OURSブログ

社会保険労務士としての日々の業務を行う中で、考えたこと、感じたこと、伝えたいことを綴る代表コラム。

ビジネス・キャリア検定試験について

2010-09-21 00:28:38 | 雑感
 ここにきてずいぶん涼しくなりいよいよ秋になりつつあるかなという感じですね。
夏前くらいから有難いことに何社もの企業様から顧問契約をいただき、今軌道に乗せるべく毎日色々考えることが多く、頑張りどころといった状況です。顧問先になって頂いた企業のニーズに応えられるよう最初は手探りで進めていくわけなので、契約して良かったと感じて頂き信頼関係ができるまでは頑張りどころなのです。

 また先日労政時報セミナーで講師を務めさせていただきましたが、その時受講された方からさらにセミナーの講師依頼などがあり、これも有難いことに年内様々なテーマで講師の仕事が入ってきているため、この連休もその準備で半分くらいは仕事をしていました。
 その中でビジネス・キャリア検定試験を管理職の方に受験してもらうための直前セミナーの講師をして欲しい旨、ある企業からのご依頼を1か月前くらいに受けました。この検定試験を受験したことがないにもかかわらず、試験項目が社労士試験の範囲内であるため大丈夫かなとお引き受けしましたが、過去問を見てみるとこれがなかなか難しい問題がたくさん出題されているのです。

 そもそもビジネス・キャリア検定試験というのはどのようなものなのか、今は耳にしたことがない方が多いのかもしれませんが、これは厚生労働省認定講座修了者を対象として行われたビジネス・キャリア試験を前身として平成19年にビジネス・パーソンを対象にその実務能力を客観的に評価するための公的試験として「ビジネス・キャリア検定試験」にリニューアルされた(…とテキストの前書きに書いてあります)ものです。私が開業したのが平成5年ですがその頃結構社労士試験を合格した後このビジネス・キャリア試験も受けたという方が多かったと思います。しかしその後あまりこの試験の話を耳にすることもなかったので、それほど受験生が拡大されたということもないのかもしれません。

 受験人口が少ないせいか社労士試験と異なり問題集もなければ過去問題も過去2年分しか入手できないという状況で、勉強する方は中央職業能力開発協会の出している標準テキストを勉強するしかない状況のようです。しかし過去問題をここ数日見たのですがテキストに載っているところが必ずしも出題されているわけではなく、出題傾向を分析したところ労務管理・労働組合法関係・紛争解決機関関係・労働基準法の契約・労働時間・年次有給休暇関係・均等法や高年齢者雇用安定法など労働諸法令関係・福利厚生関係の問題が毎年同じ状況で出題されていることはいるのですが、内容は結構細かなところを聞いてきています。
 
 せっかく勉強されるのですから成果として合格してもらえるような直前対策の講義をできるよう準備はある程度できたつもりですが、もう少し予習するつもりです。知識としては役に立つことも多く、確かに社内で勉強していく方法としては良いアイディアだと思うのですが、もう少し勉強のツールがあると良いなあと思いました。当日はできるだけ役に立つ興味の持てる講義にしようと思っています。

我が家にお仏壇が来てから1週間になります。毎朝親たちに手を合わせ「おはようございます」と拝んでから仕事に行くのですが、それはそれで気持ちが引き締まるというような気がします。きっと今抱えている色々な課題も乗り越えられると応援してくれているでしょう。まずは親に感謝することをはじめとして感謝の気持ちがとにかく大切ですね。