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小沢一郎の底力

小沢は悪者、小沢の政治とカネ、説明責任、豪腕、独裁、ありとあらゆる悪口表現で,捏造記事に悩まされてきた小沢一郎。半端な中傷、誹謗ではなかった。戦前戦後を通じて初めての現象だった。

自民党小泉一派による、民主党への政権を交代させまいとした昨年3月の国策操作から、実際選挙で政権の交代が起きた昨年の8月、さらに新政権の誕生した9月を通過し、鳩山、管の総理引継ぎを経た今日6月17日に至るまで、述べ15ヶ月間、小沢一郎と民主党タタキの新聞報道と、テレビ報道の尽きる事がなかった。

来る日も来る日も『政治とカネ』の合掌で、実際、金にまみれた自民党側から騒いでいるのだから、余計にたちが悪い。

小沢の民主党代表を辞めろと騒げば,結局小沢はやめてしまう。してやったりと、新聞、テレビ、検察、自民党が大喜びで騒げば市中の反応は逆で、民主党への支持はうなぎのぼり、鳩山と代表を交代して幹事長に収まり、とうとう衆院選で大勝利を収め、初めて国民の手による政権交代を成し遂げた。小沢一郎の強運気がもたらした効果である。

新聞、テレビ、検察、自民党清和会は、何とか最後の防波堤たる2010年7月11日の選挙で、民主党を打ち負かし、衆参ねじれ現象を作って国会審議を停滞させ、衆院を解散総選挙に持っていって、揺り戻しを狙い、政権を奪取する。

或いは民主党に手を突っ込んで、反小沢・親小沢と煽って内部分裂を起こさせ、反小沢側と組んで政権を奪取する。・・・そういう読みと作戦を組み立てていると思われるが、財界、米国支配層は最早、自民党に再起能力無しと判断し、現在の民主党と改善を図って、民主党に、旧自民党の働きをさせる作為もあるやに見える。

5月まで普天間問題を解決すると主唱した鳩山は、約束違反の烙印を押されて苦しい立場に立ち、支持率20%を割ったと報道がわめく、自民党側はまたしても好機到来、今度こそ、参院逆転を狙えると大喜び、ここぞとばかりに小沢・鳩山・民主党を攻め立てた。なんと何と、誰もが思わぬ鳩山、小沢のダブル辞任劇。

管総理の誕生で、脱小沢が完成したと新聞テレビが、騒ぐ、騒げば騒ぐほど、民主党の支持率はV字で回復、68%まで上がった。政治とカネは鳩山と小沢を攻撃したもので、二人が総理と幹事長を辞職したので自民党は完全に肩透かしを喰った。攻め手を欠いてしまった。

幹事長の身を捨てて又もや民主党の支持率を劇的に上げる、党のためなら、総理、幹事長も一気に交代させる。麻生太郎〔運気10点〕の任期まで居座りの失敗を小沢一郎はちゃんと生かしている。やはり運気の差である。

立場立場によって利害が複雑に交錯し、まだまだ紆余曲折が予想されるが、すべては参議院選挙の結果次第で、情勢の変化は免れないが、一つだけ確実なのは、参院選の後は『自民党に馬糞の川流れ現象』が起きる事である。

これまで様子見に徹していた自民党議員は次の参院選の敗戦で最早これまで、の決断(自民党脱党)組みが増えてくる筈だ。・・・終わり。



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鳩山由紀夫の不見識

長い間の議員生活で、政権交代を夢見ながら努力してきたのだろうと解釈している鳩山由紀夫について、今回の政権交代は、望みを達成したという点で、政治史に画期的な国民生活第一の本当の民主主義が始っていく事の大きな期待を抱かせた。

民主党の政権になれば、小沢が掲げた『国民の生活が第一』の九本柱の実行を見て世の中は格段に良くなると思い、勢い選挙運動にも力が入った。初めての政権交代が起こったのである。

鳩山の代表で大丈夫かな?という不安があったが、小沢一郎も着いていることだからまあまあ大丈夫であろうと思っていたが、小沢の口出し無用という、鳩山の心変わりについては全く思いもしなかった。

しかし万事に行き詰る運気の34画で、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫と続けて3人も34画の政権行き詰まりを見せ付けらたのである。思い返せば、鳩山は、政治主導を掲げながら、官僚との戦いに敗れてしまった事に成る。

もっと正確に言えば、『官僚と戦うことさえしなかった』のである。

民主党は政権発足前、「事務次官全員に辞表を出せせる」と言っていた。政権交代で政策をガラリと変えるのだから、官僚人事を一新するのは当たり前の事である。

ところが実際には鳩山は政治任用で直ぐ交代できる官房副長官補などの官邸スタッフでさえ、自民党の前政権からそっくりそのまま引き継いだ。その段階で『政治主導』は怪しい姿を現していた。

案の定、高速道路の無料化、後期高齢者医療制度の廃止といった公約がドンドン後退して行く。制度を作った官僚にそのままやらせているのであるから、改革が出来る訳がない。

退陣の直接の引き金となった普天間問題も、同じだ。『県外、できれば国外』と、言う鳩山の問題設定と理念は当然理解できるのだが、外交防衛に対しては外務省と財務省が情報を独占しているのだから、一筋縄ではいかないのは明らかだった。

自民党政権で辺野古埋め立て案決めた官僚に反対の事をやれといっても無理、前と同じ結論しか出せないのは当然だろう。官僚の論理から言っても、最初に次官や局長を代えるべきだった。それが筋というもの。

それでも役所が動かないなら、普天間専任の担当大臣を置き、外務防衛両省から、現行案に関わっていない幹部を官邸に集めて、新しい指揮命令系統で直接米国と交渉し、情報も独自に取る。

政治主導とはそういうもので総理大臣にはそれが出来る権限がある。しかし鳩山は政治主導のために必要な準備を何もしないで、自民党前政権からの官僚に任せた。

つまり官僚依存の道を歩いてしまった。官僚にとっては、まことに都合のいい政権で、最後はボロ雑巾のように捨てられたということである。

この日本に、本当の民主主義はまだ定着しない。小沢が心配した民主党には『未だ政権担当能力がない』ということの意味はここらにある。―完―



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管 直人の大きな勘違い

『菅さん待ってて頂戴ね』という歌があったが{それは、ワンさん待ってて頂戴ね・・・のあやまり}この度の菅直人首相の突然の消費税値上げ論は一体全体どうしたというのだ!!。国民を敵に廻すのか!!

財務省の官僚に手玉に取られている様子ぶりを心配していたが、こうまで腑抜けにされていたとは、あいた口がふさがらないではないか!
国民と約束したのはつい昨年の8月、まだ9ヶ月しか経っていない。

にもかかわらず、消費税を上げる等はもってのほか、

無駄の排除はどうなったのか、?
国会議員の数は今のままでいいのか?
国会議員の歳費は適当なのか?
政党助成金は禁止しなくていいのか?
法人の仕分けはどこまで行ったのか?
天下り禁止の問題はどこまで行ったのか?

とことん無駄の排除をやって、国民の前に努力目標を定めてその結果を明らかにし、『これ程やっても、無駄を省いても、なお足りないからどうしてもこれだけ上げさせて欲しい』というのが順序であろう。

それには時間も要るであろうし、少なくても鳩山が言う4年間は値上げの議論はしないという意味は、その間の『努力をする期間として4年は最低欲しい』というのが真意であったはずだ。

今自民党の崩壊を目前にして、ことも有ろうに民主党の管 直人が、
重大な勘違いをして、まさか自民党には負けることはあるまいと、自民党の言う消費税
10%上げ理論に同調して超党派で値上げを検討し考えようなどと馬鹿なことを言い始めた。

勘違いを通リ越して、『頭に異常を来たした』かと思うしかない。

過去与党が税値上げを打ち出して、選挙に勝ったためしがないのは、長年ムダをやり続けて借金を増やし、安易に弱者にしわ寄せするかたちで、消費税の値上げを考える。

その様なデタラメに反発し、怒りに燃えた国民の意思が投票に反映するからこその現象なのである。

管 直人は自民党相手の選挙だと思っているだろうが、もう自民党は終わっている政党だ。放っておいても今度の参院選後には雲散霧消の党でしかない。

国民こそが大事なのである。その国民に昨年の選挙からたった半年ちょっとで次から次と手のひらを返す民主党のやり方はここ20年で信用をなくした自民党よりも尚ひどいと言わざるを得ない。

前原、仙谷、野田、岡田、枝野の意見に沿う形の馬鹿な考えに基づいた方針転換なのだろうか?菅直人の運気の弱さ{10点大凶名}を心配していたが、まさか内閣発足後、たった七日間で馬脚を現すとは思いもせなんだ国民は、政治家の誰をも信じられなくなってしまうだろう。

『約束を違(たが)えれば己の幸いを捨て、他人の福を奪う』。
倫理学者丸山敏雄の言葉であるが、管 直人は今、『国民と民主党の約束』を破ろうとしている。

ここはやはり、丸山の言葉を理解している小沢一郎の目指す『国民本位の政治』を実行してもらう以外に、国民の幸福と明日の日本はない。

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父の日に寄せて


父が亡くなり、早5年、父の部屋は生前のままで、仕事帰りの私に『ご苦労さん』と話しかけてくれる父の姿が,いまだ目に焼きついています。父は生前、長くて3日、病の床に伏して死を迎えたい、と私によく話していました。

亡くなる3日前まで、複数のヘルパーさんの手を借り、短時間ながら仕事場のイスに気力のみで腰掛けていました。そして最後の3日間のみ,完全にベッドの上で彼岸と此岸(しがん)をさ迷い、自分が言った通りに静かに旅立ちました。

生前私は父に『お父さんは何でも適当なんだから』とよく言ったことを覚えています。父はいつも無言でしたが、きっと内に秘めた男の決意があったに違いありません。

『お父さんは何事も決していい加減にやる男ではないぞ。分かったか。言ったことはきちんと貫く事が男の道だ・・・』

父は娘との今生の別れに仏のような慈悲深い心を持ち、このようなメッセージを残してくれたに違いありません。

今年も父の日が間もなくやってきます。今年は父の遺言の『食べろよ』との言葉通り、仏壇の前で父と食卓に花を咲かせます。私が元気で沢山食べている姿を見たら、父もきっと喜んでくれるでしょうから・・・

河北新報6月18日。くらし欄投稿・大崎市・高校教諭・阿部澄江56歳

心に沁みるいい話ですね。

多くの政治家に読んで聞かせたいものです。


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自民党ボロボロ負け

小沢と鳩山体制なら『間違いなく勝てる』と間違った考えを持っていた自民党幹部は、何を以って勝てるというのか、単にムードでのみ勝手に『勝てる』と思い込んでいたのであろう。

マスコミがデタラメに世論調査という操作した支持率という数字に踊らされて『鳩山・小沢体制ならわが自民党の改選第一党は間違いありませんでした。党の情勢調査では選挙区で32~35議席。比例で13~15議席。40議席は確実で、うまく行けば、50議席に届くかという楽観ムードだったのです』(自民党関係者)

ところが鳩山がまさかの辞任、管新首相に代わり、『祝儀相場も有って民主等の支持率はV字回復、自民党が慌てて情勢調査をやり直したところ、眼を覆いたくなるような惨状に、逆戻りしていたのだ。

『選挙区も厳しいのですが、それよりも深刻なのが比例区です。個人で20万票取れれば、当選確実ですが、今のところ10万票を越えそうな候補者は3人だけ、当選圏内といわれるのは、元巨人軍監督の堀内恒夫と遺族会の水落敏栄。旧建設省出身で建設業界がガッチリ支援の脇 雅史の両現職ぐらい。

タレントの三原じゅん子〔完全大吉名〕は期待したが駄目、ああいう美人タイプは女性に好かれないんだよね』〔自民党関係者〕自民党が山梨出身の堀内を擁立したのは、民主党輿石 東つぶしが狙いとされる。

堀内は東京だけでなく山梨県内にも事務所を開いたし、公示後の第一声も山梨で行うという。山梨選挙区の宮川典子を当選させるため、フル稼働する予定だが、地元での評判はいまいちだ。

「堀内さんは郷土の英雄だし、知名度の高さで当選するでしょうが、選挙の基本がわかっていない。握手は片手でするし、支援者に頭を下げる事もしない。『悪太郎の異名を取った』のが解ります」

堀内恒夫(11・4・10・4)運気10点・大凶悪名
宮川典子(10・3・8・3) 運気100点・完全大吉名
運気の悪い方が良いほうの足を引っ張る可能性があるから宮川は堀内の応援は有難た迷惑かも知れない。

現に『堀内はとに角態度がデカイ。出来れば余りしゃしゃり出て欲しくない』と自民党山梨県連関係者が言っている。

一番の目玉候補がこの通りだから、後は推して知るべしだ。

片山さつき(4・3・3・1・4)   運気10点大凶名
佐藤ゆかり(7・21・3・3・2)  運気10点大凶名
松浪健四郎(8・11・11・4・14)運気10点大凶名
小坂憲次 (3・7・16・6)    運気10点大凶名

以上の衆議院落選組みは見るも無残に討ち死にするだろう。

片山さつき、佐藤ゆかり、二人揃って自惚れが強く、20万票を集めるというが、せいぜい3万票がいいところ、もう過去の人である。

郵政で国民をペテンにかけ、息子に地盤を譲ってさっさと逃げたが、今でも自民党の実力者ぶって陰でコソコソうごめいている小泉純一郎のイメージが余りにも悪すぎるのである。

この参議院選挙を以って、自民党は向こう三年を待たずに政界再編の渦に巻かれ解体に向かうだろう。賢い自民党議員はさっさと沈む自民丸から民主党へ移る事だ。・・・『命あってのモノダネ』という。

政権与党にいてこそ、自分を選んでくれた有権者の為の仕事が出来るのである。



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長生きの秘訣は何か・二・

NK細胞の働きは、朝起きてから徐々に高くなり、夜11時を過ぎると低く成る。深夜まで起きて仕事をしていると、活性度合が落ちる。

このため奥村さんは『深夜から朝方まで、勤務する昼夜運転の勤務形態はNK細胞の活性を低くする』と指摘する。あまりにも厳格な生活は良くないが、かといって昼夜運転の生活も健康を損なってしまう。

また、NK細胞は精神的ストレスに非常に弱い。例えば受験生は試験前に成ると、活性が下がりやすく、風邪を引きやすくなる。こんなときは細かい事にクヨクヨしない事。

友達と会って楽しく話し、気晴らしに好きなものを食べ、良く笑う。そんな過ごし方がいいようだ。

                 ◎R―I乳酸菌。

食べものの中にも、NK細胞の活性を上げるとされるものがある。
キノコや納豆、ヨーグルトの乳酸菌などだ。

大手乳業会社の食機能科学研究所の池上秀二研究員によると、R-1乳酸菌を含むヨーグルトをマウスに与えた所、NK細胞の活性が高くなった。現在、人を対象とした試験も行われている。

山形県舟形町と佐賀県有田町で59~85歳の住民計142人に同種のヨーグルトを1日90グラムを8~12週間食べてもらい、食べない群と比べた。その結果、ヨーグルトを食べた群は食べる前より風邪を引くリスクが低下した事がわかった。

更にインフルエンザウイルスに感染させたマウスに同種のヨーグルトを食べさせた実験では、ウイルスが減るなど、感染リスクを低下させる
作用もあった。

池上さんはこのメカニズムについて、「乳酸菌とその菌が作り出す多糖類がリンパ球の一種のT細胞に働き、T細胞が作る生理活性物質〔インターフェロン・ガンマ〕を介して、NK細胞が活性化するのではないか」

と推測する。ヨーグルトには腸の働きを整える以外に様々な効用があるようだ。
奥村教授が勧める長寿の習慣
1、 よく出歩く。
2、 ゲラゲラ良く笑う。
3、 夜更かしはしない。
4、 細かいことは気にしない。
5、 何でもほどよく食べる。
6、 夫婦仲を良くするなど、異性に関心を持つ。
7、 適度に運動をする、
8、 趣味を持つ。
9、 腹を割って話す友達を持つ。
10、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品やキノコをよく食べる。

                              終わり


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長生きの秘訣は何か

(免疫は真面目過ぎると低下するが、乳酸菌摂取で向上も図れる)

長生き秘訣の一つは癌やウイルスと闘う免疫力の維持といって良いだろう。ではどんなライフスタイルが免疫力を上げるのか。

「『まじめ』は長寿を縮める『不良長寿』のすすめ」〔宝島社新書〕の著者でも有る奥村康・順天堂大学医学部特任教授〔免疫学〕が東京都内のセミナーで講演した。そのアドバイスに耳を傾けてみたい。

「まじめな人ほど早死にする」が奥村さんの持論だ。まじめすぎると自分で何でも抱え込み、手が抜けない。小さなことにクヨクヨし、気持ちの切り替えが出来ない。やがてストレスがたまり、病気に成る。つまり『まじめすぎると免疫力が落ちる』。その良い例がフインランド症候群だ。

1970年代、フインランド政府は比較的裕福な40~45歳の男性1200人を二つのグループに分け、一方は健康管理を確りやり、もう一方には何もしないようにし、どちらが病気が少なく成るかを15年間追跡した。

健康管理を確りするグループは定期的に健康診断を確り受け、血圧の高い人は降圧剤などで治療した。更に塩分や砂糖、アルコールの摂取を控え、運動を行った。

一方、何もしないグループは好きなものを食べ、酒もタバコも自由とした。

15年後、意外な結果が出た。ナント健康管理を確りやったまじめグループの方が死亡率が高く、自殺や、心臓病なども多かったのだ。

奥村さんは『健康管理に余りにも神経質に成ると逆効果。いい加減にやっている方が免疫力は高まっていたのではないか』と推測する。

何事もほどほどに楽しみ、気楽に過ごすのが良い。調査結果には忙しい現代人へのそんな戒めがあるのかも知れない。

                     NK細胞。

免疫力を維持する上で、大事なのがNK細胞〔ナチュラル・キラー〕の働きだ。NK細胞はリンパ球の一種で、体外から侵入したウイルスを撃退したり、癌細胞を殺す働きをする。

人の体内では1日に約1兆個の細胞が生まれ変わり、そのうち、5000個前後が癌化する等、出来損ないの細胞に成る。こうした出来損ないを撃退するのがNK細胞だ。NK細胞の働きが高いと癌になりにくい。

奥村さんはこれをマウスの実験で確かめた。NK細胞のないマウスを実験用に作り出し、死ぬまでの経過を見たところ癌が多発する事を確かめる事が出来た。

動物実験を裏付けるように、人間でも、NK細胞の活性が高いと癌になりにくい、との研究報告がある。・・・二へ



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小沢一郎のこころ・三・

6月2日に幹事長を辞任した小沢が、12日から参議院選の地方行脚を再開した。和歌山で地元連合会長と会談。その後熊野古道の散策を報道陣に公開した。これには見方が様々だが、報道陣の受け止め方はこんな所だ。

「依然連合カードは小沢が握っているというデモンストレーション。更に、自分が擁立してきた参院選候補を見捨てた訳じゃないというエール」―小沢嫌いが多い政治部記者は、「党内の脱小沢の広がりに焦る小沢」という構図を描きたがっている。「孤立する小沢」と解説する記者もいる。

だが、それは違う。参院選のためにダブル辞任を決断した小沢は、民主党の支持率が回復し、参議院選勝利が見えてきた事を誰よりも、喜んでいる。名よりも実を取る男。それが小沢である。

そのことは管首相との距離感についても言える事だ。管との関係にヒビが入っている訳ではない。「ダブル辞任を決めた小沢は早くからポストは鳩山は管と決めていた。経験、安定感、知名度からです。管もそれが解っていたから、小沢の“政治とカネ”の問題では批判めいたことは一切言わなかった。

ダブル辞任を決めた小沢が、間髪を入れず、代表選を4日にしたのは、
後継を管で一気に決めてしまう為でした。時間が空くと前原グループなどが“管さんは小沢に近すぎる”“世代交代だ”等と言って党内を混乱させる危険があったからです」〔民主党関係者〕

小沢グループが管の対抗馬を探したのも前原らの不満分子を管支持へ集結させるための「演出」と言う声さえある。だから、管が「脱小沢」で人気を高めている事も気にしていない。

小沢の視線はすでに参院選後に向けられている。そもそも政局が思い通りに行かなければ、地方行脚再開等せずにずっと潜ってしまう男である。

和歌山に姿を見せ、取材にも応じたのは「このまま小沢が消えてしまったなら選挙はどうするのか」と疑心暗鬼の民主党組織や、自民党から寝返った業界、団体の不安を打消す行動と見ておいた方が良い。

小沢は政治家に裏切られることはあっても、自民党から民主党支持へ変えた企業、団体、有権者を裏切ることはしない。信義を重んじ、政治家としての残り少ない人生を最終の政治目的に向けて全力でその仕上げに掛かるはずだ。

樽床議員が言った通り、423人の一致結束で、参議院選を勝利し、
『国民生活第一』と『国民の手による政治』の実現を図る事が望まれる。

若し、民主党内が管総理を中心に反小沢、非小沢という『みみっちい形』の小沢排除を図り続けるなら、小沢は参院選後にガタガタ、バラバラに成るであろう自民党の中の小沢理解者を吸収して新しい党を作り、目的の達成を謀るかもしれない。

管内閣発足後、官僚を持ち上げ、国民生活第一の本筋から離れかかって、子供手当ての満額支給を怪しくし、消費税率引き上げを狙うかのごとき管の政策は、国民の利に反し、明らかに小沢一郎の政治目的の否定につながるからだ。管の政策は、守旧派を喜ばす政策になり掛かっている。

過去、税の引き上げを明示して通常の選挙に勝った政党はないのである。
自民党は10%の消費税にするという、自殺行為であろう。                                                   -完-


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小沢一郎のこころ・二・

来月の参議院選では、小沢が発掘した直系候補も多く当選してくる。小沢グループが断トツの党内最大勢力である限り、代表選の主導権も簡単に握れるのだ。グループの議員が言う

『問題は二つです。菅首相の人気が9月に成っても高いままならどうするか。もうひとつは検察審査会の二度目の議決が7月中に出て、強制起訴に成る可能性も有る。

だから本人は立候補する気はないし、本気で菅首相を倒す倒す気もない。
政権が崩壊したら元も子もないからです。代表選の場を借り、力を誇示して、事実上の幹事長職に戻れればいい。

当然管氏はその事をわかっているし、恐れているから、参院選で勝っても、小沢さんを更に追い詰めることはしない。参院選が終われば、野党対策や、来年の統一地方選挙対策で小沢さんを重用するようになりますよ』しかし、これはあくまでも小沢サイドの“楽観的希望”である。

管 首相 の本音はどこに有るのか二人の本当の関係はどうなのか。

「国民の不信を招いたのだから小沢幹事長はしばらく静かにした方が、ご本人、民主党、日本の政治にとっていい」3日夜,菅首相が、代表選の出馬会見で吐いたセリフに党内が凍てついた。

『良くぞ言った』は少数で、「あんな事を言って大丈夫なのか」が圧倒的だった。が、小沢グループから目立つ批判が上がらなかった。

そこから、永田町では「ウラで小沢と管の間では打ち合わせが出来ている」と言う見方が有力だ。担当記者が語る。「事前のすり合わせ無しに管があんな事をいきなり言ったら、小沢も小沢側近達も許さない。

代表選は血の雨が降る真剣勝負になっていた.大本命だった管が、そんな危険をわざわざ冒す必要はない。勇気もない。二人の出来レースですよ。
・“小沢さん、キツイことを言わせて貰いますから”・
・“俺を悪者にして構わない”・

といった打ち合わせが当然あった筈です」

だが、その後逆の見方が増えてきた。反小沢の急先鋒だった枝野を後任の幹事長にしたり、党内一の小沢嫌いである小宮山洋子を資金管理の財務委員長にしたりと、小沢への嫌がらせが過ぎるからだ。

「最初の頃の脱小沢はポーズだったかもしれないが、それを前原、岡田、野田、などがまじめに支持し、マスコミの受けもいい。小沢排除を強調したことで支持率もv字回復した。

管は引っ込みがつかなくなり、本当に脱小沢で走り始めた。世論を味方につけておけば、小沢グループも逆らえないと考え始めた。だからマニフェスト変更や、増税路線など、小沢流の選挙戦術と逆のこともやり始めた。

反小沢の神輿(みこし)にエイッと乗ってしまった感じです」〔党内事情通〕管と小沢の関係はどっちが本当なのか。ウラで通じているのか、手を切ったのか。それを知るには鳩山・小沢ダブル辞任の前まで時計の針をもどす必要がある。・・・三へ
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小沢一郎のこころ

6月9日国会内で行われた民主党新旧幹事長の引継ぎ、大勢の報道陣が待ち構える中、小沢前幹事長はスタッフと談笑しながらサバサバした様子で現れた。

『一兵卒として参院選勝利に向け、微力を尽したい』と、会談後のぶら下がり会見にも応じていた。鳩山総理とのダブル辞任後、小沢が雲隠れ状態だったため、「政治生命はこれで終わり」だとか、「9月の代表選に打って出る」とか様々な憶測が飛び交っている。

小沢一郎は今何を考えているのか?小沢を知る人物は、「赤坂の個人事務所に掲げられた一編の言葉にヒントがある」と言う。

それは、日露戦争後のポーツマス条約で和平の仲介役を務めた事で知られるT・ルーズベルト〔第26代米国大統領〕の言葉である。

◎〔重要なのは批評する者ではありません。強い男のつまずきを批判したり、立派な仕事をした者にケチをつけたりする人間でもありません。

真に賞賛しなければならないのは、泥と汗と血で顔を汚し、実際に戦いの場に立って勇敢に努力する男。努力につきものの、アヤマチや失敗を繰返す男です。しかし、彼は実際に物事を成し遂げる為に全力を尽します。偉大な情熱と献身を知っています。

価値有る大義のために全力を傾け、最後には赫々たる勝利を収めます。
例え敗れるときであっても敢然として戦いつつ敗れます。だからそう言う男を、勝利も敗北も経験しない無感動で臆病な連中と断じて同列に並べるべきものではありません〕

『小沢一郎はこのままでは終わらないと思う。彼がやりたいのは二大政党制を根付かせること。党内政局で勝てなければ、二大政党制の大義のために、党を割って政界再編に乗り出す決断をするのではないか、そのときには亀井静香や田中康夫とも組んで自民党にも手を突っ込む筈だ。』

戦わない男は賞賛に値しない。これが小沢の生き様ならば、参院選後、必ず勝負を掛けるだろう。

民主党の代表選挙は9月に行われる。参議院撰で過半数確保なら勿論、50議席台でも、党内は管首相続投で一致、無投票再任とみれれている。だが、地元岩手へのビデオレターで『又先頭に立つ』と宣言したように、小沢が勝負に出るのは間違いない。

関係者が言う『今回の代表戦が終わった4日夜、小沢は129票取った樽床議員を持ち上げ、“後90票でひっくり返ったな”と上機嫌だった。90票を上積みするぐらい簡単だと、自信を見せたのです。実際今回の代表選では小沢は表に出ず、票集めもしなかった。

若し本気でやったら小沢グループ150人に加え、旧社会党グループや鳩山グループを抱き込み、党内過半数を握るのは難しい事ではないのです。』と・・・・二へ
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