百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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小麦の高騰の原因は
ひとつに、小麦の生産量の減少
エネルギー問題を抱え、アメリカの小麦畑はトウモロコシ畑へ変貌し、オーストラリアは2年連続の干ばつで生産高が4割減といわれている。
ひとつに、小麦の需要の増大
中国やインドの景気の急激な拡大と人口増加による需要増。
ひとつに、世界的な穀物相場の高騰
小麦の価格は急騰を続け、生産国の中にはロシアやアルゼンチンなど輸出規制を開始・強化する国も出ており、世界的な穀物需要の増加で、2007年にはアメリカの小麦の在庫は60年ぶりの低水準となる。
ひとつに、政府からの小売売渡制度が変更
製粉会社は政府から年間一定の値段で購入する「固定制」でしたが、2007年4月より、仕入価格に連動して売渡価格が変化する「価格変動制」に移行。
ひとつに、原油価格の高騰
食品を加工したり包装するにも石油が必要。また、船での輸送や国内の輸送についても石油に依存。
ところで、小売売渡制度とは、調達価格に連動して売渡価格を4月と10月の年2回、価格改定月の3カ月前からさかのぼった8カ月の平均買付価格をもとに見直す制度のこと。改定方法は昨年変更されたが、制度自身は昭和27年(1952)に大きく変更されている。外国産小麦については原則、国が直接買い入れて価格を決め、加工業者に販売するということになり、こうした価格形成が今に至るまで続けられていることで、品質の劣る国内産の麦は国際・国内競争力を失い、生産、消費の減少をみることになったのです。


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