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百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

小川町の有機農業

2007-08-04 23:53:01 | 農業
今日、小川町の有機農業が『受験の神様(日本テレビ PM9:00~)』の中で紹介される。受験の視点からみて、有機農業とは・・・エコとは・・・発酵とは・・・バイオマスエネルギーとは・・・という通常の紹介ではなく、ドラマの一部で中学受験を目指す小学六年生達が合宿をしながら現代社会のテーマとなりつつある有機農業や循環型社会のあり方を学ぶというストーリーで、有機農業がこういう番組の中で少しずつ紹介されていくことに時代の変化を感じる。
有機農業者にとって小川町は、自然エネルギー(太陽電池、バイオガス)を利用し、化学肥料や農薬を使わない有機農法で農作物を生産していることはつとに有名。堆肥や液肥を利用した土づくりや少量多品種栽培は連作障害をなくし、使用済み植物油から取り出したBDFを用いたトラクターの排ガスは天ぷらの香りがする、バイオマスタンクで発酵させたメタンガスを使った調理場等様々な工夫がされ、それらが環境に配慮しているとして最近評価されている。
永年有機農業を実践してきた金子美登氏のもとに全国から集まってきた方々が、そのまま小川町で独立し、各々が各々の有機農業を展開している。私の認識は環境を重視する農業というよりも、その農業は、その土地その土地の特徴を活かし、環境負荷を出来るだけ小さくし、自然の力(土の力・微生物の力他)を活用した本来あるべき農業の姿の飽くなき追求だと思っている。