日々の感じた事をつづる
永人のひとごころ
すでに山本太郎は勝っている
山本太郎はすでに勝っている
(たとえ自分の議席を失っても)
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フリーランスライター畠山理仁
今回の参院選は『山本太郎の勝ち』である。それは『候補者としての勝ち』ではなく、れいわ新選組のプロデュ―サーとしての勝ちだ。これは山本の当落に無関係の揺るぎのない事実である。以下に理由を並べる。
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○先ずは党名。
山本は4月に「れいわ新選組」の結成を発表したが、総務省への届け出は4月1日。
菅官房長官が、新元号『令和』を発表した当日だ。日本では既存の政治団体と同じ名前の政治団体は登録できない。
誰よりも早く届け出ることで、新元号にあやかろうとする他の勢力の動きを封じ込めた。
○続いては、有権者を巻き込む戦略だ。山本は結党会見で『候補者を何人擁立するかは、皆様の寄付額で決めます』と全国に寄付を呼びかけた。
ファンを巻き込む手法はAKB総選挙に似ている。支持者は「推しメンバーを育てるために寄付しよう」と考える。
山本は誰もが当事者として参加でき、結果を楽しみにする仕組みを作っている。
その結果、寄付額は公示前までに2億5千万円を突破。街頭演説の会場でも寄付者の列ができた。高額寄付は少ないが、少額寄付で波紋を広げ、7月19日までに3億7000万円が寄付されている。
こうした寄付者は選挙で大きな力になる。単なる寄付者とは本気度も活動量も違う。その熱がさらに渦を広げている。
○生きづらい日本の象徴である『当事者』を擁立したことも多きい。ほぼ無名の新人ばかりを立てる発想は従来の永田町には無かった。
有権者はますます「政治は自分たちのもの」という当事者意識を刺激された。
○比例で優先的に当選する『特定枠』の1位・2位に重度障害者を据えたことも重要だ。たとえ山本が落選しても、れいわが1議席以上を獲得すれば、重度障害者が国会議員になる。これは歴史的な出来事になるだろう。
○そして最大のカギは『政党要件』だ。公職選挙法では
『国会議員5人以上』
『直近の国政選挙の選挙区か比例区で2%以上の得票』のいずれかを満たせば政党として認められる。政党交付金も受け取れる。
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今回の選挙でれいわ新選組は、政党要件を獲得する筈だ。
そうなれば、今後はテレビも無視できない。山本自身は議席を持てなくても『1年以内』とされる総選挙をみこし、政党代表の立場でメディアを通じて発言できるようになる。
つまり今回の選挙で山本太郎が損をする要素はない。その意味で山本太郎は今回の選挙で、すでに勝利しているのである。
(永人所感)
『れいわと書いた人たちだけで3議席はいきそうだ。それに山本太郎と書かれた票が加わると?・・・お陰様で寄付金は3億9千万円になった。これが民意・有権者の声なのだ。有り難うございました』
新宿小田急の前で行われた最終マイク納めで山本太郎が発言した。
鳩山友紀夫さんの激励メッセージや前川喜平さんの応援演説も最後に加わり、
東京選挙区の野原ヨシマサ氏も当選圏に入ったようだ。政治がいよいよ面白くなる。希望が出てきた。頑張ろう!!
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