百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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紅茶  


あまり考えたことはなかったが、そういえば喫茶店でコーヒーはよく飲むが、紅茶を意識的に飲んだことは少ない。
なぜかコーヒーの方が飲みやすく、馴染みがある。
缶コーヒーは意識的に飲まないが、一時期は1日にコーヒーを5,6杯飲んでいたことがある。今は、お客さんがこられた時に畑でドリップコーヒーを飲んでいる(少し贅沢な百姓かもしれない)。コーヒー豆は、大体特価の豆を購入している、450gで500~600円、ということは1杯10円前後ってこと・・・。
コーヒーも安いが、紅茶は○○のTパックになると結構安い・・・。こんな安いものを食として飲んでいても良いのだろうか。
「農家の方ならおわかりだと思いますが、1,000g千円の加工品、まして輸送費が入って、そんな食品、飲んだり食べたりして大丈夫ですか?」といわれると
1,000gで千円の野菜ならまぁまぁ高価だが、加工している、梱包して、輸送しているとなるとおそらくその1/3~1/4程度の価値になり、少し不安になる。
コーヒーも焙煎等の技術で豆本来の味を隠すことは容易らしいが、紅茶は基本的においしい葉をつかっていないのが常識のようで、まして、Tパックになると・・・押して知るべし。
また上等な紅茶(イギリス等ヨーロッパ受けする)は味が強く、日本人には合わないようで、ホンマもんの紅茶で日本人に合った紅茶を捜し求めていたのが、以前紹介した『紅茶の伝道師』で、そんな彼が出合ったのが“ムレスナティー”だったという。そんな彼のこだわりは、その紅茶の本当の香りと味を理解をしていただく、そんな紅茶のファンづくりをするために、お店でのコーヒーの販売を一切やめてしまった。なんとも男気のある、一本芯の通った決断だと思う。


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