１１月８日（日曜日）
木津川市加茂町にある海住山寺（かいじゅうせんじ）で、文化財の特別公開が行われている。特別公開は１０月３０日から始まっているが、今日が最終日だ。紅葉には少し早いが天気も良いので、お手手つないで行って見ることにした。昨年は紅葉シーズンに一人で行き、今回で３回目になる。初めて行ったのは１２年ほど前で、その時は爺さん婆さんの４人で行った。帰路で車が動かなくなり、８０歳を越えた爺さん、婆さんと女房の３人に車を押してもらったことが懐かしく思い出される。
寺は山の頂上に近い所にあり、とにかく坂が急だ。
普段は参拝客は少ない寺だが、文化財の特別公開となると待ってましたとばかりに、仏像に興味が有る方が集まってくる。
開扉中の国宝・五重塔の内部には、創建当初の仏舎利や厨子絵があり見ることができた。
また本堂や文殊堂では重要文化財の十一面観音菩薩像など３５点も展示してあった。
これらを見るには拝観料７００円がいる。庭の散策だけであれば３００円。本堂には解脱上人貞慶坐像、
弘法大師像あり何気なく写真を撮った。
しかしながら本堂や文殊堂ある重要文化財は、撮影禁止となっているではないか。後の祭りということで許してもらおう。毎度のことながら撮影禁止の看板を見ると疑問がわく。「何故？どうして？」。理由が分る方がいれば教えて欲しい。
本坊に上がり廊下に座って庭を眺めれば、遠くの山が借景になり見事だ。
和服のおば様が畳に座り眺めていたが絵になる。後姿を見れば前からも見たくなるのが人情だが、前からはノーコメントということで。
今月の下旬になれば紅葉が一段と増し、それはそれは美しいことだろう。
この寺には南天、千両、万両の木がたくさんあり、実の赤色、黄色が目を引く。
１２月には「中風封じ」の行事があるので、
気になる方は参拝してはいかがかな。
