徒歩約7分
10台(参拝者無料)
6:00~21:00
境内無料

コメント
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