百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

アーヘンモデル

2008-04-17 23:10:05 | 環境
化石燃料ベースの発電価格と比較して自然エネルギー発電のコストは、その当時のドイツではまだまだ割高であったため、太陽光発電はそのままでは普及しないということで、設備購入のために必要な資金を発電事業世帯が全額ローンで賄うと仮定し、そのローンの返済原資を発電世帯が自家発電した電力を市の電力公社に売電してえた収入でまかなうこととし、公社の電力買い上げ単価を設備の耐用年数期間にわたり一定の割高な単価に設定することで、元利返済額のほぼ100%を発電事業世帯が売電収入で賄えることを保証し、クリーン発電設備の普及を促した。環境保全を促す政策の促進に必要な電力買い上げ財源を補助金のような[市の一般財源]からの助成ではなく[市民による直接助成金]に頼ったことがこのモデルの革新的な点で、この施策を世界で初めて行ったドイツのアーヘン市にちなんで『アーヘンモデル』と呼ばれている。その後、ドイツでは、この方式を下敷きにさらにバイオマス発電などに対象を広げ、循環エネルギー法として全国を対象に施行したことにより、設置者は銀行から資金を借りて設置しても個人的には経済的に損をしない様になっている。つまり、余剰電力価格の買い上げ価格の上乗せを行なう⇒余剰電力分は化石燃料の消費を減らしていることになるから社会的貢献となる このような考え方はが電力買いげ保証制度、アーヘンモデルなのである。