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04好意の法則

04好意の法則

 好きな人からの頼みは断りにくい。

 嫌いな人からものを買いたい人はいないはず。

 チャルデイーニの法則の4番目は「好意の法則」です。

これはきわめてシンプルなもので、「人は、好意を持っている人から要請を受けると、それに積極的にこたえようとする」という心理。

 セールスのコツは相手に好かれること」だとよく言われますが、やはり嫌いな人からものを買うより、好きな人から買った方がいいとだれもが思います。

 同じものを買うとして

見積りは安いがとても感じの悪いセールスマンと

 見積もりはやや高いが素晴らしく好感の持てるセールスマン。

 おそらくほとんどの人は後者を選ぶでしょう。

 そこで、セールスの世界では、とにかく相手に好かれようと努力するのですが、詐欺師たちも同じことを考えているのです。

 結婚詐欺に引っ掛かるのは、まず詐欺師が巧妙に惚れさせて相手を骨抜きにしてしまうからです。「恋は盲目」という言葉の通り、被害者は惚れた弱みに付け込まれ、

「実は借金があって困ってる・・・」

「今500万円を渡さないとヤクザに殺されるかも」などといって緊迫感をあおっていくのです。

 「仕方がない」、と一度でも金を渡せば次から次へと要求がエスカレートし、気がついたら財産のほとんどを奪われていた・・・というケースも少なくありません。

 相手が多額の金を要求してきた時点で、詐欺の疑いを持つべきなのですが、相手がこちらの疑念に対して「俺のことをそのように疑うのか、ひどいじゃないか」

 などと逆切れするので「疑って悪かったかな」と思い、なかなか疑念が捨てきれないので、被害が拡大してしまうのです。 続く

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