京 都 市 内 の 北 西 、 戌 亥 の 方 向 に ひ と き わ 高 く聳 え る山がある。それが愛宕山である。地元の人たちは 親しみを込めて 「愛宕さん」とよぶ。愛宕山の標高は 924mで 、かつての山城国と丹波国の国境に位置し、 京都 市内から臨める山々の中では最 高峰である。愛宕 信 仰は多くの修験者 たちによって各 地に広められ 、近世以降は火伏せ の神、また境 界を守 る 塞 の 神 と し て 広 く信 仰 さ れ て い る 。
民間では、各地に愛宕講が組織され、主に若宮に対する火伏せの信仰で、「火廼要鎮(ひのようじん)」と書かれた神札と樒(しきみ)の枝を受ける風習がある。
民間では、各地に愛宕講が組織され、主に若宮に対する火伏せの信仰で、「火廼要鎮(ひのようじん)」と書かれた神札と樒(しきみ)の枝を受ける風習がある。