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百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

熱エネルギー

2009-09-01 23:37:07 | 環境
最近二酸化炭素を排出しないという点で太陽光発電がやたら注目を集めていますが、太陽電池を製造する工場では、大量の二酸化炭素を出しています。
原子力発電は核分裂の熱エネルギーを使用するため、確かに二酸化炭素の排出量は少ないかもしれませんが、発電所建設やウラン運搬、またその保管にかかるコスト等を勘案すると火力発電より必ず少ないとは言いきれないともも言われています。
火力発電は技術的には難易度が低く扱いやすいといわれていますが、二酸化炭素は排出するし、その燃料は全て輸入に頼らざるをえないという困りモノです。
もっと簡単に手に入るエネルギーはないものか・・・と考えてみると、結構垂れ流しにされているエネルギーがあるようです。断熱があまりされていない炉の壁面や、例えば煙突、簡単には日中のハウスの中や車のボンネット等、熱が発生しているものから熱を取り出す方法(回収する方法)を模索している方々がおられるようです。
僕はあまり意識したことはなかったのですが、様様な熱のカタチを理解し、さまざまな保管・保存の方法を考えてみると、もっとコンパクトな設計でお金をかけなくても身近に余っている熱エネルギーを有効に利用する方法がありそうです。

ゴリラに学ぶ

2009-08-29 20:58:48 | 環境
今年は「国際ゴリラ年」。
ゴリラの個体の減少は一向に留まることを知らない。4亜種のうち、クロスリバー・ゴリラ とマウンテン・ゴリラとイースタン・ローランドゴリラの個体の減少が激しい。研究者は、このままでは30年で80%はいなくなるだろうと指摘している。今やマウンテンゴリラはアフリカ中部の山地の多雨林に約720頭しか生息していないという。
「人間は欲望を抑制できないが、ゴリラはできる。人間もゴリラの生き方を見習うべき」と31年間、ゴリラ研究を続けてきた山際寿一・京大教授はいう。
遺伝子の違いはたった2%に過ぎないというゴリラとヒト。しかし、その世界は微妙にすれ違う。「ヒトがヒトである理由」とは一体何なのか?「ゴリラからみた人間は」どうみえているのか。
○集団でケンカはしない
○弱者をみくびらず
○目を見て対話でき
○欲望を抑制できる 等、
実は我々が学ぶ必要がありそうなことが多々ありそうだ。

同化作用と呼吸作用

2009-08-17 22:19:23 | 環境
植物において炭水化物(糖)は同化作用(光合成)を助け、有機酸(クエン酸、オキザロ、酢酸、リンゴ酸、フマール酸、コハク酸、アルファケトグルタル酸、イソクエン酸、アコニット酸、等)も物質としては炭水化物でありクエン酸回路(TCA回路)を活性化するATP(主体エネルギー)を増やし、微量要素は各々の物質変化(植物体内で起こる)の際の酵素反応を促す役割を発揮する。
実は人間の身体もクエン酸を直接摂取することにより、クエン酸回路を活発にさせエネルギーを産生することができるという。クエン酸は、主にレモンなどの柑橘類や梅干などに多く含まれています。

月面着陸

2009-07-19 22:17:20 | 環境
明日20日で、アポロ11号が人類初の有人月面着陸を成功してから40年を迎える。「ひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍だ。」これは有名なニール・アームストロング 船長の言葉だが、この40周年を記念して、NASAは40年前と同じ時刻に、インターネットを通じてアポロ11号の打ち上げから帰還までの実況中継の録音音声を配信するという。
あれから40年、進歩したものも多いが、後退したものも多い。さまざまな視点で今一度見直す時期を迎えていると思われるが、まだまだ未来はどうあるべきかみえてきていない。
農業もまさしくそうで、どういうカタチの農業がミライにあるべきなのか。農業はやはり資源循環型で環境保全を前提とした有機農業があるべき姿だと思われるが、慣行農法からどう脱却できるか、企業はどう参入すれば勝機が見えるのかまだまだ不鮮明だ。政府は大規模農家の推進をしているが、どう考えてもアメリカやオーストラリアの農業に太刀打ちできるはずはなく、補助金目当ての集落営農が地域を守るとは思えない。小さなサイズの地域農業のモデル化が最も必要に思えるが、如何にその中で儲けられる構図を構築するかがポイントになる。
私は、土づくりや微生物の役割、光や水の神秘性を解明し、今一度各地域ごとの有機の栽培技術をあり方をみつめ直し、流通や加工まで視野に入れた有機の小さなサイズのネットワークづくりを模索したいと思っている。

自然・・・生物多様性

2009-07-14 23:44:25 | 環境
今日ある集まりで「自然…生物多様性」について考えさせられた。
というのは、僕達はあまりにも日々の自然に無頓着、というか無関心になりすぎているのではないかと感じたからだ。改めて考えてみると、朝から夜まで生活している中でどれくらいの生物(草や木々、虫、そして鳥類等等)達と出会っているか全く今まで考えたことがなかったが、そんなことを真面目に考え、真剣に四季を通じてカウントした(その出会った生物達の数を)という方に出会った。
春から夏にかけて出会う生物の数は増えるが、その内容は昆虫は増加するが、鳥類は減るようだ。秋から冬にかけて、今度は出会える生物の総数は減少するが、鳥類は増加するという。
その彼は、幼少の頃、鷹が木の上にとまっている様をみて、ある人に「鷹が木の上にとまっていたよ。」と話した。それを聞いた人に「どんな木にとまっていたの?」と訊かれ・・・木の名前を調べるようになったという。木を調べてわかったことは、木には実がついており、その実を狙って虫が集まっていた、その虫を狙って鳥達が集まってきて、その鳥達を狙っていたのが鷹だったという。
何かの必然性があって、生物多様性が成り立っていることは、重々わかっていたつもりだが、まだまだその内容の深堀ができていない、もっと毎日を真摯に生きれば見えてくる世界が違っているのかもしれない。そんな学びのある夜の集まりでした。    みなさんありがとうございました。

ワクワク、どきどき

2009-07-13 21:26:11 | 環境
ワクワク・・・する時って、どんな時?
どきどき・・・する時って、どんな時??
同じ仕事をするのなら、ワクワク、どきどきしていたい。
同じ仕事をするのなら、やはりその道の先駆者でありたい。
ワクワク、どきどきしない時って、やっばり気持ちが乗らない時、自信がない時、不安な時、すこし避けて通りたい時、・・・。
飛行機を初めて開発して人は明治時代の技術者二宮忠八、彼はライト兄弟が飛行実験に成功する2ヶ月前に既に、人が乗れる機体を完成させていたといわれています。
TVを初めて開発したのは、あのシャープの早川徳次さん。社名の由来のシャープペンシルはもとより、いち早くラジオ受信機、テレビ受像機の試作に成功し社業を伸ばされたといいます。
光ファイバーを初めて開発した人は東北大学の西澤潤一教授で、情報やデータを光信号に変換して通信を行う光通信は、「発信・伝送・受信」の三つの要素から成り立ち、いずれが欠けても成立しないといわれています。驚くべきことに彼は、これらすべてを世界に先駆けて発明・開発して実用化の道を切り開き、「光通信の父」と呼ばれています。
時代が変わるときに生まれる新しい技術、でもそこには人々の計り知れない努力と積み重ね、決して諦めることのない信念と、新しい社会を支えたいという希望がいっぱい詰まっている。
ワクワク、どきどきしながら、前に一歩、前進あるのみ。

パラダイムシフト

2009-06-29 23:05:45 | 環境
パラダイムシフト(paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識(パラダイム)が、革命的かつ非連続的に変化(シフト)することをいう。
最近では、任天堂のWiiをヒットさせた戦略はパラダイムシフトにあるといわれている。ここでは従来からの処理性能の追求から、リモコン型のコントローラーを操作しておこなう体験型のゲームへのシフトをさしている。
農業も大きくパラダイムシフトしているような気がする。
どういう農業へなのかというより、農業自身がさまざまなカタチを容認し、さまざまなカタチの農業が各地で芽生え始めている。例えば、ギャル社長藤田さんのシブヤ米のプロデュースやみやじ豚の宮路さんの率いるこせがれネットワークの考える3K(かっこよく、感動があり、稼げるの三つのK)等、従来から思われている農業をさまざまな角度から改めて眺めてみると、それはいろいろなカタチで活躍できる土俵を持っており、さまざまな業種業態とのコラボが可能で、地域社会の活性化には欠かせないものになるであろう。


紫陽花の頃

2009-06-19 21:18:42 | 環境
梅雨に入ったものの、あまり雨がなく、昨日と今日は30℃以上の真夏日に。
ちっともお昼の仕事がはかどりません・・・仕事は早朝と夕刻に済ませるようにしたいものです。
こんな時になんとも愛らしい紫陽花の花は、首?!を長くして雨を待っているのです。
紫陽花の花は、土壌が酸性になると赤色が際立ち、土壌がアルカリ性になると青色が目立つといわれています。ある意味では正解ですが、そんなに単純なものではないらしいのです。というのは、アルミニウムが花の色を決定づけているという学識経験者もおられ、アルミニウムは酸性の液には溶けやすいが、アルカリ性には溶け難く、このアルミニウムが青色のポリフェノールをつくるのではないかといわれているのです。
私たちに見えているもの、その色の再現は大変難しく、未だにどういう因子の総合がどういう色彩を表現するのか、なかなかデジタルにあらわせないようです。

一点突破!

2009-06-10 23:21:34 | 環境
最も大切なのは
もちろん、品物(製品)の良さ!!そして、
限定して販路開拓を進めることのようだ。
販路開拓は、「何!?そこを攻めるのか!」
初めて聞いた人は、きっとそう思うに違いない
ほど、ニッチではあるが、絶妙な切り口が必要
なのだという。
おそらく成功している企業でも、最初一歩に
は大変苦労されたに違いない。
もちろん、最初は全く相手にされない。
相手にされたと思ったら、・・・
すぐに商談が出来るわけでもなく、
成立しても支払いが遅かったり、
最終的に再度値引きの話が出たり、・・・
当たり前かもしれないが、全くの無名の企業
の悲哀・・・。
実績が出来、紹介していただけるようになると
営業を更に工夫し、一気に同様な販路を攻める
ことに尽きるという。
一気・・・に、
限定・・・して、
徹底・・・して、
同様な販路を攻め続ける。
その時に、あれもこれも・・・それも・・・、
追いかけてはいけない!!
一気・・・に、
限定・・・して、
徹底・・・して、
同様なルートを攻め続けた方が良いという。
あれもやり・・・、これもやり・・・、それもやり・・・、
それでは、なかなか成長はできない。
一点突破!  それに尽きる!! ようだ。


ひかり

2009-06-07 23:05:28 | 環境
ひかりのまぶしさは輝度という。
一方、ひかりの多さ、その量は光量といい、白色の場合、ルックス計で測定、その他の色は、モル計で測定し、PPFの単位となります。
ひかり(光)は波動と粒子の二重性をもち、波動であることを強調する場合は光波、粒子であることを強調する場合は光子と呼ばれ、光が粒子と波の二面性を持った量子である、という点に重点をおく場合は光量子という。それは、光が波でなければ説明がつかない現象(たとえば光の干渉、分光など)と、光が粒子でなければ説明のつかない現象(光電効果など)が、どちらも明確に確認できたからである。
光量子束密度が光の測定の基本で、これは、1秒あたり、1平方メーターあたりの光子の数のこと。光は粒子としての性質も持っていて、その一粒一粒を光子(光量子)といいます。ある葉っぱに太陽の光があたっているとして、その時に、葉に1秒間にあたる光子の数を葉の面積で割った値が光量子束密度です。
光合成の分野では、クロロフィルに吸収されない光がいくら来ても、それはないのと同じです。一般に、光量子束密度を光の単位とした場合は、光子の数を数えますから、赤外光が来ても、紫外光が来ても、1個は1個です。
植物の成長にもっとも必要な400 ~700nm(ナノメートル)の波長の有効光量子で、光合成はその波長領域の光子によって行なわれており、この光を光合成光子粒(ppf: photosynthetic photon flux )と呼びます。