2007年3月号解説「ファイトレメディエーション(植物を用いた地盤の浄化法)について」で重金属による土壌汚染対策手法のひとつとして、植物の重金属吸収能力を利用した浄化方法について紹介されたものの中で、ファイトレメディエーションに関して、一部正確性が欠如した表現が含まれていたとして、下記の通り修正されている。
「上記の5種類以外にも放射性物質を吸収する能力も研究されている例があり、それによるとヒマワリの根を用いた水耕栽培試験によりセシウム、ストロンチウムを蓄積することが判明した内容である。」
紹介された事例は、放射性物質を水溶液から吸収して植物体内に蓄積されるものであり、放射性物質を消滅させるものではない。空気中や根の届かない範囲の放射性物質に対する効果は期待できず、全ての放射性物質に効果があるかどうかも不明。また、土壌の浄化には、植物の除去・運搬などの処理を行う必要がもあり、植物を植えたから問題が解決するというものではなく、その処理まで含めた対応が必要であることに留意する必要があること。
※詳細は独立行政法人 土木研究所 寒地土木研究所のホームページを見てください。
http://www.ceri.go.jp/contents/news/20110322.html
「上記の5種類以外にも放射性物質を吸収する能力も研究されている例があり、それによるとヒマワリの根を用いた水耕栽培試験によりセシウム、ストロンチウムを蓄積することが判明した内容である。」
紹介された事例は、放射性物質を水溶液から吸収して植物体内に蓄積されるものであり、放射性物質を消滅させるものではない。空気中や根の届かない範囲の放射性物質に対する効果は期待できず、全ての放射性物質に効果があるかどうかも不明。また、土壌の浄化には、植物の除去・運搬などの処理を行う必要がもあり、植物を植えたから問題が解決するというものではなく、その処理まで含めた対応が必要であることに留意する必要があること。
※詳細は独立行政法人 土木研究所 寒地土木研究所のホームページを見てください。
http://www.ceri.go.jp/contents/news/20110322.html